活動報告・レポート
2011年8月23日(火)
スポーツ力
都市計画道路

和歌山市内の某地域の都市計画道路に見通しがついてきました。完成を平成27年度に定めて開通準備を進めています。但し同意の必要な会社への交渉が捗っていないため、この会社移転が計画通りに開通するか否かの鍵となっています。ただそれを待っていても進展はしないため、できる箇所から計画を進めています。その移転問題に関して複数人の方と協議を行いました。協議と説明のお願いをしたところ、お願いした皆さんが快く応じてくれました。それぞれ1時間程度協議をしたのですが、全ての皆さんが計画に異論はなく快く応じてくれました。

それどころか「困ったことがあれば応援するから」というコメントもいただき、感謝するばかりです。日頃からの付き合いと信頼関係の大切さが分かります。困った時の神頼みは通用しないのと同じで人間関係は日頃が全てです。きちんとした付き合いをしていることが、いざという時に助けてくれることになります。

時間を割いていただいた皆さんに感謝しています。ありがとうございました。

スポーツ力

スポーツの世界で頭角を現すことは大変なことです。世界を目指すためには世界ツアーを転戦する必要があります。勿論、世界レベルの競技選手になるには大変なことですが、世界レベルに到達しようとする選手が、そこから飛び抜けるか、それとも世界に届かないかの違いは資金力にも影響されます。

世界ツアーを転戦して、ツアーポイントの高い大会で勝つことによって世界ランキングは上昇します。つまりツアーに出場し続けることが世界で戦うための条件です。資金不足で世界ツアーを見送っていると、世界ランキングは落ちる一方です。資金面から大会に参加できないので配慮してくれることはないのです。

Aランクのナショナルチームに入れると資金の問題は解消されますが、そこに至るまで、その直前の時期が大変なのです。練習を始めスポンサー探しと依頼を本人が行わなければなりません。本人が動かないことには助けてくれないからです。スポンサー探しに力を入れると競技力が低下しますから、何を重点にした行動をするのかが難しいのです。

地域でのスポーツ振興に関して、そしてもう一つの問題があります。それはライバル、練習相手が存在していないことです。ある競技のナショナルチームの選手と話をしました。

和歌山市出身ですが、現在は東京を拠点として活動をしています。和歌山市を拠点として活動して欲しいと依頼したのですが、答えはノーでした。理由は明快で、練習相手がいないからです。自分以上のレベルの選手と練習をすることで、自らの実力を向上させることができるのです。実力が下の選手と練習をしても、自分の力が伸びることはありません。常に向上心のある選手は、練習相手、そして共に向上できるライバルを求めているのです。

そんな相手が和歌山市には存在していないのです。和歌山市だけではありません。大都市以外の地方都市にいるとライバルと呼べる練習相手はいないのです。ですからどうしても東京を拠点として活動をすることになりますし、東京から世界ツアーに参加することになります。

そうすると和歌山市では地元から応援する意識は薄くなりますし、スポンサーもつきません。身近なところにいるからこそ応援する気持ちになりますし、広く薄い資金援助も期待できるのです。

全国で活躍している競技選手を、和歌山市から応援する動きは余り感じられません。和歌山県をスポーツで元気にするための課題は大きいことを感じます。和歌山県を拠点として活動する競技選手が生まれると、和歌山県のスポーツ力が向上していることだと認識できます。

がん治療センター

和歌山県が健康力のある県になるためには、癌による死亡率を低下させることが課題です。残念なことに和歌山県の癌による死亡率は高くなっています。明確な理由は分からないのですが、喫煙率が高いこと、健康診断受診率が低いことなどが考えられます。ただ決定的な理由にならないので、核心に触れる対策を講じることは困難なのです。

ただ県民の生命を守ることに全力を尽くすこと以外に、県政で大切なことはありません。生命と安全を守ることが地方自治体の使命です。

ですからがん治療センターを和歌山県内に設置したいこと、できれば県立医科大学に近接したところに設置したいものです。和歌山県のがん治療は世界一であることを目指せば、そして本気であればそれを達成できます。

県民の皆さんの生命を癌から守ることは最も重要なことですし、がん治療センターがあると全国、外国から癌治療にやってきます。和歌山県が健康先進地になれたら、それだけでお客さんは増えますし、交流人口が増加します。地域外からの収入も増えるので医療による地域づくりは、夢がありかつ現実的なものです。

医療関係者、福祉関係者の皆さんと、がん治療センター設置という夢の実現に向けて動き出そうと話し合いました。

その他
  • 緊急経済対策に関する資金繰りについて協議を行いました。風評被害による売り上げ低下の時期は過ぎています。それでも何かの要因から売り上げが低下している会社があるのです。因果関係が分からないので、被災による貸し付け対象になるかどうか分からないのですが依頼を行いました。風評被害の定義は不明確ですが、ただ余りにも東北と直接的な関係がなければ、適用は難しいと思います。
  • 明日の金魚すくいイベントに関して対応を協議しました。このイベントに際しては、大和郡山市から金魚2,000匹の寄贈を受けて今います。余り知られていませんが、マスコミに取り上げられなければ大和郡山市に申し訳ないと感じています。秋にも第二弾のイベントを実施する予定ですが、第一回目の金魚すくいイベントの取り扱いを大切にしたいものです。
  • マリンスポーツのあり方にいて協議を行いました。マリンスポーツで和歌山市の海に来ているのは、大阪府、京都府、奈良県からのお客さんが多くなっています。和歌山市がマリンスポーツの拠点として認知されているからです。ところがマリンスポーツに適している海から、これらの愛好者を締め出そうとする動きがあるようです。
    海は和歌山県の観光資源であり、特に夏は若い人達を呼び込めるものです。そんな夏にマリンスポーツのために和歌山市に来ている人を締め出すことは、和歌山の印象を低下させるものですし、次からは和歌山に来てくれなくなるものです。早速、対応を検討して善処したいと考えています。