活動報告・レポート
2011年10月24日(月)
大阪維新
大阪維新

所用でタクシーに乗り目的地に着くまでの時間、運転手さんと話をしました。運転手さんの話題は大阪市長選挙でした。「大阪は元気があってええね。和歌山にいても橋下さんのことを応援しているよ。橋下さんでないと変わらないしね。それと比較して和歌山市は全然ですね」という話でした。橋下大阪市長候補の動向は大阪市を越えて注目を集めています。

橋下前知事の魅力は、期待感あることです。確かに、大阪都構想に関わる政策やその各論が分からないという意見も聞きます。しかし最初から詳細な政策を提示できる候補者はいません。現職なら別ですが、本来は市長になってから選挙公約を具体化させていく作業に入ります。まして首長ですから各論や行財政改革も大切ですが、一番の注目は人物に尽きます。信頼と期待感、そして可能性を持てる候補であることが重要です。失礼な表現で恐縮ですが、一昔前の小役人のような首長は不必要です。この人なら託すことができると思える人。そんな人は、ぱっと明るい期待感を抱かせてくれます。

明治維新を志した志士達は、新政府の隅々までの構想を描いていたとは思いません。新政府を樹立させて、必要な制度を導入し、政策を実行していったと思えます。動きながら先進事例を研究し、そして考えて新政府を形作っていったに違いありません。同じ人間が政治を行っているのです。スーパーマンのような人間が、あっという間に新政府を仕上げた筈はないのです。

意見を戦わせ大いに議論し、人の話を聞いては悩み、そして世界に通用する政府のしくみづくりに着手したと思います。大阪都構想は地方分権を目指したもので、政府のしくみをかえようとする明治維新に匹敵するような大きな仕事です。そんな構想が隅々まで完成している筈はありませんし、全てを分かり易く伝えられることもありません。

大きな構想は過去にもあったと思いますが、それを実行力で推進させられた首長は少ない筈です。まして大阪都構想は大きな制度改革で、大きな推進力のある人だけが実現できる魅力的な構想です。平成の時代の地方からの維新を見て参加したいと思うのが素直な気持ちです。何も変わらないことを欲するのか、自分たちの時代に維新を成した歴史を創るのか、どちらを選択するのかが争点です。

恐らく既存の政策の議論は両候補者ともそれほど違いはないと思います。違いは期待感であり、私達の時代の歴史を創る力です。時代を創れる人はそれほど多く存在していません。歴史に耐えられる仕事が可能な人を首長になるべきです。そんな歴史を創る力のある候補者が登場しています。スポーツの世界では優秀な選手を指して10年に一度の選手という表現がありますが、橋下前知事は変革期に登場した100年に一度の選手だと思います。

100年に一度の選手を潰しては関西、そして日本の損失です。歴史を変えられる可能性のある選手を歴史の舞台に立たせることが、平成の今の時代を生きている私達の仕事です。維新は一人や少人数で達成できるものではありません。社会のしくみを変えようとする動きを知った人が応援しなければ成し遂げられないのです。

大阪市民の方だけが維新に関わっているのではありません。大いなる志を持った人が参加できる歴史の流れです。

平成23年11月27日。大阪市長と大阪府知事の同時選挙があります。大阪を超えて地方自治のあり方を問う選挙です。歴史の一員として、傍観者的立場ではなくて歴史に残る一歩を見届けたいものです。

「それと比較して和歌山市は寂しいねぇ」。タクシー運転手さんの声が響きました。大阪都構想のように明るく期待の持てるまちを目指したいものです。

10周年

和歌山ゴールドライオンズクラブ結成10周年記念式典に関して貴志実行委員長と打合せを行いました。10周年を迎えるのは平成25年6月で未だ先の話ですが、今から実行委員体制を確立させて企画を練る必要があるので集まったものです。

現在、結成してから9年目を迎えていますが、結成時からのメンバーは少なくなり移り変わりの儚さを感じます。

今日も結成時からのメンバーで初代会長を務めてくれたKさんが事務局を訪れ、クラブを退会する意向を示しまた。医師からのストップがあったためです。医師からは視神経が衰え、目が見えなくなる恐れが高いとして退会を勧められたものです。夏以降、視力が低下しぼやけて見えている状態で例会に出席してくれていました。危ないと感じることもありましたが情熱を持って来てくれていたのです。「会社を定年退職してライオンズクラブに入会させてもらって楽しかった。第二の青春のような毎日があり本当に夢のように楽しかった。あっと言う間の9年間でした。本当は片桐君が会長を務める10周年まで務めたかったのですが残念でなりません。会社の人脈は退職と共に減少していきますが、ライオンズの仲間は年齢や職歴に関係なくつきあいができるので宝物です」と寂しそうに話してくれました。視力の状態を知っているだけに止めることはできませんでした。

創世記を引っ張ってくれたKさんに心から感謝しています。ありがとうございました。

その他
  • 夜は懇親会に参加しました。仕事たけのつきあいではなくて、人として懇親を深めたいと話してくれたことから実現したものです。本当は、先方は今日都合がつかなかったのですが、仕事の日程を調整してくれて実現したものです。仕事よりも会いたい人との都合を優先させる姿勢に感銘を受けました。
  • 電力総連執行委員会の冒頭に参加して挨拶をさせていただきました。特別執行委員として活動をさせてもらっていることに感謝しています。