活動報告・レポート
2011年8月30日(火)
太陽光発電
電波障害

高い建物が建つことによって、周囲への住宅地に電波障害が予測される場合、建物の建築主が有線テレビや光テレビ用の費用負担をすることもあり得ます。テレビは娯楽ですが、生活に必須なもの、生活に欠かせないものだと思われているからです。ただ国ではテレビは生活の必需品でないという考え方もあり、デジタル化の際のデジタル対応の費用負担の際に混乱が生じました。

国策によるデジタル化の費用を国が負担しませんでしたが、民間の高層建築物が立てられた場合の電波障害に関しては、事業主が負担することに異論はないようです。地域社会では責任が明確になります。

その電波障害に関わる協議に立ち会いました。時期と電波障害への対応のための費用負担に関して話し合いをしました。このケースは、それほど大きな問題にならないと考えています。

マスターズ陸上

和歌山市紀三井寺競技場で開催されたマスターズ陸上の全国大会が無事終わり、鴻池理事長を初め関係者の皆さんが挨拶に来てくれました。全国大会を成功させたこと、そしてマスターズのオリンピック大会を誘致したいことなどの話を伺いました。今回の和歌山県での大会は県関係箇所の協力を得られたことから、実りの多い大会となったようです。日本でのマスターズ陸上を発足させ、そして事務局を持っている和歌山県で主催したこと、成功させたことを誇りに思います。

太陽光発電

個人の遊休地に太陽光発電設備を取り付けたいという申し出がありました。果樹を生産している土地と遊休地を活用して、自然エネルギーでの発電に協力したいというものです。

この夏、電力会社の電力供給が危機的だったことから、協力したいとの考えによるものです。本来であれば果樹園として全面活用する計画もあったのですが、太陽光発電が電力不足解消に役立つのであれば設置したいということです。割合広い敷地であり、初期費用も相当必要かと思いますが、節電要請と火力発電に頼ることは地球環境問題への対応に逆行しているという考えから自然エネルギーに関心を持ったようです。正に節電の夏が、この方の考え方を変えたようです。

「当たり前のように使用していた電気が不足するとは思ってもいなかった。電気の有り難さが分かった。そして自分で貢献できることはないかと考えた」と、土地の活用を申し出てくれたのです。

電気が不足する事態となったことから、省エネに協力してくれる人の意識が変化しているのです。自らできることから取り掛かろうという意識が芽生えているように感じます。それが遊休地を活用した太陽光発電の設置であり、自宅やマンションの屋上への太陽光発電設置の機運です。不安定な電力が大量に系統に流れるようになると不安感がありますが、皆さんが感じていることを行動に移すことは有り難いことです。

家庭用太陽光発電の取扱店と話し合ったところ、家庭用太陽光発電に関する問い合わせが過去最大であり対応し切れていないと聞きました。今後のエネルギー政策の方向性にもよりますが、個人として節電と電力不足に対応しようとする動きは続きそうです。

太陽光発電の価格は現在のところ1kWあたり約50万円から約65万円となっています。

買い取り価格の水準によって採算性が左右されます。導入する意向のある人にとって、採用の要否は、買い取り価格の問題となっています。

会合

連合和歌山海草地域協議会の会合に出席しました。一年に一度の会合で、最近の活動について報告をさせてもらいました。その後、懇談会があり、それぞれの立場からの課題についても話を伺いました。

期待するのは消費拡大による内需拡大です。国内消費が弱いことも要因の一つとして、企業は円高によって苦しんでいます。国内消費規模を拡大できれば経済成長にもつながるのですが、もし増税路線が敷かれると消費は一段と弱くなると思われます。参加していた皆さんは新しい総理大臣の経済対策について関心があります。新しい民主党代表の野田代議士の総理就任と所信表明に注目しています。

その他
  • シルバー世代によるパソコン教室について報道関係者と話しました。講師も受講者もシルバー世代であり、年齢を重ねてもパソコンを上手く使って生活に情報という刺激が持てるようにしています。取材にも出掛ける予定です。
  • 電力不足の時代に建設された黒部川第四ダムの見学について協議をしました。通称「くろよん」は、電力会社が社運を託した水力発電所です。戦後の電力不足を解消するために建設された発電所で、その難工事は物語にもなり映画化された程です。当時と同じような電力不足の夏となりました。私達の豊な生活を見直そうとして、和歌山市内の有志の皆さんが見学に行くことになりました。行程案内や注意事項などの打合せを行いました。
  • お見舞いに伺いました。心臓にペースメーカーを埋める手術をしたTさんをお見舞いしました。手術が成功し、すっかり元気になっていたので安心しました。ここでとても不思議な出会いもありました。もう一人の方がお見舞いに来ていたのですが、「そろそろ片桐さんに会えると感じていました」と話してくれて、最近の活動について励ましてもらいました。