午前中に予定していた片男波と和歌山城の清掃活動が雨天のため中止となったので、小学校時代の同級生N君の実家を訪ねました。ご両親は庭の掃除をしているところでしたが、身体を休めてくれて話をしました。
聞いたところ、N君はベトナムに技術指導に派遣されていました。大手電機メーカーの技術者のN君は、今まで中国にも行っていたのですが、現在は経済成長が著しいベトナム工場で仕事をしています。現地の技術者を育成するためですが、同時に東アジアの市場確保と、ベトナム国内の市場に食い込むことも目的としています。もっと言えば、日本国内の電機製品、デジタル製品の市場は伸びていませんから、メーカーとしては国内市場よりもアジア市場でシェアを確保し売り上げを伸ばそうとしています。
中国工場を軌道に乗せ、今はベトナム工場にも力を入れています。市場の縮小と円高などによって、国内工場の規模は縮小していますし雇用も増やしていません。むしろ、生産拠点を東アジアに移す戦略をとっています。今後は更に、国内メーカーの主力工場を外国に移転させる動きがありそうな感じがあります。空洞化の議論は円高の都度、過去から度々起きていますが、本格的に国内が空洞化するような動きにはならずにいました。今回も結果は判りませんが、身近なところの動向から、今まで以上に工場のアジア移転と空洞化の動きがありそうに感じます。
将来に向けての市場の縮小、一企業では吸収しきれない円高、不安定な電力需要、法人税の問題など、企業を取り巻く経営環境は改善されていません。これらの要因は企業努力で解消できるものではなく、政府の方針、政策によって方向性が決められるものですから、企業が「これでは駄目だ」と判断したら、企業の東アジアへの移転と共に産業の空洞化の流れが見える形になる恐れがあります。国レベルの政治の力と政治の信頼力が試されています。
それにしてもN君のご両親も70歳代になっていますが、お二人とも元気で何よりです。小学校の頃のことは覚えていますが、まさかお互いにこれだけ年齢を重ねるとは思っていませんでした。日本の産業を担ってベトナムで技術指導をしている立場、県政の一翼を担わせてもらっている立場で和歌山県と関わるようになることも、想像さえできませんでした。果たして小学生の頃に描いた夢の世界に存在しているのかどうか分かりませんが、思っていたよりも遠くに来ているのは現実です。今の小学生が見て立派な大人に映っているかどうかも分かりませんが、あの時に社会を支えてくれていた大人の立場に今、立っています。時代のバトンは確かに受け継がれています。大きな流れを左右することはできませんが、自分の立場で「できることはやる」、そんな気持ちで活動しています。
リレーではバトンを持っている走者だけが陸上トラックを走ることができます。どれだけ早い走者でもバントを受け取らない限り走ることはできません。社会も同じでバトンを持っている人だけがその競技の中で活動することができるのです。社会の中のリレーチームにいる期間は、思っているよりも長くはありません。バトンを持っている間、バトンを受け継いでいる間は全力を尽くして走りたいものです。リレーの選手で走っている時間帯に手を抜いている選手いません。現代を生きている選手として、大事な場面では手を抜くことなく走り抜けたいものです。できるだけ正確に、少しでも早く、バトンを次の走者に渡すために。
AIEL言語・国際教育協会主催の講座「きらきら輝く生き方上手なわたしになる」を受けてきました。講師は日本心理福祉教育研究所の西川奈緒美さんで、心が軽くなる話を中心に実践的な講座となりました。
目的は自分を知ること、心の扉を開ける方法を試してみました。自分と向き合うのは少し照れが入りますから以外と難しいのです。
試しに自分と向き合う方法の一部を紹介しますので考えて見てください。
- わたしを一文字で表して下さい。
- 自分の好きなところ10個ときらいなところ10個を書き出してください。
- 最近嬉しかったことを書いて下さい。
- 最近辛かったことを書いて下さい。
- きらきら輝いている人、目標にしたい人は誰ですか。
- その人のどんなところが輝いて見えますか。
- その人のことをどう思っていますか。
- きらきら輝いている人の共通項を書き出しましょう。
- ありたい私について書いて下さい。
- なりたい私について書いて下さい。
- それを実現するために必要なことは何ですか。
以上ですがいざ書くとなると考え込みます。また長い時間考えて書けるものではないので難しい作業です。でもなりたい私になるための第一歩がこの中に隠されています。是非とも試して下さい。
大阪工業技術専門学校の幹事会と総会が開催されました。関西一円から各支部の幹事が和歌山市に集まってくれました。和歌山市を少しでも元気にしたいと思ってくれて、総会を和歌山市内で開催してくれました。同窓会会長、幹事の方と日頃からお付合いをさせてもらっていることもあり、今回は和歌山市内で開催してくれました。感謝申し上げます。
会場のアバローム紀の国に宿泊してくれる役員の皆さんもいて、和歌山市を楽しんでもらいました。卒業生は主に設計の仕事に就いている方が多く、卒業生の持つ設計技術が社会を支えてくれています。
役員の皆さんとの懇親は午後12時まで続き、仕事と与えられた役割を通じて社会の発展に寄与することを話し合いました。
- 東洋医療の仕事をしている方と懇談する時間を持ちました。和歌山県内で治療所を設立するに際しての相談です。氣や鍼灸などの技術を用いて心身の健康を維持増進させてくれます。若い人が治療所を設立する意欲を持っていることは歓迎です。
- 小学校時代の同級生が経営していた焼酎バーが10月末で閉店となります。東京在住の元同級生が和歌山市に少しでも元気のでる場所を提供したいと思って営業していたのですが、焼酎バーの形が和歌山市に適合してなったようで、東京に引き上げることになりました。閉店前のオーナーが来る最後の日に行ってきました。閉店は残念ですが最後の日を楽しみました。