活動報告・レポート
2011年9月16日(金)
新しい仕事
朝会

前8時から会合を行いました。訪問した会社では既に朝会を終えるところでした。社長に「朝のミーティングの開始時間は早いですね」と訪ねたところ、「毎日、朝7時からミーティングを行っています」という答えが返ってきました。8時少し前に始まったと思っていたのですが、1時間もミーティングを行っているのです。そして朝の8時からお店を開店させています。1時間も今日の仕事の方針を確認しあい、社長の訓示を聞き、仕事に取り掛かっているのです。

「朝の8時からお店を開けるのだから、1時間前には出社してお客さんをお迎えできる体制を取ることが大切です。それができないなら辞めてもらうしかありません」という言葉がありました。プロの仕事は厳しいものです。お店は朝の8時から夜の8時までです。お客さんに来てもらう時間は12時間。お店を終えてから机上業務が平均2時間、夜の10時頃仕事を終えています。

それをしなければ勝ち残れないのです。参考までに社長は7時前に出勤していますし、昨夜は午前2時まで仕事をしていました。帰っても寝る時間はありません。部下を引っ張っていくためには、自らが示しを見せる必要があるのです。自分が楽をして部下がついてくることはありません。ここに率先垂範を行っている経営者の姿勢がありました。

話し合いの中身はともかく、経営者としての姿を学ぶことができました。

新しい仕事

いまこの地域にない仕事を創造することは簡単ではありません。見本となるものがないものを理解してもらうことは難しいことなのです。介護エステ、またはケアエイドと言われる仕事の分野は和歌山県にはありません。勿論、養成機関もありません。しかし福祉施設などでは要望があるのです。高齢者になっても女性は化粧をすること、きれいでいることが生き甲斐になる場合があるようです。

自分で化粧ができないとしても、介護職員さんが化粧やエステの技術を身につけていたらその女性の要望に応えられますし、生き甲斐作りにもつながります。職員さんにしても、単に身の回りのお世話をするだけではなくて、生き甲斐作りのお手伝いをしていると感じられる方が仕事のやりがいにもなりますし、喜んでもらえることが嬉しい筈です。

介護職員さんに美容と健康作りの技術を教えるための取り組みが始まろうとしています。潜在的需要はあると思います。ただ和歌山県に存在していない仕事なので実現させるためのハードルは高いのです。国に相談したところ「この仕事は既存の仕事の分類に当てはまらないですね。福祉でも健康でもないので分類項目に適合しないと、養成機関として認めにくいですね」という回答もあります。今、その壁を乗り越えようとしている人たちがいます。

やろうとしている理由は使命感です。介護職員さんの離職率が高い、付加価値を持ってないことから所得が低い、若い人がやりたがらない、など介護施設への就職を敬遠している若い人達に、福祉の仕事に今までにない価値を付加しようとしているのです。

できたら地元で就職してもらい、介護の仕事にやりがいを持って、福祉の仕事で生きられるようにしたいという郷土愛があります。そこに高齢者の皆さんに生きている限り、女性でいて欲しいという願いも込められています。

介護エステ、ケアエイドという仕事が和歌山県内の介護施設で満たされるようになれば、高齢者もそこで働く若い人たちも生き甲斐を持てます。そんな介護施設と職場を目指した挑戦が始まりました。

特別委員会打合わせ

東南海・南海地震等対策特別委員会の打合せを行いました。今回は台風12号の状況と対応が主な議題ですが、委員会には復旧に当たってくれている電力会社と通信会社にも出席してもらい、復旧の状況を委員に説明をしてもらうことになりました。

行政だけが復旧に努めているのではなくて、インフラ企業も地域の皆さんの生活確保のために全力を尽くしてくれていることを理解してもらうことを目的にしています。

現在、全ての地域で電気と通信が復旧している訳ではありませんが、作業ができる場所の復旧は終えています。残っている回線は、道路が遮断されたり作業車が入れない地域だけです。行政機関と連携を保ちながら、今日も復旧作業を行ってくれています。

表にはでませんが、陰になって地域を支えてくれている方がいるのです。委員会としても理解をしておきたいと考えています。

その他
  • 台風12号に関する義捐金の取り扱いについて所管と協議を行いました。みんなの思いを届けたいものです。
  • 東日本大震災の被害を受け、和歌山市に避難している方の支援について協議しました。和歌山市に来て良かったと思われるような対応をしたいと考えています。民間で支援できることは支援する、そのことを話し合いました。
  • 和歌山市で活動するためにレッスンを続けているガールズユニットについて話を伺いました。デビュー前の段階なので活動予定は未確定ですが、平成23年11月に和歌山市内のイベントでデビューしたいと考えています。詳しいことは改めて触れますが、地元和歌山県で誕生したガールズユニットを応援したいと考えています。