Kさんの父親がお亡くなりになりました。癌と闘ってきたのですが、とうとう帰らぬ人となりました。心からご冥福をお祈りしています。出会うことは嬉しいことですが別れは寂しいものです。そんな言葉が飛び交いました。人は大切な人であってもいつかは別れが訪れます。その時を迎えるまで一緒に笑い合いたいものです。
本当に素晴らしいコンサートでした。「ときわコーラス」のファーストコンサートに行ってきました。ときわコーラスが誕生したのは13年前。この13年間大好きな歌を歌い、練習を続けてきたのです。歌い継ぎたい歌を歌ってきたのですが、今回は初めてのコンサートを開くことになりました。練習からコンサート開催に梶を切ったのは理由があると思いますが、毎月練習を続けてきたことを知っていますから、心から応援をしています。
コンサートの冒頭に挨拶をさせていただきました。
ときわコーラスの皆さん、本当におめでとうございます。今日は衣装も統一して素敵なコンサートになりますね。最初のコーラスでは春から冬までの歌のメロディを歌ってくれて、まだ到来していない冬を誰よりも早く体験させてもらいました。ありがとうございます。この後にどんな歌が飛び出してくるのか楽しみです。
いつもこの場所で練習していますよね。今年3回練習に来させてもらいました。懸命にそして楽しく練習している光景を知っていますから、今日のコンサートを迎える喜びがあることも分かります。いつもの練習が今日につながりましたね。もう一度、おめでとうございます。
そして来場されました皆さん、一緒に今日のコンサートを楽しみましょう。台風12号の被害などで和歌山県は傷ついています。ボランティアで現地入りしていますが、作業は大変です。そんな時に気持ちを和らげ心を開放してくれるのが歌です。歌の力が苦しい作業、苦しい環境から解き放ってくれるのです。今日は元気でそして明るい歌声が響きます。私達に元気を与えてくれ、そしてゆったりとした気持ちにさせてくれる歌が揃っています。
歌の力を感じて、最後まで一緒に楽しみましょう。とても楽しみにしています。本日はおめでとうございます。
挨拶をさせてもらった後、コンサートは始まりました。みんなが知っている歌、みんなが歌える歌が会場に響きました。最後は、いきものかがかりの「ありがとう」の大合唱です。少し難しい歌でしたがみんなの力で歌いきりました。感動的な拍手、感動的な笑顔がここにありました。コンサートが始まった時の緊張感から、笑顔へと変わりました。歌の力が聞いている人に力を与え、そして歌っている人も感動をもらったのです。初めてのコンサートは感動を呼んでくれました。歌の力、地域の力、そして私達の底力を感じました。参加した全ての人が感じてくれたと確信しています。歌は心から心に心を伝えるものなのです。
トルコでマグニチュード7強の地震が発生しました。またしても地震の衝撃のニュースです。トルコと日本は友好関係にあり、日本から支援を贈りたい気持ちがあります。
大阪市内から来たある建築士が和歌山県の魅力について、次のような話しをしてくれました。
和歌山県には良いところがたくさんありますが、一番凄いところで好きな場所は串本です。串本にトルコ記念館があります。串本にトルコ記念館があるのには理由があります。
湾岸戦争の時のことです。イラクにいた日本人が脱出しようと空港に集まったのですが、危険地域であったことから日本の飛行機は来てくれませんでした。当時のフセイン大統領が空港を閉鎖するまでの残り時間が少なくなってきました。日本人は脱出できないと思っていた時、飛行機が降り立ちました。それはトルコの飛行機だったのです。間一髪のところで空港にいた日本人は助かりました。その時、助けられた日本人も日本国内にいる日本人も、何故、トルコが助けてくれたのか分かりませんでした。
しかしトルコ国民は助けるべき事情を知っていたのです。それはトルコの軍艦エルトゥールル号が日本の和歌山県串本沖で難破した時のことです。溺れていたトルコの船員を串本の人が助けたのです。嵐の中、溺れている外国人を自分の命も危険なのに助ける行為を日本人がしたのです。日本人の親切をトルコ軍艦の乗組員が感じ、母国に帰った後にそのことを伝えたのです。トルコではこの軍艦エルトゥールル号の話は教科書に載っていますし、トルコの子ども達は日本との関係を学んでいるのです。
そしてイラクで逃げ遅れた日本人が危機に直面した時、トルコが日本人を助けてくれたのです。それは軍艦エルトゥールル号のご恩のお返しであり、トルコと日本の友好の証を証明してくれたのです。
そんな話の舞台が串本なのです。串本ではこのトルコとの歴史の素晴らしさを感じられます。和歌山県に串本があり、トルコとの物語があるのです。
こんな主旨の話を聞かせてくれました。この話を知っているだけでも嬉しいのですが、みんなの前で説明してくれました。和歌山県がイラクの時の日本の危機を救ってくれたと伝えてくれました。
そんなトルコで地震が発生しました。次は日本が助ける番です。和歌山県では医師団の派遣、義援金口座の開設など、全力でトルコを応援します。永遠に続く両国の友好のために。そしてトルコ支援の活動に関して、和歌山市のバナナエフエムが早速取り上げてくれました。ここにも両国と同じような温かい心が通っています。地震発生の裏側には新しいドラマが進行しています。
夜は議会報告会を開催しました。午後7時30分から9時までの約1時間30分の県政報告会でしたが、最後まで熱心に聞いてくれました。報告内容は、台風12号の対応について、新国土軸の取り組みを中心に、和歌山県で希望が感じられる政策について話をしました。
希望を感じられる政策は絶対に必要なことです。和歌山県政において総花的な対策は講じていますが、延長線上にあるものが多く、希望を与えてくれる政策はこれだ、と感じられるものが浮かびません。 希望の感じられる政策とは、目指したい大きな夢で良いのです。身近なところでは大阪都構想があります。大阪都構想に関しては賛否はありますが、これからの地方の姿、私達の市や行政区のことを考える契機となり進むべき報告がそこにあれば、希望が感じられるものです。今現在、大阪都構想以上の希望のある政策は見つかりません。あれば教えて欲しいと思います。
和歌山県で大阪都構想のような大きな希望を感じられる政策はありません。それに匹敵する位の政策を打ち出したいと考えています。そこで私からは4つの提案をいたしました。
これは和歌山県にいて希望を感じられると思える政策の話をしました。構想なので具体的に記しませんが、希望を実現できるように取り組みたいと考えています。そして参加してくれた皆さんにも希望の持てる提言をして欲しいと依頼を行いました。私達の夢、希望を提言する場が議会でもあるのです。
早速、自分たちでできる地域活動について相談がありました。今までは話をしていただけでけれど、地域でできる何かを見つけて貢献したいと話してくれました。そして県政報告を受けてそれを実現させるために支援をしたいと申し出をいただきました。ありがたいことで感謝しています。少し寒い季節になりましたが心は温かく満たされています。
- 災害時に備えて食料材料の宅配制度について聞かせてもらいました。昔の置き薬のような制度で、簡単に作れる食材を配置することを希望する会社や個人宅に、食材のパックを置いてくれます。翌週、その宅配会社が確認に来てくれますが、食べた分の代金だけを支払うだけで良いのです。使用しなかった食材の料金は不要です。忙しくて食事を作る時間がない時も便利ですし、使わなければ代金が発生しないので安心です。そんな制度について教えてもらいました。
- 通夜式に参列いたしました。子どもの頃からお世話になっていたHさんがお亡くなりになりました。笑顔の写真を見ると悲しくなります。心からご冥福をお祈りしています。今までのご恩に感謝しています。