活動報告・レポート
2011年9月11日(日)
台風への対応
大人塾

「次世代型路面電車構想を中心にした和歌山の街づくり」をテーマとした大人塾に参加しました。和歌山市の路面電車は明治42年1月に開通し、昭和46年3月31日に廃止となった歴史があります。車社会の到来と共に路面電車は行き場をなくし、その姿を消したのです。ただ富山市では平成18年4月に路面電車が開通するなど、環境に高い関心があるところではコンパクトシティを目指した街づくりを行っています。道路の狭い和歌山市で路面電車を復活させることは難しいと感じますが、高齢社会には公共交通機関が必要となります。路線バスや和歌山電鉄、南海加太線などが大切な交通手段となりますから、市内中心部と和歌の浦などを結ぶ基幹ルートとしての公共交通機関も選択肢になるかも知れません。

前日の意見の続き

前日の台風12号に対する電話の後日談です。再び電話を受けました。電話の内容は、謝りたいというものです。昨日、自宅に戻ると奥さんと娘さんに大変怒られたという連絡でした。理由はお酒を飲んで、相手に失礼な電話をしたことでした。

その時、居酒屋で知人と台風12号の対応の話になり、「知事が何もしていない」という話になったそうです。そこで知事は知らないけれど私を知っているということから、その場で電話をしてきたのです。相当お酒を飲んでいたことから、失礼な電話になったということです。

反省して早く謝らなくてはとの思いから、一晩中、寝られなかったことと「取り返せない失礼なことを言った」という誤りの言葉をいただきました。そして奥さんからは、「日頃から何かと相談に乗ってもらっている片桐さんに何ということを言ったのか」と叱られたたようです。娘さんも父親に対して泣きながら、人を批判することの無意味さを伝えたそうです。「大変なことをしました」とお詫びをいだたき、逆に「活動内容も知らずに申し訳なかった、もっと応援します」と伝えてくれました。

済んだことは良いことです。これからの活動が大切なので、これを教訓にして、皆さんにもっと活動を伝えたいと思います。

台風への対応

三重県の方から意見をいただきました。三重県の台風12号への対応についてです。台風到来の予報が入った時、三重県知事は台風が接近する地域に入り、県職員さんとともに現場で状況を把握したそうです。そして自衛隊の出動要請を行い、即座に災害対策に着手しています。確かに、先週の月曜日に三重県の人と会った時に、「三重県では復旧作業に関して入札を開始しています」と話してくれたことがありました。そして入札を知らせる携帯電話のメールを見せてくれました。「対応が早いですね」と話すと、「災害時の対応はスピードです」と答えてくれました。

三重県の対応は詳しくは知りませんし、被害状況、被害地域も違うので一概には比較できませんが、復旧に向けたスピードは学ぶべきです。

補正予算をあげて即座にスピードをもって対応したいと考えています。

そして要望をいただきました。中小規模の地元会社への資金融通についてです。地元で被災された会社は資金が不足しているので、災害からの脱却は難しくなることが予想されます。仕事を請けても資金が不足するため、仕事ができないのです。材料費や人件費などの手持ち資金がないので、仕事を請けたら仕事の代金を受け取るまで持ちこたえられないからです。

100万円でも金融機関が貸付できる制度を整えて欲しいとといことです。災害救助法の適用を受けた地域ですから、被災者への支援と共に会社を継続させることの支援も、復旧後の地域にとって必要なことです。是非とも実現させたいものです。

地域を守ることとは、そこで生活している人を守ること、そして地域にあり地元の経済活動を担ってくれている会社を守ることです。両方を実現させることが災害後の地域を守ることなのです。

台風への対応2

台風12号に関してお礼の意見です。田辺市の東側の地域にある児童施設ですが、停電が続いているので子ども達の生活に影響が出始めていました。地元からは早く電気を送電して欲しいとの要望がありました。身体に障害を抱えている子どもの場合、停電はなるべく避けたい事象です。例えば呼吸器や電気を必要とする機器を使用している場合は、安全確保の面からも早期の送電が必要です。ところがこの児童施設に至る道路は土砂で崩れてしまい、加えてここに送電するための電柱が全て倒壊してしまっているのです。復旧作業ができない状況で、関係者から「少しでも早く電気を」の要望が続いていました。

中国電力から発電機車の応援をいただき、無事に電気を送電することができました。「灯がついた時の安心感は格別です」と連絡をいただきました。

電気があることで安心感があり生きる勇気がでることを感じました。灯は安心感と安全を運んでくれますし、生きる力も与えてくれるものなのです。人は本能的に暗闇に恐怖を覚えますから、前向きな気分になるためには明るい空間が必要です。電気がその役に立っています。厳しい意見が多いのですが、嬉しい意見に出会えるとホッとします。批判からは物事を前進させることはできませんが、感謝の気持ちからは物事を前進させる力を与えてくれます。どちらの力が人を動かすのか明らかです。可能な限り、人には感謝の気持ちを伝え、前向きな意見を発信したいものです。