活動報告・レポート
2011年12月10日(土)
三文の徳
三文の徳

午前8時、研修見学会に向かうバスを見送りに行きました。少し早い時間に集合場所に到着したところ二人の方に会いました。一人は元市役所の部長です。本当に懐かしく思い少し懇談しました。もう9年前になります。市議会議員として送り出していただいた時に現役部長で、当時、行政実務を知らない私にも親切に対応してくれました。複数の部長職を歴任して定年で市役所を退任しました。

後になって知ったことですが、ずっと以前の市長が、和歌山市役所が官僚と同等の政策を立案できるようにと優秀な職員を複数人採用したのですが、その中の一人でした。その新人職員の方々が成長し、やがて幹部職員になったのです。当時新人市議会議員の私にとっては、そんな凄い部長の方々と接することができ導いてもらえたのですから幸せなことです。人は誰と出会うかによってその後は左右されます。振り返ると恵まれた船出でした。

久し振りの会話に心が躍りました。そして元部長がバスに乗り込む間際に「応援しているから。もっともっと目指して下さい」と声を掛けてくれました。時々、元市役所の皆さんとお会いすることがありますが、皆さんとも同じように期待を込めて話を聞かせてくれます。これも幸せなことです。

またバスの待ち合わせ場所は市内料理店の駐車場前でした。そこでご主人さんが歩道の清掃をしていました。暖冬の影響で今が落ち葉の季節になっています。落ち葉となった銀杏の葉をほうきで掃いているのです。秋色の光景の中の清掃シーンはきれいな光景でした。

ご主人さんは早朝から約1時間、清掃を行いました。近隣の皆さんのためにまちをきれいにしてくれています。

早起きは三文の徳とも言いますが、土曜日の朝に出会う光景は日常とは違う光景で幸福を感じます。

何事もなく

Tさんと懇談の時間がありました。今日も仕事に出掛けるところでしたが、節電や原子力の話に及びました。電力が不足していることから企業活動が停滞に向かっていること、そして平成24年の夏も電気が不足すると予測できますから、こんな状態が続くと企業の海外移転が加速する可能性にも触れてくれました。

今まではあって当たり前の電気ですが、供給力が不足すると問題が起こり始めています。何とも思わなかったことが足りなくなると問題になります。何事も問題がなく推移していることが世の中にとって大切なことであり、何事もないように支えてくれている人の存在に感謝したくなります。

噂話

続いて教育関係者と懇談しました。朝の早い時間でしたが、保護者や生徒も懇談に来ていて活気がありました。そんな中、先生と話をする時間がありました。生徒の中で起きた問題ですが、私達も気をつけたい話がありました二人の生徒の間で意見の行き違いがありました。仮にAとBとします。行き違いがあったことに腹を立てたAは、Bのことを第三者である生徒Cに言いました。「Bはこんな悪いことをしている」と。何も知らないCは、その話を信じ、他の生徒にも伝えたところ、あっという間に噂話として広がりました。

やがてBにもその噂話が伝わり、情報の発信元がCだと分かりました。BはCに直接話をしたところ「Aから聞いた」となり、その話は全くのデタラメ話であったことを伝えました。それからAの言うことは誰も信用しなくなったのです。

火のないところに煙は立たないとも言われますが、噂話は火のないところにも煙を立たせるのが特徴です。誰が発信元は分からない噂話は信じないことです。時々、噂話が元で大変なことになったので何とかして欲しいと依頼される場合があります。そんな時は「その噂話の発信元は誰ですか、」または「誰から聞いたのですか」と質問することにしています。大抵の場合、発信元は不明であり、場合によってはその場で都合の良い方向に作り話をしていることもあります。

情報は誰からのものか、信頼性はあるかどうかを確認してから動かないと、落とし穴に入る場合もありますから、気をつけたいものです。噂話を信用してはいけないのは生徒の間の話だけではなくて、大人にとっても同じことがいえます。

懇親会

夕方から懇親会に参加しました。二つの会を掛け持ちしたため、終了時間は午前をまわっていました。会では英語教育の案件などを中心に懇談しました。どうしても英語教育が話せるようになるまでには至っていないので、和歌山県から改革をしたいものです。