活動報告・レポート
2011年10月1日(土)
健診
健診

秋本番の気候になってきました。一気に涼しくなり夏の暑さが嘘のように感じます。今朝から胃の検診に行ってきました。所謂、胃カメラですが、注射をしてもらうと意識がなくなり、気がついたら検診は終わっていてベッドの上でした。検査結果を伺ったところ異常はなく、きれいな状態だったので安心しました。比較的多い飲食や不規則な食生活などによって胃の検診に引っ掛かり心配していたのですが、何事もなくてホッとしました。今日は健診日としていたため緩やかな日程にしました。

「自動車の運転を控えるように」ということで、夕刻まで緩やかな時間となりました。

トレーニング

アーチェリーでオリンピックを目指している選手がいます。和歌山県在住で、2016年のリオデジャネイロのオリンピック出場を目指しているのです。次回のオリンピックはロンドンですが、若い選手達はその次を目標にして練習に励んでいます。その次は今から5年後のことですが、長い目標だけに気持ちが保てるかどうか、体力の向上を図れるかどうかが鍵を握っています。そのトレーニングの現場に立ち会いました。基礎力の部分を鍛える方法をトレーナーが指導していました。

筋力を高める方法、柔軟性を高める方法など、全てのトレーニングに意味があります。その意味を解説しながら実践してくれるのでとても理解できますし、意味がある練習だと分かることで継続することができます。アーチェリーで疲れてくると姿勢が崩れるのは筋力が弱いことが原因ですが、どの筋肉を鍛えるのかは選手の筋力によって違います。その弱い部分を強化しようとしています。

しかしインナーマッスル、つまり身体の内部の筋肉は意思の力で自由に動かせるものではありません。外部の筋肉は意思の力で動かせますが、内部の筋肉は意思の力が働かないので、鍛える以外に動かせる方法はないのです。強く鍛えておくことで、一瞬の動きに対応できるようにする。そのトレーニングが必要なのです。

内部の筋肉を強くするには器具を使ってではなくて、身体を使うだけ、またはゴムを使う程度です。言うことを聞かせられない筋肉を鍛える場合、意識をそこに持っていかなければなりません。そこの筋肉を活用することを意識しておかないと鍛えられないのです。

ここでも意識の力が身体を支配しているのです。無意識の内に筋力が鍛えられていることはないのです。全ては意思が支配していることを前提にして身体を鍛えていきます。

トレーニングで分かったことですが、少し身体の向きや角度を変えるだけで、鍛えられる筋肉の部位が違うのです。腹筋の場合、足を曲げて正面に起き上がるのと、足の曲げる角度を右にずらしたり左にずらしたりするだけで使う腹筋の部位が違うので、お腹全体が鍛えられるのです。ですから組み合わせ方によって無数にトレーニング方法はあるということです。同じ腹筋をするのでも合計140回を目標にするのではなくて、前に向かって60回、左に40回、右方向に40回で合計120回を目標にする方が効果はあります。そして一気にするのではなくて20回を1セットとして60回なら3セット、40回なら2セットを行うようにする方が継続できます。以前のトレーニングは歯を食いしばって根性で回数を行っていましたが、今は筋力を高める楽しさを感じながら鍛えること、科学的な根拠を伝えて鍛える部位を意識するトレーニングに変わっています。

楽しい要素があること、鍛える部位を意識すること、そして継続することが現代のトレーニングです。楽しい要素とは目標です。例えば2016年のオリンピック出場だとか、来年のホノルルマラソンに出場することなど、達成可能な目標を感じながら練習をすることが目標を持たないでする練習よりも続くのです。

鍛える部位を意識するとは、内部の筋肉は意思が働かないので、そこを意識しなければ鍛えられないのです。地味なトレーニングに思いますが、無意識に動いている筋肉を鍛えることが試合では大切なのです。

トレーニングの持つ精神は、どんな分野にも共通するものです。生活や仕事でも活かしたいものです。