活動報告・レポート
2011年11月12日(土)
葵会和歌山支部総会
海岸清掃

片男波海水浴場の清掃活動を行いました。主体は和歌山市内のライオンズクラブで約150人が参加して一斉に清掃を行いました。見た感じよりも流木やペットボトルが多く、用意していた土嚢袋は直ぐに一杯となりました。

山積みになった流木などは後日回収されることになりますが、台風12号の影響は今も残っています。片男波海水浴場には何度か清掃に入っていますが、その都度流木が漂着しています。ボランティアによる海岸清掃以外にきれいにする方法がないので、元通りになるまでには時間がかかりそうです。

葵会和歌山支部総会

第50回葵会和歌山支部総会に招いていただきました。約200人が出席した総会となり、冒頭挨拶の機会を頂戴しました。

皆さま、こんにちは。第50回葵会和歌山支部総会のご盛会誠におめでとうございます。今回もお招きいただいたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。皆様方に県議会に送り出してもらってから6月、9月と二度の県議会が行われました。定例会における論点は災害とエネルギー問題で大半の時間がここに費やされました。12月議会でもこの問題は継続されると思いますが、ここに大きな変化があります。エネルギー問題は安全保障と並んで国策であり、従来は国会で議論され方向性を決められてきました。ところが地方自治体でも議論されるようになり、私達の近くでエネルギー問題が議論されるようになったのです。つまり地方に暮らす私達の意思がエネルギー問題にも波及することになり、方向性に影響を与える可能性がでています。それだけ身近な議論の対象となっていることに注目して下さい。

決して災害対策やエネルギー問題からは逃れることはできないので、積極的に議論には入っていく必要があるのです。皆さんからの意見を十分頂戴して、県議会に持ち込みたいと考えています。県議会は私達の意見を持ち込む場面です。国に届けられなかった意見でも県政であれば届けられます。これらの問題を一緒に考えたい所存ですから、よろしくお願いいたします。

さて台風12号被害への対応を行っています。既に先の9月議会で672億円という台風12号被害へ対応するための補正予算を成立させています。復旧に必要な予算措置を行いました。そして12月議会に向けて現在、復興のための制度設計を行っています。例えば全壊となった家を再建するための費用負担に関して、国と県で最低350万円、最高450万円の補助金を支出することを考えています。県議会で議論する前は全壊住宅を再建する場合、その金額が900万円以下であれば、県からの補助金はゼロで制度設計が進められていました。これでは公平性が保てないこと、住宅再建の意欲が失われることから、金額に関わらずに補助金対象にすべきだと特別委員会で主張し、この意見が反映された制度設計に変更となりました。全壊住宅再建費用が900万円の方の場合、350万円が支給されることになりました。勿論、災害保険に加入している場合は保険適用を受けても補助対象となりますから、再建に向けた動きがあることを期待しています。

これらの制度は今回の被災地だけの問題ではないと考えています。もし和歌山市が大災害に襲われた時、復旧に向けて何の施策もなければ安心、安全を確保できないことになります。今回の制度設計は今後の災害対策の指針となり得ます。同じような災害によって住宅全壊の事態が生じた場合、この県から支援制度が住宅再建の拠り所となります。道筋が設けられることによって少しでも安心感を持てることになります。

皆さんからの意見を聞かせていただき、安心できる制度設計を行いたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

またインフラ復旧、そして被災地への支援など、現役世代は大きな活動を行っていることも報告させていただきます。先輩の皆さんが築いてきた信頼と誇りを私達も持ち合わせていることを伝えたいのです。和歌山県で働く私達は強い責任感を持って、郷土の再建に立ち向かっています。信頼と誇りをしっかりと受け継いでいますので、どうかご安心下さい。そしてこの思いを伝えることが使命と考えていますので、気づいたことがありましたら是非ともお知らせ下さい。

今回は台風12号対策と取り組みについての話とさせていだきました。葵会和歌山支部の皆さんと一緒に郷土で活動できることを心からお礼申し上げ、挨拶とさせていただきます。本日はおめでとうございます。

総会に引き続いて皆さんと懇談する時間がありました。

Tさんからです。「今年の5月15日、オープンガーデンに行きました。行った先は片桐さんという方の自宅でした。私が片桐さんといえば知っている人が一人だけいます、とその方に話しました。そうしたところ、片桐議員だったら信頼できるので是非支援してあげて下さいと答えてくれましたよ」と話してくれました。丁度前回の葵会総会は5月14日でしたから、その翌日にTさんはオープンガーデンに行ったのです。ご縁とは不思議なものですから大切にしたいエピソードです。

Mさんからは「身体を大切にして下さい。とても活動していることを聞いていますから、いつも体調を崩さないか心配しています。たまにはゆっくりして下さい」と話をいただきました。

Uさんからも「ストレスの溜まる仕事なので溜めないように発散して下さい。毎日走り回っているのでそれが気掛かりです」と伝えてくれました。ストレスには強い性格だと思っています。嫌なことに遭遇するとストレスは溜まるものですが、例えば今朝の海岸清掃でも嫌だと思うとストレスになりますが、海岸をきれいにしてやろうと思うと楽しく作業ができます。葵会でも参加するだけだとストレスになるかも知れませんが、会員の皆さん会話ができると楽しみにしていますし、有意義な会話がありますから楽しんでいます。ストレスは溜まりません。物事は心の捉えよう次第で、ストレスになるか楽しみになるか変わります。皆さんからの心遣いに感謝して総会を終えました。ありがとうございました。