自動車で働く団体から自動車関係諸税に関する要望の説明を受けました。要望書は地元国会議員に手交されましたが、その席に同席して要望内容を聞かせてもらいました。
要望は次の通りでいずれも国で議論ずべき問題ですが、地方からも要望をあげて後押しをしています。
車体課税を抜本的に見直し、簡素化、負担の軽減を図ることとして、自動車取得税の廃止、自動車重量税の廃止、自動車税、軽自動車税の抜本的改革。
環境対策に伴う政策として、税による先進環境対応車普及インセンティブの拡充、二輪車の最新規制適合車に対する普及促進策の創設。
そして燃料課税を抜本的に見直し、簡素化、負担の軽減を図る要望としては、旧暫定税率の廃止と、複雑で過重な燃料課税を簡素化すること、タックス・オン・タックスを解消することがあります。
自動車取得税は消費税が導入された時代に、多くの消費課税が廃止されたにも関わらず、自動車取得税は存続されて今に至っています。同一物、同一行為に対して二種類の課税という不合理が存在していることになっています。旧道路特定財源の一般財源化によって、課税根拠は喪失していることからも、直ちに廃止し車体課税の簡素化と負担の軽減を実現して欲しいというものです。
自動車重量税についても同じことで、自動車税と軽自動車税が存在しているのに、これとは別に自動車重量税を課税する制度は世界的にも例がないことです。旧道路特定財源の一般財源化によって、課税根拠は喪失していることからも、直ちに廃止し車体課税の簡素化と負担の軽減を実現して欲しいというものです。
地方都市において自動車は公共交通に変わる移動手段であり、さらに言えば公共交通機関の役割を果たしています。都市部と同じではなく家庭で二台以上の自動車を所有している場合も少なくなく、地方で暮らす私達にとっては税負担が重くなっています。
また自動車産業が空洞化すればそこで働く人の職場はなくなり、または外国の職場で働く事態になり、自動車産業の空洞化が進展することになります。多くの雇用を抱えている自動車産業の主力工場が外国へ移転することになると経済への打撃は計り知れないものがあります。経済危機のため高い課税の自動車販売台数は減少傾向にあります。税体系を見直し、または使命の終えた課税を廃止するなどの見直しの必要性があります。
国は税収を増やそうとしていますが、増税だけでは希望はなくなります。働く意欲、生き甲斐といった人間的なモチベーションを維持する心理的要因を無視した税制改革は支持されないのです。
自動車産業の税の課題を知ることができ、この問題にも対応したいと考えています。
今月16日に予定している和歌山市内保育園への植樹に関して、園長先生と打合せを行いました。植える場所と時間、園児との関わりなどを決定しました。さつきつつじ30本を寄贈し、一緒に植樹することになりました。秋を緑の季節にしたいとものです。
飲食とたばこ対策に関しての研修会に参加しました。県飲食業生活衛生同業組合主催の研修会ですが、飲食店と分煙対策について学びました。受動喫煙防止対策を飲食店が行うとしたら、お客さんの動きが予測できないので、来店者が減少することや売り上げにも影響を及ぼすことも考えられます。また分煙対策への投資も過大なことから、早急な制度推進は厳しいという意見もありました。
受動喫煙防止対策とは、多数の者が利用する公共的な空間については、原則として全面禁煙であるべきこと。屋外であっても子どもの利用が想定される公共的な空間で受動喫煙防止のための配慮が必要なこととされています。これは健康増進法第25条に規定された受動喫煙の防止について、厚生労働省から通知で方向性を示したものです。
それに関して、職場における受動喫煙防止対策として、労働者の健康障害防止という観点から、一般の事務所、工場については全面禁煙や空間分煙とすることを事業者の義務とすることが適当であるとされています。飲食店やホテル、旅館などの顧客が喫煙できることをサービスに含めて提供している場所に関しても同様であると、国の安全衛生対策で示されています。
これを受けて和歌山県でも健康増進法第25条に規定する施設管理者への受動喫煙防止対策を推進しているところです。例えば和歌山県タクシー協会と個人タクシー協同組合は平成23年1月5日すら車内禁煙を実施していることも成果です。ただしタクシー内の禁煙は47番目に決定されたもので、全国で最後の県ということになっていますから、決して早い時期からの導入ではありません。今後は飲食店での分煙対策について県庁内で議論され、条例などで規制をかける動きもあるかも知れません。時代の要請に対応した取り組みにしたいと考えています。
今月開催を計画している研修会について講師の先生と打合せを行いました。日時とテーマを決定し、11月30日の午後6時から実施することになりました。人間関係がつらくなった場合の対応の仕方、職場の人間関係を潤滑にする方法について研修会で学ぶことにしました。
- 夜は懇親会に参加しました。大阪府と大阪市の選挙や、結果による和歌山県との関係について話し合いました。