各地に一宮インターチェンジという名称があります。一宮とは当該地域で最も格式が高い神社のことを言います。一宮に続いて二宮、三宮と呼ばれています。
ところで和歌山県における一宮神社は次の三社です。日前神宮、伊太祁曽神社、丹生都比売神社の三社を指しているのです。今日は一宮に関する要望をいただきました。それは和歌山市南部の構想である、仮称和歌山南インターチェンジの名称に関する要望です。南インターチェンジという名称は分かり易いのですが、それではこの地域の特徴が反映されていません。南インターチェンジ構想の付近には日前神宮、伊太祁曽神社、少し離れますが丹生都比売神社、つまり和歌山市の一宮が存在しているのです。
信仰心のある人は一宮といえば、そこにその地域の一宮が存在していると直ぐに分かります。地域の歴史を大切に思い、そして観光振興のためにも、仮称和歌山南インターチェンジが完成した暁には、和歌山一宮インターチェンジという名称にして欲しいというものです。
インターチェンジの名称に規則があるかどうか調査していませんが、某代議士に確認したところ、国交省の決まりで地名を名付けることになっていると回答がありました。そんな決まりがあることは知りませんでしたが、和歌山市に何が利益をもたらしてくれるのかを考えて命名したいものです。過去に取り決められたことが現在も正しいことだとは限りません。地域の要望や時代背景に合わせて変えていくことも、地域の歴史そして地域の団結力を保つためにも大切なことです。この問題は引き続いて協議を行います。
和歌山市内で献血活動に参加しました。主催は和歌山ゴールドライオンズクラブで、社会貢献活動の取り組みとして年に3回から4回実施しているものです。今年に限っても東日本大震災や台風12号へ被害への支援などに取り組んでいます。そんな社会貢献の一環として同クラブは献血活動にも力を入れています。成人男性の場合、献血は三ヶ月以上の期間を空けないと安全上献血ができません。私は毎回400ミリリットルの献血を行っているのですが、前回から三ヶ月が経過したばかりだったので献血することができました。少しはお役に立てました。
ところで最近200ミリリットルの献血はなくなっています。理由を尋ねると、手術で輸血が必要な場合、最低400ミリリットルの血液が必要となります。200ミリリットルの献血の場合、二人からの血液を輸血することになりますが、それだと危険度が増すためできれば一人からの血液を輸血する方が安全なのです。一人の血液が誰かのお役立ったことを実感できました。
就職を希望している人の面接に至るお手伝いをさせてもらいました。和歌山県内の就職事情は依然として厳しいものがあり、特に年配の男性に関しては正職員に採用してもらえる会社を捜すのは至難の業です。今日は雇用を考えてくれている会社が、和歌山市在住の男性の面接を行ってくれました。仕事は三交代ですが、募集を行えば直ぐに募集定員は埋まってしまいます。今日面接したのは20歳代の青年ですが、四ヶ月間、アルバイトをしてきたので以前よりも随分逞しくなっていました。正社員への道を歩んで欲しいものです。
働く条件や処遇などは気になりますが、それより以前の問題として会社が雇用をしても良いと思われる人材であることが大切です。会社が望んでもいない人材を、義理で雇用してくれることはありません。そんな時代があったかも知れませんが、もうそんな時代ではありません。
会社が嫌うのは、会社概要も知らないし仕事内容も尋ねないのに、真っ先に「給与はいくらですか」と聞く人です。給与が高ければ雇用して欲しい、給与が安ければ辞退するといった態度の人を会社は求めていないのです。会社に貢献してくれる人材には、それに見合った給与は支払ってくれるのです。最初からこれだけの給与をもらわなければ希望しませんという人を雇用してくれる会社はないのです。仕事をした結果、適切な給与がもらえるのが本来です。まず給与があって、だから仕事をするのではないのです。
面接の結果は判りませんが、今の時代、そこに至るだけでも大変なことなのです。上手くマッチングできたら良いのですが。
和歌山県における太陽エネルギーの活用に関して話し合いを行いました。国の新エネルギーの取り組みとして太陽光発電設備を増やそうとしていますが、初期コストの問題と発電全量買い取り制度の価格が未決定であることから進捗状況は良くありません。今後の市場はどう動くのか、そんな話し合いを行いました。
夜は懇親会に参加しました。和歌山市内の経済動向、政治事情、エネルギー問題への対応について、原子力発電の情報発信の必要性についてなどを話し合いました。また和歌山市の中心市街地における学校統合問題についても意見を伺いました。少子化対応と地域に根差した教育環境と歴史の保存の両方の観点があり、見解が分かれています。