和歌山フラメンコ協会の協会誌新年号の新春インタビューを受けました。まだ年末なので新春のイメージが十分に沸かなかったのですが、約1時間森先生とインタビューの中で話し合いました。
- 新年の抱負について。
平成24年が到来していないので難しいですね。いつも新年の目標は12月30日または31日に決めているのですが今年は少し早くなりますね。まず和歌山県の置かれた状況ですが最も欠けているのは期待が感じられないということです。街中に期待感が溢れるようにしたいと痛感しています。期待感がないということは伸び行く可能性が感じられないのです。期待感、躍動感、溌剌感といったものが感じられるまちにしたいですね。
そのためには自分が自分に期待していることが必要です。自分に希望がなかったり、活動に期待感がなければ、まちに期待感を持たせることはできません。ます期待を持った行動する、行動は今まで取り組んできたものを実現させるための基礎作りをすることになります。新年は期待感というテーマで行動したいですね。 - フラメンコの魅力について
いつも述べていることですが、和歌山フラメコン協会との出会いがなければフラメンコを鑑賞する機会もなかったと思いますし、フラメコンに関心を持つことはなかったと思います。平成23年もたくさんの舞台を拝見させてもらったことに感謝しています。夏の紀州踊りへの出演や、秋の公演であった月に舞う、11月のスタジオでのライブなど、印象的なフラメンコを味わいました。
フラメンコの魅力は、踊り手の感性、心のうちにあるものによって同じ曲、振り付けであっても表現力が違うことにあります。フラメンコは情熱のイメージとらえられることが多いのですが、情熱、冷静、優しさなどが表現された踊りです。その表現は踊り手によって全て異なります。情熱を感じさせてくれる踊り、静かで内心に秘めたものを感じさせてくれる踊りなど、全員の踊りが違うのが魅力的ですね。
そして実際に踊ってみると分かるのですが、ステップや手の動きだけではなく歩き方一つにしても難しいのですね。簡単に歩けない、歩き方を考えていると歩けなくなります。
そんな動きが集約されているのがフラメンコですから、一曲数分の中に技術、感性、生き方などが凝縮されていますね。感性は大切な部分ですが、それを表現するための技術も完成されていないと見る人に伝えられません。踊り手がこんな思いを表現したいと思っても、その心を表現できる技術を持ち合わせていなければ表現することは出来ませんし、その結果、お客さんに思いを伝えることは出来ません。大変な練習を重ねて舞台に立っていることは素晴らしいことです。
近くで見ると踊り手の額を初めとして全体に汗が滲んでいるのですね。その汗も表現力のひとつになっています。真剣な目、迸る汗も魅力のひとつです。 - フラメンコ協会の皆さんに一言。
人生で生き甲斐を持って活動している人は多くはありません。好きなことに打ち込めている人も多くはありません。人生の中の時間、それも瞬間かもしれませんが、その瞬間に輝きを放てるものがある人は幸せです。フラメンコ舞踊家の皆さんは毎年舞台に立つことが可能です。それを目標にして練習に励んでいる。目標に向かって練習している日々、そのことが輝ける瞬間であり、貴重なものなのです。自分の好きなことで、自分が練習をしてきたことで舞台に立てる機会を持っている人は少ないのです。人生の中で輝きの瞬間を持っている人は幸せな人です。輝きの時間を持てている皆さんには、今のこの瞬間を大切にして欲しいと思います。
人生は瞬間に過ぎ去ります。ですから瞬間を切り取れる表現、瞬間を凝縮できる舞台があることは素晴らしい人生だと思います。20歳代の人にとっても、50歳代の人にとっても、フラメンコを踊っている瞬間は輝きを放っています。そんな時間を持っていることを大切にして欲しいと思います。平成24年も一緒に活動できることを期待しています。
平成23年12月定例会での一般質問を予定しています。質問日は11月8日、水曜日の午前11時頃からとなっています。午後からは一般質問に関して質問の主旨と目的を当局に伝え、方向性を議論しました。主な項目は郷土の偉人教育について、台風12号被害からの復興について、メディア・ユニバーサルデザインについて、大阪都構想、二重行政について、などを予定しています。引き続いて来週も一般質問の打合せを実施することにしています。
