活動報告・レポート
2012年1月1日(日)
元旦

新年あけましておめでとうございます。こうして穏やかな新年を迎えられたことを幸せに感じています。本年もよろしくお願いいたします。

1月1日という新しい月日を迎えると何かが始まる予感がします。素晴らしい予感の通りに現実がついてくることに感謝しながら、目標を掲げて言動一致を目指して行動をいたします。皆様方からのご指導とご支援をお願いいたします。

元旦の日、午後1時から新年拝賀会にお招きをいただき出席いたしました。参加された皆さんと共に新春をお祝いできたことを嬉しく感じています。また挨拶の時間をいただきました。挨拶の主旨は次の通りです。

皆さん、新年あけましておめでとうございます。皆さんと新年拝賀式典をお祝いできることを心から嬉しく思っていますし、元旦からご一緒できることに幸せを感じています。

さてお正月は日本という国を特に意識します。国内にいると世界の中の日本の存在がどれだけ凄いのか分かりにくいのですが、日本という国の素晴らしさを今一度意識していただき、誇りを持って難局に立ち向かいたいと思います。昨年末、オマーン国に派遣されている友人と懇談する時間がありました。約2時間、ゆっくりと話すことが出来ましたが、オマーン国において日本がどれだけ尊敬されているのかが分かるものでしたので、是非ともお伝えしたいと思います。馴染みがない方も多いと思いますが、オマーン国はアラブ首長国連邦とイランの間にある国で、日本との関係は深いものがあります。それはこの国が産油国で、わが国はこの国から石油を輸入しているのです。日本からすると小国のように思いますが、とても豊な国で日本の常識からすると信じられないことがあります。税金はゼロ、医療費はゼロ、教育費もゼロですから、豊かな生活がここに存在しています。

ブータンも豊かな国ですが、オマーン国も豊かな国なのです。資源のある国の強みを生かして豊かな国を築いているのです。生活面ではガソリン1リットルの価格は約15円ですから日本の約10分の1の値段ですから羨ましい限りです。

私達は知らないのですが、こんな中東の国から日本は尊敬されているのです。石油採掘に日本の技術が貢献していますし、教師も派遣して教育水準の向上に貢献しています。そして昨年の天皇誕生日の新聞記事を見せてもらったのですが、天皇の誕生日を祝う記事が一面から4ページにわたって掲載されているのです。歴史と伝統のある日本という国を尊敬していることが分かります。

オマーン国のように日本は資源がありませんが、国としての伝統があります。国民は誠実で礼儀正しさを持ち合わせおり、また伊勢神宮に象徴されているように神様が宿る国でもあります。太陽が存在して地球と調和しているように、人間と自然信仰の神様が調和している宇宙の法則に則った国であることも尊敬されている理由だと思います。

エネルギー資源がない分、わが国は世界に誇れる伝統と格式で世界から尊敬される国であり続けることが、これからも歴史を重ねていくことに必要なことなのです。経済危機を脱出することは命題ですが、欧米の一部の国のように経済一辺倒の道を行くことが尊敬されるかどうかは疑問です。わが国が持ち合わせている伝統と格式を継続させることが、世界の中の日本として必要なことだと皆さんにも感じて欲しいところです。

日本は精神的に豊かな国であり続けることが尊敬され続けるために必要なことであり、その高い精神性を通じて世界に貢献すべきなのです。

この国で皆さんと一緒に新年をお祝いできることを嬉しく思いますし、1月1日の日の喜びを、12月31日まで持続させ、この年末も皆さんと一緒に明るい自分史で締め括れたら最高です。

ところでわが国で足りていないものはリーダーの存在です。歴史を刻んでいる現在においてはリーダーの存在が求められていますが国レベルでは出現していません。私達は伝統と格式に相応しい国のリーダーを求めています。改革という言葉は言い尽くされた感がありますが、改革を託すことの出来るリーダーの出現を待望しているのです。和歌山県においても状況は同じで、今の危機を脱してくれる期待感のあるリーダーを求めていると思います。大阪市の選択がそれを証明してくれました。地方都市においてもスピード感と時代のセンスのあるリーダーの出現を期待していると思います。そんな都市としての基礎力を身につける1年でありたいものです。

平成24年は期待の年になります。お正月を幸せに感じるように、新年という真っ白い時間を幸せで埋め尽くせる1年を、皆さんと一緒に築いていきたいと思います。平成24年が素晴らしい年であったことを年末に報告し合えるように、期待を込めて拝賀式の挨拶とさせていただきます。皆さんと新年をお祝いできることに感謝しています。ありがとうございます。

平成24年も素晴らしい出発をしました。これから迎える365日に期待をいっぱい感じて、新しい年を始動させました。