宮地区連合自治会の新年会が開催されました。総勢約80名で、各自治会の三役が参加した新年会となりました。連合自治会長からは、辰年の今年は地域として昇りつめたいという抱負を述べ、その後地域の発展を語り合いました。
S会長との話。自治会内に崩れかけている住宅があり、この場所が通学路になっていることから危険性があることの指摘がありました。地元で問題視しているもので、既に教育委員会を通じて通学時には反対側の歩道を活用することを学校から生徒に指導してもらっています。また市役所から何度も現地調査に入ってもらっているのですが、営業している店舗が入居していることから取り壊すことはできない状態になっています。この住宅の持ち主も、老朽化していることから取り壊したいと思ってくれているのですが、賃貸借契約があることからテナントの入居者の退去が難しく、そのままの状態になっているのです。
通学している生徒の安全と地域の安全確保の観点から、この問題に対応しています。
自治会の中に問題についてたくさんの話を伺いました。
例えば、熱心に活動をしている自治会がありますが、そのため役員に反対する自治会員もいるようです。会合では現体制の反対意見を述べているのですが、反対の声が多いのであれば、反対派から執行部体制を整えた自治会を運営してくれたら良いという話もあるようです。しかし反対派から執行部を出すことは難しいような状況だそうです。
ここで学ぶことは、言うことは簡単ですが実行する立場の人は組織運営で難しい舵取りをしているということです。批判や文句は誰にでも言えることです。しかし責任を持って実行する立場には立ちたくないと思っている人が多いもの事実です。
自治会の役員の引き受け手が少ないことや、組織内でも役員のなり手が少ないことがこの事実を示しています。自分の仕事があるのに自治会の役員を引き受けている人は、とても素晴らしい責任を持っていると思います。本来であれば、自分の仕事や自分のために時間を費やしたいところですが、地域のために貴重な時間を使ってくれているのです。そして合議の上で実行していることに対して批判を受けるのはたまったものではありません。
それぞれの自治会役員さんは地域のことに責任を持って自治会活動をしています。役員にもなりたがらない人が役員を批判することは間違いです。批判する限りは自分が役員をする位の覚悟を持って欲しいものです。
今回の新年会は大変盛り上がりました。今の役員体制が行動することに積極的で、地域の安全を守り発展させたいという気持ちが表れているからです。和歌山市で生活している私達の基礎部分は自治会が助けてくれています。生活の基盤を支えてくれているのが自治会であることを認識して、地域の問題はまず地域で協議して解決を図りたいと感じました。
たくさんの皆さんからの意見をお伺いしたことは、これからの活動につながります。ありがとうございました。
最後に、連合自治会長から龍についての話を伺いました。龍は伝説の動物ですが、その特長は地球上の動物の長所を持ち合わせていることで、龍は最強の動物として崇められていると聞きました。連合自治会として、龍のように天高く登れるような1年になることを話し合いました。
和歌の浦を歌ったご当地ソングの万葉歌。歌手のRumikoさんを訪ね、その歌を聞かせてもらいました。和歌の浦の情景が浮かんでくる素敵な歌で、和歌山市から全国に発信したい歌です。自治会新年会の後、和歌山市を語る有志が集まって万葉歌とその歌の背景を聴いて楽しみました。和歌浦を歌ってくれる歌手がいることに感謝します。今日の新春は、和歌の浦の歌で盛り上がりました。