活動報告・レポート
2012年1月9日(月)
新春長唄の会
詩吟の会

関西詩吟文化協会総支部の新春の初吟会が和歌山市民会館で開催されました。今年始めての吟会だったので、各支部で合吟を行いました。私が所属している支部と慶風高校野球部員がペアになって二つ披露しました。新春の式典らしい雰囲気を感じることができました。舞台で詩吟を吟じるのですが、今日は支部全員で行ったためスムーズでした。会員さんは「一人で吟じると緊張するよ」と言っていたように、一人で舞台に上がることになれば、緊張度は桁違いに増します。特に自信のない分野で舞台に立つとすれば、緊張度は格段増します。ですから緊張しないように練習するのであって、練習を行った分だけ自信になりますから、自信を持って舞台に上がれたら緊張感は小さくなるのです。

今回は10人以上での舞台でしたから緊張度は大幅に低下しました。しかも慶風高校の生徒が参加してくれたことから楽しみながら吟じることができました。

今回、慶風高校が参加してくれたのは、詩吟を舞台で披露することによって度胸をつけること。そしてお腹の底から声を出す訓練は野球にも役立つという理由からです。野球部長と話をしたところ、「何でも経験しておくことが部員の将来につながる」と話してくれました。同校の文化祭でも今日と同じ詩吟を披露するそうです。

新春長唄の会

新春お三味線、長唄の会があり参加してきました。今回の新春弾き始めはいつもと違って平成23年10月に二人の新しい名取が誕生したことから、襲名披露も兼ねて行われました。新春と名取の誕生のふたつの嬉しい出来事がありました。

新しい名取の二人が長唄を習い始めたのは5年前の平成18年のことです。5年前に習い始めた新人の二人が、同時に名取に認められ襲名披露ができたことは素晴らしいことです。

昨年の二人の嬉しい出来事を聞くと、「家元のところで名取の試験を受けられて名取になれたこと」、「浜松の舞台に立てたという経験をしたこと」、「伝統の和歌祭りで演奏ができたこと」を挙げてくれました。

嬉しい出来事がある度に幸せが増えます。名取の二人は日常の中で、長唄を習い始めたことから得られている嬉しい出来事に接しています。好きなことをして幸せになれることは素敵なことです。

「習い始めた頃はまさか名取披露の場に自分がいるとは思いもしなかった」と話してくれたように、二人は夢のまた夢の時間を過ごしたのです。

誰でも最初は新人です。そこから年月積み重ねて上達し、やがて家元から認められるまでになるのです。二人が要した時間は5年間という年月でした。5年間やり続けることは簡単なことではありません。何でもそうですが、見る側は楽なものですが、する側は大変なのです。演奏や長唄であれば、その舞台の一人にお客さんの視点が集まるからです。一人で多くの人を相手にすることは精神的にも技術的にも大変なことなのです。

そして舞台に立つまでには長い時間を経ています。時間を掛けて技術を習得し精神を鍛錬して今日に至ったのです。

新しい名取の誕生を心からお祝いいたします。和歌山県の文化価値を更に高めてくれるように期待しています。

就職活動

平成23年4月の新卒者の就職はほぼ内定が決まっています。今日会った学生も就職が内定していますが、和歌山県外での内定です。家族と本人の希望は和歌山県内なのですが、県内の就職事情は厳しいため県外に行くことになっています。和歌山県内で就職を希望している学生でも、地元で仕事が見つけられないのです。若い人が和歌山県から出て行く循環が続いています。

この連鎖を断ち切りたいものですが、企業が少ない上に採用が少ないので難しい問題です。子どもが学校を卒業したばかりの両親はまだ若いのですが、誰でも同ように年を重ねていきます。子どもが県外での仕事で落ち着いた後は、年老いていく両親だけが和歌山県に残されることになります。この状況で県土発展の将来予測は立ちません。県土発展の基本は仕事があること、家族で幸せな生活を過ごせることにあります。

同じ家で生活していると言い合いをしますが、喧嘩をしていても親子一緒に暮らすことが幸せなことだと後で気づくことになります。そんなささやかな幸せが感じられない環境を作り出していることに気づき対策の必要性を感じています。

懇親会

夕方からは懇親会に参加しました。新年会を兼ねての懇親会に、今年の夢を描いている嬉しいメンバーが集まりました。福祉や教育関係者が集まり、今年の抱負を話し合いました。明るい展望を切り開けるように取り組んでいます。

宵戎

津秦天満宮の宵戎のお手伝いに行って来ました。地元自治会から交通安全の見守り隊として参加したものですが、商売繁盛を願って多くの人が参拝に訪れていました。鎮守の森にある神社が各地に存在していることが日本の伝統であり文化です。今も大切に守り、未来につなげることが大切なことで、この伝統を地元が大切にしていることを嬉しく感じます。終了後、地元自治会長事務所で懇親会を行いました。