活動報告・レポート
2011年12月5日(月)
エネルギー調達
エネルギー調達

省資源国であるわが国はエネルギーの確保が最重要課題です。停止中の原子力の稼動が見込めない状況において、エネルギーの調達への苦労があります。例えば天然ガス。わが国は世界で一番高い天然ガスを買っています。天然ガスの供給国と価格交渉をしていますが価格は高騰しています。理由は複数の要因があるため特定できないのですが、一つは原油価格と連動していること、もうひとつは原子力発電が次々と止まっていることから代替エネルギーを求めていることを見透かされている、そして島国であることから天然ガス産出国からパイプラインを敷くことができないため、どうしてもLND船での海上輸送に頼る以外選択肢がないことなどです。

要因は複合的ですが、いずれにしてもエネルギーが不足すればわが国経済は成り立ちません。そのためエネルギーを調達している方々は大変な苦労をしてくれています。陰でわが国のエネルギー重要を支え、そして経済を支えている人の存在があるのです。

表面的な仕事ではないので知られていませんが、安価でしかも安定的にエネルギーを確保する仕事はとても重要なものです。

そのためエネルギー源はある程度多様化させておくことがエネルギーの安定供給につながります。最近はバイオ燃料も活用されています。その中にパーム燃料もありますが、そんなエネルギー源の活用も図りたいものです。

ところでパーム燃料はインドネシアも原産国のひとつで、インドネシアから中国や韓国そして日本も輸入しています。新しい燃料ですから機器への対応の検証や特性を調べる必要があるのですが、エネルギーの多様化を図る意味からは期待できるものです。

元々インドネシアは原油産出国で原油を輸出していましたが、経済成長に伴って自国で原油が必要となり輸出量は減少しています。同国から来てくれた方は、「インドネシアの国内経済を優先させるか、それとも原油を輸出して外貨を獲得するのかの議論が交わされている」と話されていました。開発途上国も経済成長を図っています。今まで輸出していたエネルギー資源を自国で活用を図るように転換していきます。加えてインドネシアは中国、インド、アメリカに続く人口を抱えていることから、これから更に経済成長が見込まれエネルギー消費量が伸びると思われますから、原油の輸出が増加すると考えにくいのです。

わが国のエネルギー需給率はわずか4パーセントに過ぎません。今後もエネルギーを輸入に頼っている状況が劇的に変化することは考えられません。そのため純国産エネルギーの開発や再生可能エネルギーの導入、そしてバイオ燃料の導入などの選択肢を拡げる時期にあるようです。

専門家の皆さんとの協議はとても有益で、これからのわが国のエネルギー政策について現状を知り、これからの可能性についても学ぶことができました。

一般質問打ち合わせ

12月8日に予定している一般質問の打合せを行いました。本日はメディア・ユニバーサルデザインについて、台風12号被害からの復旧について、陸奥宗光シンポジウムについての議論を交わしました。

質問内容がまとまりつつあり、明日も引き続いて当局と打合せをする予定です。

その他
  • 平成23年度民社協会定期総会に出席しました。平成23年度の活動報告、決算報告、そして平成24年度の活動方針、予算案などが承認され、新しい年度の活動が始まりました。
  • 通夜式に参列させていただきました。Mさんからは父親の様態が良くないと聞いていたのですが、突然のご不幸に驚きました。と言うのも、先週にMさんの父親が病院を退院し自宅に戻り、元気さを取り戻したことを聞いていたからです。これで少し安心して看病に努められると思っていただけに残念です。無念の心中を察することはできませんが、心からご冥福をお祈りしています。本当にお疲れ様でした。
  • 和歌山港の活用方法について協議しました。現在週に二便、釜山までの定期便がありますが、扱い高は減少しています。もっと活用を図りたいところですが妙案はありません。将来的な港湾の活用について話し合い、少しでも取扱高を増やせるように協力したいと考えています。