市内の自治会長と懇談。自治会の照明をLEDに変更したいけれども、単価が高いので自治会費と照らし合わせると変えられない状況だそうです。「恐らく他の自治会も会計上、防犯灯をLED照明に変更したいと思っているけれども変えられない状況です」と話してくれました。そこで市役所に対しては、自治会で設置する防犯灯をLEDにする場合、現行の防犯灯設置に対する補助金を倍額にして欲しいと要望をしています。補助金を倍額にしてくれたら一灯当たりの費用は1万円以下となり、数年かけて変えることは可能な範囲となります。
ただし役所は財政難を理由に補助金額引き上げには難色を示していますが長い視点で捉えると補助金を増額してLED照明に変更してもらう方が、球切れの都度補助金を支出する頻度が減少しますから、初期費用は必要ですが将来の財政出動は少なくなります。
しかも平成23年12月1日から防犯灯の電気料金は半額程度になりますから、自治会の電気代負担額は少なくなります。そして市役所からの自治会に対する防犯灯の電気代の補助金額も減りますから、LEDに変えてもらった方が市の財政面の負担は少なくなるのです。防犯面、費用負担面、そして取替え頻度の減少など総合的に考えてもらって防犯灯の補助金額増額の検討をして欲しいものです。この点は従来から主張していますが、自治会からも強く要望すると話してくれました。
自治会内の防犯面、環境保全の意識付け、防犯活動に対する自治会の負担額減少などを考えて市の決断を期待しています。
同じく自治会長との懇談の続きです。9月の初め、和歌山市の民生委員として新宮市まで台風12号被害の支援活動に赴いてくれています。和歌山市から民生委員への参加を求めたところ希望者が少なかったので、民生委員の中から有志を募って参加してくれました。参加して思ったことは、「同じ県内の被災なので少しでも貢献できて良かった」ということでした。助け合いは社会生活で絶対に必要なことで、台風12号被害に対しては和歌山市のから多くのボランティアが駆け付けていますが、その行為は無駄にならないことを伝えてくれました。ボランティアとして被災からの復旧支援の経験をしていること。万が一和歌山市が災害に襲われた時に役立つこと。そして助け合うということは、和歌山市が困った時に助けてくれることを意味しています。今回、同じ和歌山県内の被災地を支援しなければ、心情的には和歌山市が被災した時にどこからも助けてくれなくなります。誰かが支援活動をしているので、いつか助けてくれることになるのです。勿論、損得で行動しているものではありませんが、人は動いた分だけが天への貯金となります。それは違う形戻ってくるものです。
和歌山市からの民生委員による復旧ボランティアは、和歌山市の見えない形の貯金になっています。立場ある役員さんの支援活動に感謝しています。
平成27年度開催の紀の国わかやま国体で、馬術競技は兵庫県三木市で開催される計画になっています。ただ和歌山県馬術連盟は承諾をしていないので、依然として開催地をどこにするのかは協議中になっています。候補地は県知事が決定するので、現時点では三木市で開催することが色濃くなっています。もっと早い段階から県と県馬術連盟が十分な協議をしておくべきだったのですが、そうならなかったことが県外開催の計画となって現れています。
ただ国体の馬術競技が開催地外で行われた過去の事例はありません。もし平成27年度の和歌山県での国体で県外開催となれば国体史上初めてのことになります。そして馬術連盟が県内開催を主張して県知事が三木市での開催を主張し平行線になれば、最終的に知事の判断が決定事項となります。調整が不調に終われば馬術競技の開催は中止という事態も想定できます。もし中止となれば戦後の特殊な事情で中止した場合を除けば、初めてのことになります。
そんな事態を招かないように納得できるように協議を続けたいところです。近々県の国体準備室との話し合いを予定していますが、歩み寄れる形にしたいと考えています。
もっと突っ込むと、問題は開催費用にあります。県内開催する場合の施設設置費用と、三木市で開催する場合の費用を天秤にかけて安価な方が予算面では有利になります。その部分の協議を行いたいと考えています。
過去の国体の事例では、馬術競技は主催県が県内開催とし、国体終了後は競技場を解体することになっています。つまり仮設競技場なのです。馬術人口は少ないため残す場合は使用頻度と維持費の問題が発生しますが、取り壊しますから国体終了後の維持費は不要となります。つまり県内開催と三木市での開催の場合の費用を比較することが鍵となります。
但し開催まで4年となり、県内開催の場合、今から候補地を捜せるかどうか、そして設置するための予算措置が可能かどうか問題となります。開催場所を巡って県と県馬術連盟の話し合いがこのような事態になっていることが分かったのがこの時期ですから、今からどうなるかは分かりません。関係者の意見を確認しながら、この時期ですから現実的な対応が必要です。開催できないことになれば和歌山県の恥となります。
台風12号によって被災された方の中で透析を必要としている人が数多くいます。この場合、避難所に避難できても透析を受けられなければ生命の危機にさらされます。そこで透析設備のある県内各病院が、病院での受け入れや医師の派遣など協力体制を敷いてくれました。地域が被災された場合、医療行為を必要としている人の対応が大切になります。民間の各病院との連携を保ち、日頃から連絡体制を整えておきたいものです。透析病院の方と話をして、被災した場合の医療の大切さを再認識しました。
社会人として勤めている方へのモチベーション向上のための社員教育について話し合いました。やる気を引き出すこと、仕事に対して積極的に取り組む姿勢を持たせることなどについては、専門的な教育や研修機会が必要です。仕事や上司からの指導だけでは限界がありますから、専門知識のある講師からの教育機会が欲しいところです。教育機関に立ち寄って、モチベーション向上のための教育機会の提供について話し合いました。
地域の元気は人が元気になることから始まります。元気に明るく頑張れる人を支援することは、組織や仕事に活気を与えることになります。やる気が向上する教育機会を増やすことも大切なことだと考えて、それが必要な組織に伝えています。
和歌山市内にある9つのライオンズクラブの合同例会に参加しました。ガバナーと呼ばれる大阪府南部と和歌山県のライオンズクラブのトップが出席してくれた例会となりました。2011年度のライオンズクラブ国際協会のテーマはBelieveです。信じることは、そう思うこと、そしてそう思って行動することです。ライオンズクラブが世界で一番困難の解決に貢献している奉仕団体であることを信じて、行動することの大切さを伝えてくれました。信じることから始まるものがある。その精神から東北の被災地支援も最大級の金銭的支援を行っています。また台風12号の被害に対しても迅速な支援活動を行っていますし、今も継続しています。