活動報告・レポート
2011年12月4日(日)
クリスマスコンサート
打ち合わせ

朝から県内への企業立地の打合せを行いました。和歌山県内に工場を立地する可能性を調査するために東京から三名の方が和歌山市に来てくれました。少し現状に関して話し合いをした後、現場調査に出掛けました。和歌山県は自然環境が豊かなところに注目してくれています。雇用は計画では30人程度ですが、地元雇用につなげられると嬉しい話になります。

立地計画場所、流通経路、労働力確保の問題などを協議しながら、何としても和歌山県に来て欲しいことを伝えました。

なべ祭り

和歌山市中央卸売市場で第9回目となる「なべ祭り」が開催されました。来場者は約3万人の大きなイベントです。会場に行って皆さんと楽しい一時を過ごしました。なべ祭りと題するのは、たくさんのなべを振舞うからです。クエ鍋、カニ鍋、ふぐ鍋など、新鮮な食材を活用した鍋には長蛇の列ができていました。また舞台では山口智世さんのミニコンサートやよさこい踊りなどが繰り広げられ、来場された皆さんが楽しんでいました。

クリスマスコンサート

こちらも恒例になっているアマレットのクリスマスコンサートに行ってきました。和歌山市内の山風と海風が交錯する場所であるアマレットのクリスマスコンサートは、いつも12月最初のコンサートです。このコンサートに来ると一気に年末ムードが漂い始めますから不思議です。

さて今回は子ども達による演奏がありました。日頃から楽器の練習をしている子ども達が元気に演奏を披露してくれました。大人の前で演奏するのは勇気がいりますが、堂々とした姿勢で私達を楽しませてくれました。

クリスマスではありませんが懐かしい歌の弾き語りもありました。「22歳の別れ」、「コスモス」はHさんの演奏です。歌はあの頃を思い出させてくれますが、多くの人が一緒に歌ったように、30年ほど前に戻ったような気がしました。

後は華やかなジャズのリズムに乗りながら、一気にフィナーレまで突き進みました。寒いけれども華やかな季節に突入していることを実感させてくれました。

それにしても主催者のOさんの力強さは特筆ものです。アマレットを音楽家の集える場所にすることや、音楽が好きな人であれば演奏できなくても参加できるイベントを開催する場所にしたいと話していたのが昨日のように感じます。あれから5年以上が経過していると思いますが、すっかり地元に定着してきました。大きなコンサートは桜の季節とコスモスの季節、そしてクリスマスコンサートの三回ですが、満員のお客さんで埋まります。

今年は災いに象徴される年でしたが、ここでは前を向いて進行しているような空気かあります。出演者の一人が話していたのですが、「私達は東北の支援に対して何の力にもなれません。音楽を演奏することによって元気を届けたい」という思いで演奏を続けてくれています。しかし実は何もしていないのではなく、チャリティコンサートにして収益金はジャパン・プラットフォームを通じて、被災地の支援活動を行っているのです。

皆さんと一緒にクリスマスソングの演奏を楽しめること、一緒に歌って楽しめること、こんな機会を与えられていることに感謝したくなります。音楽からいただいた元気で普段どおりに活動できること、仕事ができることが日本を元気にするのです。一人が沈んでいると周囲も沈み始めます。自分が元気でいると周囲も元気になります。東北まで届くかどうか判りませんが、アマレットの元気な空気を遠くまで届けられたら嬉しいことです。そんな来場者の願いが届くことを祈念しました。

そして台風12号被害への復活の祈りもありました。同じ和歌山県内の出来事ですから見過ごす訳にはいきません。思いを風に乗せて、私達が気持ちを一つにした一時を終えました。