活動報告・レポート
2011年12月20日(火)
議会報告会
メディア・ユニバーサルデザイン

一般質問で取り上げたメディア・ユニバーサルデザインに関して、同協会和歌山支部と県当局とを交えて打合せを行いました。内容はメディア・ユニバーサルデザイン導入の必要性を説明したこととガイドライン作成についての今後の進め方を協議したものです。言うまでもありませんが、色覚特性、高齢者向けの対策がメディア・ユニバーサルデザインではなくて、情報を伝えたい対象があれば、その全ての人に伝えられる工夫をして情報を発信することがメディア・ユニバーサルデザインの考え方です。ですから高齢者福祉や障害福祉の部門だけが携わるものではなくて、県庁の各部署を対して横断的に仕事ができる部署に所管してもらうことになりました。

従来、メディアの部門がユニバーサルデザインの考え方を取り入れなくても生命に支障が少ないことから導入が遅れていました。ところが東日本大震災や台風12号による紀伊半島大洪水の被害によってハザードマップの必要性が再認識され、より見易い、情報を把握できる、そして避難可能なマップにしなければ生命に関わる事態も生じる恐れがでてきました。ですから早急にメディア・ユニバーサルデザインの考え方を取り入れた媒体にすることが必要なのです。

そんな話し合いを行い平成23年度の下期にガイドラインの概要を固める作業に入ることを確認しました。

絵画教室

希望者に水彩画を教えているのがTさんです。Tさんの教え方を見て驚きました。技法や色彩の方法など企業秘密的な技術やノウハウを惜しげもなく伝えているのです。独自のテキストも作成して、それを元に生徒に全てを伝えています。Tさんに伺うと、「身につけたものを持って死ねるものではないので、私を慕って来てくれている生徒に伝えたい」と答えてくれました。

このように、どこの教室に行っても教えてくれないだろうなと思う教室を開催しています。テキストの一部をいただきましたが、そこには素人でも良く理解できる基本を伝えてくれています。

生徒の一人に聞いたところ、「ここで学んだ方が教室を終えると全員が笑顔になっています」と話してくれたように、水彩画を学んだ後の顔が違っているのです。生徒は幸せな笑顔になって家に帰っているのです。そんな幸せな笑顔を見ているTさんは、生徒をもっと幸せにしたいと思って、次の教室の計画を立てているのです。

幸せを分け与えることは、相手からも幸せをいただくことになります。そんな素敵な循環がここで起きています。

そして教室の時間は午後1時から午後5時までとなっています。通常は2時間程度なので、一回当たり倍の時間学べています。それだけでも進歩に違いが出ます。初心者でも早く技法を習得し、自分が思っている絵が描けるようになります。水彩画教室にお邪魔をして、こちらも幸せな時間をいただきました。

議会報告会

午後7時から10時まで議会報告会を行いました。参加してくれたのは約50人の皆さんで、クリスマス会を兼ねた素敵な集会となりました。皆さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

議会報告と歓迎ライブ、そして大道芸へと続き、最後もライブで締め括りました。何とも優しい、和やかな雰囲気に包まれた最高のライブでした。

さて議会報告では、始めての方も多く参加してくれたので、議員の役割についてから説明しました。以下、報告会の内容を抜粋して伝えます。

今日は年末のお忙しい中、そして夜道の暗い中、お集まりいただきましてありがとうございます。心から感謝申し上げます。今日の集会はとても素晴らしい雰囲気になっています。音楽活動を通じて地域を元気にしている方、子どもの英語教育を通して地域活性化させようとしている方、私の議会報告会に参加してくれている方もいます。そんな今まで関わりのあった皆さんも来てくれていますし、一度聞いてみようと思って参加してくれた人もいます。今日、主催してくれたMさんの自宅では、昨年3回、今年も3回、県政報告会を行っています。議題は、道路、防災、予算の見方、和歌山県に夢を与える政策などがありました。報告と質問を通じて勉強している仲間も参加してくれています。そんな多くの輪がつながったような雰囲気がありますから、ここを核にして和歌山に元気を発信していけると感じています。 さて今日の本題に入ります。議会が何をしているのか、その役割は良く分からない人が多いと思います。報道で見ていると議員は悪いことをしていると感じている人もいると思います。でそのように議員について誤解している人がいると思います。実は議員とは権限や予算執行権を持っていないのです。権限や予算執行権を持っているのは地方においては知事や市長です。つまり県庁や市役所がそれを持っているのです。行政権に権限がありますから、地方自治体が権力であり予算を持っているのです。それに対して議員とは、その権力と対峙する立場にあります。民意という言葉や私達の代表者という表現が正しい存在なのです。私達の代表として権力に向かっていく、権力を監視する役割を持っているのが議員で、決して権力そのものではないのです。

そのため私達の意見を県庁や市役所に持っていく役割、議会を通じて私達の思いや考えを地方自治体の仕事の中に取り入れることがその役割なのです。権限に民意という歯止めを掛けることや、権限と対抗する力が議員なのです。私達の味方、仲間だと思ってくれる位が良いのです。

権力に向かっていく存在だと認識してもらって、来年も議会報告を続けますので、参加していただき意見をもらえたら反映できる機会が増えます。一緒に地域のことを考え発展させていく輪を広げたいので、これを機会に更に発展できる会にしたいと考えています。

そして和歌山県にチャンスが到来しています。大阪都構想という大関西圏を作りあげていく過程が始まったと言えるからです。和歌山県がどれだけ頑張っても、東京や大阪の経済が停滞しているのに和歌山県だけが飛躍的に発展することはありません。和歌山県が発展するためには大阪が今よりも発展すること、関西圏の経済が向上することが絶対条件です。ですから大関西圏としての活動に向かわなければ、これからの発展はあり得ません。和歌山県も大関西圏の一員ですから一緒に上って行けるのです。私達は意識しているか、していないかに関わらず、大改革の渦の中に巻き込まれていることを意識して欲しいのです。巻き込まれているのであれば傍観者ではなくて主体として関わる方が楽しいのです。厳しくてもその方が楽しいのです。関西が動き出す絶好の機会が到来しています。和歌山県が、そしてそのことを知った私達が大関西圏の中に入るべきなのです。和歌山県の果たすべき役割は、観光、一次産業、医療、そして教育などが考えられます。和歌山県のこれらの分野は実力があるので、大関西圏の中での役割を与えて欲しいと突きつけることも必要です。その源泉が私達の活動ですから、この絶好の機会をチャンスと捉えて下さい。

これから一緒に活動できることを楽しみにしながら、今日もクリスマス会も兼ねた集会を一緒に楽しみたいと思います。最後まで何卒よろしくお願いいたします。

以上議会報告を行った後、ライブへとシナリオは進みました。

ライブは東京から応援に駆けつけてくれたChuriStaの二人です。メンバーは佐野安佳里さんと中村康太くんの二人です。上品でパワフルで、そして親しみのあるライブを繰り広げてくれました。クリスマスの雰囲気の中に懐かしい響きを感じ、そしてオリジナル性の溢れる構成でした。二人のライブにスペシャルサンクスです。

二人はこれから京都、東京、横浜へと移動し、年末に再び和歌山市内でライブを行います。和歌山県が大好きな二人が和歌山県の観光にも一役買ってくれています。東京のライブで「まけるな!!和歌山」のステッカーを配ってくれているのです。今日も沢山のシールを持って会場で配布してくれました。

若い二人がこれからの日本の音楽シーンに登場してくれることを期待しています。がんばれChuriSta。そんな応援ムードが広がりました。