活動報告・レポート
2011年11月11日(金)
後継者
後継者

20年以上堅実に会社経営を行っているA社長がいます。その社長の友である会社経営者が病気のため引退をすることになりました。しかしその経営者には後継者がいません。後継者と考えていた社内の人物もいるのですが、経営者としては「やや線が細い」ことから外部から社長を招きたいと考えるようになりました。そこでA社長に会社を引き受けて欲しいと依頼がありました。友人からの相談ですから検討することになりますが、会社の規模が大きくて会社を継続させるための新たな借入金の調達や、業態が違うことから将来性や市場調査を行う必要があり、引き受けるべきかどうか苦慮しています。

会社は経営者によってその先は左右されます。もしA社長が引き受けなければ、後継者問題から県外資本の傘下に入る恐れもあるのです。友人が育てた会社であり、和歌山県に本社を置いておきたい思いをA社長は持っていますから悩んでいるのです。私も両方の社長とお付合いをさせてもらっていることから、今後のあり方に関して話を伺っています。

売上高と借入金の大きさから、どんな判断をすべきか考えているA社長です。一代で興した会社は突っ走っていますから、後継者の育成までを行う時間がないようです。和歌山県内には同じような問題を抱えている会社があると思います。しっかりとした組織形成をしていなければ、単純に子どもが継承して上手く経営ができるものではないのです。

今日は今後の方向性を話し合いました。銀行、会計士とも相談しながら継続問題を協議していくことにしています。

一期一会

茶道の先生にお招きをいただき、話し合いながら一緒に昼食を頂戴しました。来春の新年お茶会にも招待していただくことになり、平成24年も新春お茶会からスタートできることになりました。

先生からは「人生は一度きりなので好きなことをするように」と改めて言葉をいただきました。この世は何かの意味があるから人とのご縁があります。人とのご縁を大切にする人が事を成し、ご縁を粗末に扱う人は周囲からの信頼をなくすことになります。折角いただいたご縁を大切にしたいと考えています。

一期一会の精神のお茶を頂戴し、やり残すことがないように気持ちを引き締めました。一服のお茶に宿っている力を感じました。それは先生が向き合っている相手に対する温かい気持ちであり、お茶を通じての励ましの力なのです。

明日もこれからもあると思いますが、今日の先生との一期一会の時間を楽しみました。

被災者住宅支援制度

先の東南海・南海地震対策特別委員会からの要望を受けて、被災者住宅再建支援制度の制度設計の見直しが図られました。和歌山県による全壊住宅等の再建に対する補助金は上限150万円でしたが、住宅建築価格が900万円以下の場合、県からの補助金が受けられない制度設計になっていました。被災者の皆さんは二重ローンの問題があるかも知れないので、住宅再建に当たっては900万円以下に押さえる場合もあります。その場合、補助金が受けられないようでは、何のための支援制度なかの分かりません。そこで900万円以下で住宅を再建する場合は一律50万円の補助金を適用する制度設計へと見直しを行いました。

同様の趣旨で大規模半壊住宅再建に対して、補助金適用がゼロの場合を無くすために、最低25万円の補助金を適用することに変更しました。

この制度設計と制度設計に伴う補正予算は、平成24年12月県議会定例会で議案として提案されることになり、そこで改めて審議することになりますが、公平性を保った制度になったと考えています。

教育講演会

夕方からは和歌山県高等学校PTA連合会教育講演会に出席しました。これは和歌山市内を中心とする各高校のPTA役員が集まっての講演会で、発達障害を中心とした特別支援教育についての講演を聞かせてもらいました。和歌山県立東高校がモデル校となり、この問題に深く関わっています。参加者は他校にも拡大すべき問題意識を持つことができました。

また平成24年度は全国高校PTA大会が和歌山県で開催することになっていることから、役員一同が団結を図り企画運営することを話し合いました。

その他
  • 台風12号被害に伴うがれき処理の問題について話し合いました。がれきはリサイクルできるものと産業廃棄物として処分すべきものに分けられますが、和歌山県としてはこれらを無償で引き取ってもらう計画としています。早期処理が必要なので引き取り基準などを設定してもらいたいと考えています。
  • 和歌山市内の道路拡幅問題に関して協議を行いました。地権者からは譲っても良いとの回答を得たので、今後は行政機関の所管と協議することになりました。地域の安全確保のために道路幅を拡幅することは好ましいことですから後は財政面の問題となります。安全確保のための予算措置を依頼します。