活動報告・レポート
2011年12月7日(水)
一般質問初日
一般質問初日

県議会定例会において今日から一般質問が始まりました。登壇したのは4人の議員で、防災対策やTPPに関する県への影響などについて質疑が交わされました。TPPに関して和歌山県への影響は次の通りです。

参加した場合の影響。農林水産物への影響として県内生産額は約136億円減少します。お米や温州みかんなどの農産物で121.3億円の減少、畜産物が13.7億円の減少、水産物が1.3億円の減少、林産物が0.08億円の減少で、合計136億円の減少となります。

一方食品の輸出として、みかん、柿などで350万円が増加する見込みです。

一方TPPに参加しない場合は工業分野への影響として約137億円の減少となります。内訳は輸出機会が19億円の減少、電機、電子向けが66億円の減少、一般機械向けが52億円の減少となる見込みです。

昼間には和歌山県議会スポーツ振興議員連盟総会が開催されました。今回は第66回国体、おいでませ山口国体の結果と今後の競技力向上に関する取り組みについての議論が交わされました。

山口国体の総合成績は43位でした。前年度の千葉国体の成績が37位でしたから順位を落としたことになります。平成27年の紀の国わかやま国体まで後4年となった時点で、42位に低迷している現状は危機的なもので、現時点では地元開催での総合優勝は厳しい道程となっています。

今後の取り組みを強化することが必要となっています。対策としては、優秀選手、優秀な指導者の確保。臨時雇用を含む企業等への選手雇用の依頼。指導力が高く実力のある中央競技団体のコーチによる指導を数多く実施すること。中学校、高校強化指定校における指導者の適正配置。中学校1年生、2年生の優秀選手の確保と県外流出防止。中学校に部活動がなく選手数が少ない競技における優秀選手発掘などに取り組みます。

これから対策を講じて競技力の強化を図りますが、厳しい状況にあることは確かです。選手の育成、競技団体への支援とも取り組みが弱く、総合優勝を目指すためには人材も予算ももっと必要です。

ある競技団体に聞いたところ、「地元国体開催を控えているのに、これだけ強化対策も強化費も支援してくれない県はない」というものでした。「このままでは優勝できることはない」という談話もあり、競技団体の要望を聞き入れながらもっと連携を図る必要があると感じています。

懇談会

懇談会に参加しました。同じテーブルの皆さんとの話の中で圧倒的に多かった話題は大阪維新の会のことでした。ご婦人方は「大阪維新の会を応援しています」という意見が圧倒的多数で、政党よりも人物、期待感を支援していることが分かります。また「和歌山市と違って大阪市が羨ましい」という意見もありました。ただ政治への関心が高まっていることは嬉しいことです。

懇親会

夜も懇親会に出席しました。相馬会という30年間も続いている懇親会ですが、ここには大阪府議会議員、兵庫県議会議員、大阪市議会議員、神戸市議会議員なども出席していました。挨拶では大阪維新の会についての話ばかりでした。大阪維新の会の議員は迅速な改革を訴え、既存政党の議員は、改革を急ぎすぎると危ないので慌てないで欲しいと訴えていました。

また平成24年に予定されている神戸市長選挙や京都市長選挙への影響に関しても話題が及び、「影響はないと思うけれども現時点では分からない」と答えていました。関西一円に今回の選挙結果の影響は広がっているようです。

私からは、大関西圏の中に和歌山県も入っているので、関西広域の中で役割を果たして行きたいことを挨拶で伝えました。大阪市内での会合だったので雰囲気は違いましたが、他の地域の議員との交流を図りました。