和歌山県を音楽で元気にしようとの思いから結成し、ダンスや歌の練習を行っているガールズユニットがあります。和歌山市を拠点として活動をするために厳しいレッスンに励んでいます。和歌山ご当地ガールズアイドルユニットの名前は「TNYGINA(ティニージーナ)」です。意味は、かわいさをイメージした「TNY」と、格好よさをイメージした「GINA」の2つの単語を組み合わせた造語となっています。
メンバーは7名。下は10歳から上は17歳までの女の子のユニットです。10歳といえば小学校5年生ですが、ダンスは大人のような動きで上手いのです。17歳でも高校2年生ですから、これから飛躍する可能性を秘めている若いユニットです。
結成してから三ヶ月が経過、早くから「練習を見に来てください」と言われていたのですが、台風12号対応などのため今まで行くことが適いませんでした。ようやく練習を見てきました。練習はダンストレーニングでしたが、本格的な振り付けで、一言「格好いい」のです。
レッスンプロが振り付けを実践で教えていくのですが、ユニットメンバーは即座に覚えていきます。数回指導しただけで、振り付けを自分のものにしていくのです。付け加えますがダンスの振り付けは相当高レベルのものです。決して簡単ではありません。オリジナル曲の音楽に合わせて踊りをマスターしていきます。メンバーは本当に飲み込みが早くて驚きます。一番を通して練習していますが、今教えてもらったダンスを、もう踊れるのです。元々ダンスを習っている子ども達ですが、それにしても練習を見ているとプロの様相です。目標は本格的で格好いいユニットですから、アイドルグループの物真似ではありません。目指しているのは全国デビューですから、今からダンスもボイストレーニングも本格的な指導を受けています。彼女達は小さな舞台を目指して練習しているのではありません。和歌山県から全国に向けてデビューを目指しています。
練習風景は真剣そのもの、遊びや趣味の領域を超えています。1時間練習して休憩は5分、疲れを知らない真剣さです。見たことはありませんがプロのシンガーの練習も、このように厳しいものだと思います。本気になれば何かが変わる。そんな言葉にあるように、真剣さが伝わってきて、これから何かが起こりそうな気がします。真剣な練習風景がそのことを感じさせてくれます。
練習を見ている人からは、ガールズユニット「TNYGINA(ティニージーナ)」として売り出したいのと同時に、機会があればソロデビューする夢も適えてあげたいと話しています。和歌山市にいると東京と比較して芸能活動では不利な状況ですが、プロデュースしてくれているのは東京で活動しているミュージシャンです。毎週末、東京から和歌山市のまで練習を見に来てくれています。このユニットを育てるスタッフも信頼できるメンバーを集めていて、ユニットメンバーにプロ意識を植え付けています。
保護者も練習に付き合ってくれています。練習風景のビデオ撮影をしているのは自宅で練習を繰り返すためです。週一回の全体練習に向けて、毎日トレーニングを重ねています。
保護者も物真似ユニットだったら参加しないでおこうと思っていたようですが、本格的なレッスンと全国デビューを目指す目的があることから、子どもと相談の上、このユニットへの参加を決意したようです。育てる方も本気、ユニットメンバーも本気です。ここから何かが誕生するはずです。
和歌山市でのデビューは間近で、その顔見世興行は11月23日開催のラジオ祭りの予定です。和歌山市の皆さんの力でガールズユニットを育ててあげて下さい。和歌山県を音楽とダンスで元気にしたい。そんな気持ちが伝わってきます。
「TNYGINA(ティニージーナ)」、覚えておいて下さい。
農業電化協会の視察を行いました。行き先は和歌山県内で御坊市内の農園、御坊発電所、和歌山県暖地園芸センターの三箇所を訪ねました。御坊市は花き栽培が盛んです。若い営農家が現れるなど、和歌山県の花き栽培の将来に明るい兆しを感じました。
御坊市はガーベラ栽培が盛んです。市場は大阪、名古屋、そして首都圏ですが、その供給に対応するだけの出荷を誇っています。そもそも御坊市内の営農家がガーベラ栽培を始めたのは、ひとつは単価が安価だけれども一定であることから収支見込が図れること。もうひとつはガーベラの品種は100種類以上と多く、加えて毎年新しい品種が登場していることから栽培していて楽しいことも要因です。
楽しさと生産性の二つの要因からガーベラ栽培を行っています。ガーベラの取引は一本辺り32円前後の値がついています。東日本大震災以降、花の取引単価が下落していますが、ガーベラに関しては、前後1円程度の差なので安定し取引ができているようです。価格が安定していることは生産農家としては安心して出荷できるので生産し易いのです。
若い営農家はガーベラ栽培に相当の投資を行っています。若いから投資ができているのです。御坊市の営農家が投資をする位に花き栽培の可能性があるのです。まだまだ改良の余地があるですから、全国の花き栽培に負けない取り組みを期待しています。
夕方から懇親会に出席しました。エネルギー問題、冬の電力の問題、そして和歌山県として電力とどう関わって行くのかについて話し合いました。結論として、今年の冬の関西の電力事情が厳しいことに変わりありません。原子力発電が止まってもお客さんに迷惑を掛けないように対応していますが、その取り組みをしていることを知っている人は少ないのです。電力は自然界に存在しているものではありません。人間が生産しているものですから、供給体制を整えて生産活動が停滞しないようにしたいものです。