活動報告・レポート
2011年8月25日(木)
国民健康保険
国民健康保険

和歌山市の国民健康保険に加入希望者がいたため窓口に伺いました。窓口の職員さんはとても親切に応対してくれて感じが良く、国保加入希望者も好印象でした。ただ掛け金が思っていたよりも高くて決断までに躊躇がありました。それまでは某業界の組合系の保険に加入していたのですが、掛け金が高く生活が厳しくなったので国保へ変更しようとしたのです。家族三人、ご主人さんだけが仕事をしていて年収約200万円。それに対して国保料は月々約35,000円となりました。一年間の保険料は約40万円となります。比較すると如何に高いかが分かります。

年収200万円のうち、国保料が40万円。収入に対する国保料の比率は20パーセントです。年収から税金や国民年金保険料を差し引きすると、国保料の占める比率はもっと高くなります。生活が厳しい中、20パーセント以上の保険料の支払いはとても厳しいのです。

それでも最終的に、万が一の場合の医療費負担を考えると、加入した方がリスクを軽減できるので加入することになりました。しかし生活が向上できるかどうか分かりません。

「例え1,000円でも保険料を下げられると本当に有り難いです」と奥さんが話してくれ、生活すること、生きることが大変厳しい社会であることを改めて痛感しました。

一所懸命に働いている家族の生活が楽にならないこと、これは社会として問題です。

政治家の仕事は個別の対応もそうですが、市の税収を増やし市民の皆さんの税負担、国保料の軽減を図るようにすることが仕事です。和歌山市が経済的に活性化し、税収を増やすことで市民税や国保料、介護保険料を低く抑えられるのです。市全体として家庭当たりの税負担、そして社会保険料負担の軽減を図りたいと強く感じました。

そんな話を依頼者にしたところ、国民健康保険制度やしくみについて納得してもらえました。国民健康保険に関する直接的な声を受け取りました。皆さんが加入する際に躊躇しないでも良い負担水準を目指したいものです。

和歌山マリーナシティ

和歌山市を代表する観光地が和歌山マリーナシティです。この施設の今後の活用に関して協議しました。夏休みということもあってフロントは家族連れや若い人たちが交流して賑わっていました。このような賑わいが年間を通じて続いて欲しいところです。少し前までは夏休みの稼働率は100パーセントだったそうです。今の高い稼働率を維持していますが、他の季節、特に冬場の集客がテーマパークしての課題です。

新たな設備投資をするのか、設備更新費用の投資判断をどうするのかなど、課題は山積しています。お客さんの満足度を高めるためには設備投資が必要ですし和歌山県としても設備の充実を求めたいところですが、民間施設なので後は経営判断に委ねる以外にありません。和歌山市を代表する観光地としての役割を果たしてくれるような事業形態を望みました。

福祉施設

市内の新しい福祉施設を訪問し、経営者を初め幹部の皆さんと懇談しました。新しいパンフレットが完成し、昨日からホームページも立ち上がりました。既に入居されている方もいて、スタッフとコミュニケーションを図っている光景もありました。高齢者に優しい和歌山市でありたいものです。

パリコレ

和歌山市内でパリコレクションができないものか協議をしています。予算面、行政機関間支援面から困難な状況ですが、関西で実施されている神戸コレクションを参考にして、実現可能性を引き続き模索することにしました。

和歌山市が元気のない理由として、和歌山市には若い人が遊べる場所がないこと、ファッション性に欠けていることなどがありました。「最近、家族連れで和歌山市内に出掛けたことがない」、「泉南のイオンや天王寺まで買い物に出掛けている」などの意見がありました。

確かに、若い家族連れやカップルを見掛ける機会が少なくなりました。勿論、和歌山市は歩くまちではなくて車で移動するまちですから、人通りが少ないことは承知しているのですが、それでも寂しい状況です。

また意見として「市長は和歌山市を良くする、良くするばかり言っていますが、一体何を良くするのか分かりません。若い人が過ごせるような政策は、具体的に何が実現されたのか知りたい」というものがありました。中心市街地の活性化は図れていませんし、多くの市民の方からは失敗だったと聞かされます。人通り、賑わいなどが実現できていないことから政策の失敗だと印象付けています。

遊びとファッションがまちの活力なのです。遊びもファッションもないまちでは、活力が生み出されないのです。人脈からパリコレを実現させることは可能ですが、予算と市のやる気の問題から和歌山市での実現は困難に直面しています。

その他
  • 里道と水路の問題に関して協議しました。和歌山市の場合、市街化調整区域では耕地課が所管で、市街化区域は道路管理課が所管となっています。里道を舗装する条件は、予算措置を伴う前提で、現行では幅3メートル以上となっています。市外各地域の場合は予算面から厳しいところで、状況により判断されそうです。
  • 再生可能エネルギーについて協議しました。再生エネルギー法案が衆議院を通過していますが、和歌山県としての動きが見えないという意見があります。他府県では誘致、新しい産業として有望であるとして誘致活動を行っていますが、和歌山県は様子見の感があります。やる気のある地方自治体に先行され、この分野でも遅れをとりそうな気配がします。