夜は三箇所の懇親会に参加させてもらいました。駆け足の参加となりましたが、ご一緒させてもらった皆さんに感謝申し上げます。
最初の会合での挨拶の主旨です。
今年の春は統一地方選挙があり、皆さんからの支援をいただいて県議会に送り出してもらったことに感謝しています。現在12月定例会が開会となっていますが、振り返ると6月議会では原子力発電、再生エネルギーの導入などの問題が議論されました。9月議会では台風12号からのインフラ復旧について議論が交わされ、インフラ企業の活躍について取り上げられました。この12月議会では来週、電力不足に係る和歌山発電所計画について議論が交わされる予定になっています。
このように和歌山県議会でエネルギー問題が毎回のように議論されています。エネルギー問題は国策であり今まではこのように頻繁に議論されていなかったのですが、今では県民の皆さんの関心事であり、地方での議論の対象になっているのです。良くも悪くも議論の対象になっているのであれば、議論を交わす皆さんと一緒にこの問題を考え、良い方向に向けられるようにしたいと考えています。皆さんからの意見を頂戴したいとお願いをして挨拶とさせていただきます。
二つ目の会合での挨拶の主旨です。
こんばんは。今回で第40回目を迎える懇親会にお招きをいただき感謝申し上げます。また挨拶の時間もいただけることに感謝申し上げます。ありがとうございます。
さて現在12月の県議会が開会されている最中です。和歌山県を襲った台風12号被害に関しては深刻な状況であり、一昨日も那智勝浦町に入り、那智川沿いを中心とした地域に入ってきました。県の計画では3年以内に復旧を図るとしていますが、専門家と一緒に視まわって意見確認をした結果では、莫大な予算をかけて技術員を増員できたとして復興までに早くて5年は必要であり、できれば10年くらいの期間が必要であると意見を頂戴しました。個人的には3年以内での復旧は厳しいと認識しています。県の計画と実情を照らし合わせて、復興の見通しについてこの議会で議論を交わすことを考えています。また台風12号被害からの復旧に関して、県発注の公共工事は全て県内事業者にお願いをしているところであり、一部報道にあるような県外事業者に発注している事例はありません。内の皆さんと一緒に復興に向けた取り組みをしたいと考えています。
もうひとつの話題です。平成24年は郷土の偉人である陸奥宗光元外務大臣が外務大臣に就任してから120周年を迎える記念すべき年になります。これを記念して陸奥宗光シンポジウムを開催する計画になりました。場所は和歌山か東京など選定中ですが、郷土の偉人が節目の年に取り上げられることは喜ばしい限りです。皆さんからの意見を取り入れながら良い企画に仕上げたいと考えています。陸奥宗光の功績は何と言っても不平等条約を改正して近代国家の仲間入りを果たした取り組みにあります。治外法権の撤廃と関税自主権の回復は歴史上における功績であり、この活躍の様をシンポジウムの中に取り入れるように議論を交わす予定です。功績を功績として認識し、郷土の皆さんに伝えることで和歌山県が誇りを持てることになりますから、しっかりと支援したいと考えています。皆さんのご協力をお願いいたします。以上報告をさせていただき挨拶といたします。
三箇所目の懇親会での終わりの挨拶の主旨です。
お疲れ様でした。もう今年が終わったような気がします。本当に素晴らしい懇親会であり演奏でした。良い年であったなぁと思わせてくれる企画に感謝しています。しかしまだクリスマスも来ていない時期であり、あと一ヶ月、今日のような力で和歌山市を盛り上げて下さい。元気な活動の中に入ると何かできそうな気がしてきます。このエフエム局の爆発力の源はスタッフの結束力と実力であり、この力を発信していけるようにお手伝いができたらと思っています。
本日は素晴らしい懇親会であり歌声を聞かせてもらえたことに感謝しながら、平成24年も飛躍の年になることを期待して挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。