日本はどうなるのか。今から10年後以降の姿について話し合いました。今のままの危機感のなさを継続しているとしたら、米国と中国に今まで以上に挟まれ存在感が失われているという結論に落ち着きました。防衛も経済も両国は今以上に力を増していきますが、わが国にはその気配はありません。今の40歳代以下の層が目覚めて、国力回復に向かう気概を持つことが大切なことです。

防衛、外交、エネルギー、そして経済力回復をどうするのか、考えるべき課題です。

その弱さは、危機に直面しているのに「日本の経営者は決断ができない」ということです。両国での間で事業を行っている実業家の率直な言葉です。決断できない間に物事は進んでいます。ゆっくりと決断をした時には時間が経過しているので、同じ状況下での決断とはなりません。事象が発生した時と決断時期にズレが生じているので、適切な結果が導かれない時があります。国際間でこの責任者の決断時期の遅れは、大きな差となって現れます。

既に世界は自国語と英語、そして中国語の習得が求められる時代に入っています。シンガポールでもそうですが、小さい時期に英語と中国語を学びます。この二ヶ国語でビジネスができることが世界で戦うために必要なことです。日本人は言語という武器を持たないで世界を相手にしているようなものです。意思疎通のズレ、意思疎通の遅れ、通訳を介することによる微妙なニュアンスのズレなど、世界の舞台での政治やビジネスでの差が気になります。既に世界の指導者層は、米国と中国の大学に行く時代となっています。競争力と共生力を回復させなければ明日はありません。

紀の川市では議会一般質問が始まりました。本日は8人が登壇しました。市長、議長に会って話を伺いました。紀の川市の面積は和歌山市とほぼ同じ大きさです。そして京奈和自動車道、紀の川市と関西空港を結ぶ道路、トンネル構想、これは9km、約10分で紀の川市と関西空港を結ぶ計画です。市役所庁舎建て替え、そして中学校の移転など市を活性化させる計画が沢山あります。

現在の市役所の北隣に7階建ての新庁舎を建設中で、完成は平成24年度中、平成25年1月頃になります。紀の川筋では最も高い建築物となります。そして中学校給食の導入も検討課題となっています。中学校給食を導入している学校とそうでない学校があり、一元化の要否も議論されています。このように市が動いている様子を感じました。

議会中のお忙しい中、対応していただき感謝しています。

和歌山県の電気自動車充電ネットワークの取り組みの概要が判明しました。これは和歌山県内、そして世界遺産地域を電気自動車でドライブできる環境を整えるため、拠点となる地域に公共急速充電器の設置を進めるものです。そして民間事業者で観光客を初めとする利用者への一般開放の充電器設置に対する補助制度を創設しました。この取り組みによって和歌山県の電気自動車用充電器の設置が拡大し、電気自動車による観光やドライブが楽しめる環境づくりを目指します。

電気自動車用充電スタンド設置予定箇所は次の通りで、いずれの箇所も一基の設置です。

（※事業主体／施設名／所在地／施設の内容／充電器出力（予定））

1. かつらぎ町／道の駅　紀の川万葉の里／かつらぎ町萩原／物産販売所・食堂・トイレ／20ｋＷ
2. 高野町／高野町役場／高野町高野山／役場庁舎（正面駐車場）／20ｋＷ
3. 湯浅町／駅前多目的広場／湯浅町湯浅／観光・物産案内所・休憩所・トイレ／20ｋＷ
4. 田辺市／世界遺産熊野本宮館／田辺市本宮町本宮／和歌山県世界遺産センター／トイレ・多目的ホール・展示・交流スペース／20ｋＷ
5. 白浜町／道の駅　椿はなの湯／白浜町椿／温泉施設・物産販売所・軽食・トイレ／20ｋＷ
6. 串本町／紀州なぎさの駅　水門まつり／串本町串本／物産販売所・食堂・トイレ／20ｋＷ
7. 那智勝浦町／道の駅　なち／那智勝浦町浜ノ宮／熊野那智世界遺産情報センター・温泉施設・物産販売所・トイレ／40ｋＷ

夜は通夜式に参列、Oさんの通夜式でした。最後にお会いしたのは今年の初めだったと思います。肺癌と戦っている最中、鼻に呼吸器を通した姿で自宅に迎えてくれました。肺癌と戦っている姿は痛々しいのですが、立ち向かっている強さを感じました。「政治の世界でもしっかり頑張ってくれ。期待している」と言葉を掛けてもらったのが最後となりました。病院での治療を続けてきましたが帰らぬ人となりました。心からご冥福をお祈りしています。Oさんの期待に応えられるように、今日も全力を尽くしています。

• 事業用太陽光発電について検討依頼がありました。規模はそれほど大きくないので設置費用と投資費用回収の検討が必要です。但し再生エネルギーの買い取り価格が決まっていないので採算計算はできない状態であることを伝えました。