活動報告・レポート
2011年9月28日(水)
県議会閉会
県議会閉会

平成23年9月定例会が閉会となりました。提案された議案の審議を全て完了し、また意見書を採択して全日程を終えました。提案された議案、補正予算案は全て可決することになりました。補正予算は約672億円で、台風12号による被災地復旧のために費やすものですから、可及的に審議し結論を出す必要がありました。そのため一般質問の日程を短縮して被災地選出の議員を優先させた一般質問となり、補正予算作成のための期間を十分に設けるなど、当局と連携を図り迅速な災害対応を行った議会でした。

被災地のことは被災地選出の議員が毎日のように現場に入っていることから、被災地の声、必要な予算のことが分かっています。被災地選出以外の議員も現地に入りますが、やはり直接的な意見を聴取し、毎日の現場の状況の移り変わりが分かっている議員からの提案が必要なことです。県議会としてその意見を最大限に尊重し、発言の機会を優先させることは、即、必要な補正予算措置と復旧支援につながるものです。

県議会も災害対策本部を設置して支援体制を固めていますし、オール県議会として本会議と特別委員会、そして委員会を初めとする場面で補正予算の審議を行いました。結果として迅速な復旧支援体制を整え、当局と連携が図れた議会になりました。

自分のことよりも被災地の復旧を優先させる姿勢と、被災地選出の議員の意見を確認できたことで、県議会として適切な対応ができたと考えています。

本議会で提案された議案は次の通りで、全ての議案は可決されました。私は全議案に賛成の意思表示を行いました。

議案第101号平成23年度和歌山県一般会計補正予算
議案第102号平成23年度和歌山県営港湾施設管理特別会計補正予算
議案第103号和歌山県税条例の一部を改正する条例
議案第104号和歌山県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例
議案第105号和歌山県障害者施策推進協議会条例の一部を改正する条例
議案第106号風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例
議案第107号和歌山県高等学校等修学支援対策基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例
議案第108号和歌山県スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例
議案第109号和歌山県立特別支援学校設置条例の一部を改正する条例
議案第110号和歌山県使用料及び手数料条例の一部を改正する条例
議案第111号平成23年度建設事業施行に伴う市町村負担金について
議案第112号訴訟の提起について
議案第113号訴訟の提起について
議案第114号紀三井寺公園及び和歌山県営相撲競技場の指定管理者の指定について
議案第115号工事請負契約の締結について
議案第118号平成23年度和歌山県一般会計補正予算
議案第119号平成23年度和歌山県農林水産振興資金特別会計補正予算
議案第120号職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
議案第121号和歌山県教育委員会の委員の任命につき同意を求めるについて

また請願2件も全員賛成で採択されました。

議請第2号行政書士に行政不服審査法に係る不服審査手続の代理権の付与を求める意見書についての請願
議請第3号漁業用軽油にかかる軽油引取税の免税措置に関する国への意見書の提出を求める請願

以上が採決の結果です。補正予算を可決したことで諸手続きを進め、復旧工事に取り掛かることになります。

まけるな!!和歌山

台風12号被害からの復旧復興に向けて、和歌山県に住む私達が一丸となるためのキャッチフレーズができました。「まけるな!!和歌山」がそれです。県がスローガンを策定した主旨は次の通りです。

「本県は、台風12号の豪雨による河川の氾濫や土砂災害等により、県南部を中心に甚大な被害を被りました。この災害に対し、和歌山県では、被災者の救済をはじめ、一日も早い災害復旧に向け、関係機関とともに全力をあげて取り組んでいるところです。
かつて、我が国が、戦後の瓦礫の中から奇跡の復興を遂げたように、本県においても、後世において「和歌山の奇跡」と呼ばれるような復旧復興を実現するべく、被災された方々のみならず、すべての県民の皆様が一丸となって取り組むためのキャッチフレーズを作成しました」。和歌山県の奇跡と呼ばれるために何をすべきか。それは私達ができる行動をすることが奇跡を呼ぶことを信じることです。

その他
  • 小学校の英語教育に関する協議を行いました。緊急雇用対策として小学校の先生に対する英語教育の指導を行う事業があります。平成21年度から平成23年度のまでの事業ですが、国の方針でこの事業予算が打ち切られることになります。必要な事業は予算で語るのではなくて成果を見て、それを継続したいと考えています。そのことに関して話し合いました。
  • 通夜式に参列。知人の会社で務めている方の母親がお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りしています。
  • 今日はYさんの誕生日でした。お祝いに伺ったところ笑顔になり、大変喜んでくれました。「もうこの年になると誰もお祝いしてくれないのですよ。片桐さんが初めてですし、お祝いしてもらうのは本当に久し振りです。ありがとうございます」と丁寧に迎えてくれました。心からお祝い申し上げます。