新年最初の和歌山ゴールドライオンズクラブ例会に出席しました。例年よりも一週間早い例会だったことから参加者は少なかったのですが、新年を感じる内容になっていました。会長、幹事さんお疲れ様でした。例会では昨年末の家族例会の収支報告、今年の地区大会の日程などが報告されました。
またライオンテーマーからは、健康づくりは何よりも大切なことであり、毎日、健康を意識した取り組みの必要性を話してくれました。一日だけならランニングやウォーキングはできますが、それを継続させることは簡単ではありません。そう言えば、昨年の例会でライオンテーマーから、簡単な健康体操を教えてもらったのですが、それを毎日実行している人は少ないと思います。私も実践できていないのですが、それを継続していたらもう一ヶ月経過していますから、随分健康力が向上していると思います。月日の経つのは思っている以上に早いものです。気がついたら一ヶ月が経過していることがあります。新しいことを学んで実践しなかった場合と、実践した場合の差は大きいものがあります。
昨年教えてもらった健康体操は1分時間があればできるものですが、それでもできていないのは関心がないのか、自分が健康だから必要ないと思っているのか、または忘れているかの理由です。関心がなければ実践できません。いま健康であれば必要性を感じません。しかし忘れているのであれば紙に書いて貼っておくなどの対策によって歯止めが講じられます。必要なことは忘れないように工夫することで、気持ちを実践に向かわせることが可能です。
中国からお客さんを迎えました。旅行会社、貿易会社、金融関係者などが和歌山市まで来てくれました。それぞれ目的があり、和歌山県としても同国との絆を強くしたいので共同して実践できる内容について懇談しました。成果が発揮できるのかどうかは、これからになりますが、今回のご縁を大切にしたいと考えています。
人の心と行動は球体である必要があります。真ん丸い球体であれば、どの面から見ても同じ姿ですから、特定の集団と交わることはありません。ところが球体に歪が生じると、バランスが崩れます。歪んで距離が近くなる団体が出てきます。そこと接近することによって他との関係がおかしくなったり、特定の団体に便益を図ることも生じます。
団体によっては歪が生じているため、利益で強固な関係が結ばれていることがあります。良い関係であれば問題はないのですが、社会的に許容されていない団体との関係が強くなると問題が発生することになります。
人生の先輩から、幾つかの事例を基にして説明してもらいました。転落することのないように球体でいることを勧められました。「片桐君は問題はないけれどもね」と最後に笑って話してくれましたが、心を球体に保つように心掛けます。
ある方から、文化的価値を理解しているトップはいないので、和歌山県内の文化財の価値の発信の取り組みは遅れていると指摘がありました。大正時代までは和歌山県は全国でトップレベルの経済圏であり裕福な県だったことを知らせてくれました。経済的に豊かであることは貴重な文化財を保有していることと関係があり、それらの文化財が散乱してしまったことの反省や、文化レベルを上げるために必要なことに関しての指導をいただきました。
和歌山の歴史や当時の文化財の価値について学ぶことができました。しかし奥が深いものであり、年月を掛けて勉強する必要性を感じています。埋もれた歴史を知ることは楽しいものであり、歴史の中での人間の活動を知ると、偉人であっても私達と変わらないことが分かります。
偉人であっても辛い時にはやはり辛かったのは私達と同じですし、怠けたい時は怠けていたのも私達と同じです。また一人で偉業を成し遂げた人はいないことも知りました。歴史に残る偉業の全ては共同作業だったのです。問題は共同作業をしたメンバー構成にあります。時の権力、資金援助者、実戦部隊、そして歴史に名前を刻む人と陰の人などがチームを編成して偉業が成し遂げられてきたのです。
昔の人の能力が今の人よりも格段に高かったのではなくて、うまくチーム編成を行い持ち場で能力を発揮したことから歴史が築かれたのです。それは歴史が進行している今と同じです。私達はもっと自信を持って、そして時には休んでも、怠けても問題はないことを知り、決めるポイントで行動すべきものです。偉人の多くは、活躍した期間は短いのです。生涯に亘って活躍している人は少なくて、生涯の中の一時期に輝いた人が歴史を刻んでいるのです。
そう思うと会社生活の40年をずっと活躍しようと思うには長すぎます。実力を発揮する時期は必ず訪れます。その時にやるかやらないかで人生の価値は決まります。私達はやる時に備えて実力を蓄えているのです。だから、やる時にやることが重要なことで、やる時に逃げてしまうと会社の歴史にも、自分の人生にも足跡は残せませんから後悔の残る人生となります。
実力が発揮できる環境に身を置けるのは一時期です。その一時期を逃さないように、そしてその時のために実力を磨くことです。40年も頑張らなくて良いのです。頑張る時のために基礎力と応用力を身に付けておきたいものです。