活動報告・レポート
2011年8月19日(金)
英語教育
NPO会合

NPO法人青少年国際福祉教育協会の会合を開きました、議題は今週末の日曜日に予定している被災者への支援活動についてです。和歌山市に避難している被災者の家族に対して支援するための実施内容の詰めを行ったところです。既に先方に通知をしていて楽しみにしてくれているようです。和歌山市が気持ちの良い地域であり、人の温かさを伝えたいと考えています。

英語教育

小学校での英語教育に関しての打合せを行いました。和歌山市では小学校への英語教育導入に先駆けて、英語授業を取り入れてきました。モデル校を設定して、先生方への研修機会を付与し、授業で活かしてもらえるしくみを作っています。そこから指導方法のノウハウの蓄積、そして教材も制作しています。大手教育メーカーにも評価してもらって、和歌山市が取り組んでいる教材を取り上げてくれています。

このように2011年春からの小学校英語教育開始より前に導入している成果が実り始めています。但し、これからも継続して英語教育を実践するためには予算が必要なので、次年度以降もきちんと扱って欲しいところです。それどころか、今この取り組みを廃止すれば、指導方法のノウハウは消え去り、教材も埋もれたままになります。何のための三年間だったか分らなくなります。

むしろ、この期間のモデル校は5校だったので、本格実施に際してモデル校を指定するのではなくて和歌山市全校に拡大することが必要だと考えます。私であれば絶対に小学校への英語教育の全国一を目指します。和歌山市の小学生は英語に慣れ親しんでいると全国から評価されたいと思いますし、地元高校を卒業する時には、英語が出来て当たり前と評価される位に和歌山市の英語レベルを高めたいのです。

ところが予算がないという理由で、この活動を停止するのは馬鹿げたことです。教育の成果が現れるのは10年後、または20年後にならないと分かりません。今実践したことの成果が翌年に現れるようなことはありません。流行の費用対効果の公式に当てはめると、予算が必要だと言う解を導くことはできません。

むしろ短期的な成果が見受けられないので、取り止めと言う評価になりかねません。極めて合理主義的なそして財政至上主義の人が評価するならです。しかし教育は次の世代を育てるものであり、世界を相手に戦える日本人を育成するためのものです。国、そして地域が必要な教育の実施をサボっているようでは世界を相手にすることはできません。和歌山市がやらなければ、和歌山市出身の子どもの語学能力は低いと看做されます。社会に出る前から勝負が決まっている環境に、和歌山市の子どもを放置することはできません。

予算がないは理由になりません。将来への投資をしないなら、来るべき将来はありません。今の短期的課題に消費することも大切ですが、将来への投資はもっと大事です。

平成24年度の小学校英語教育予算に注目して下さい。予算案を見たら和歌山市の英語教育の本気度は分かります。和歌山市に本気度という熱意がなければ、本気の市町村に移転すべき問題です。子ども達の将来がかかっているのですから。小学校英語教育の底上げに力を注いでいます。

就職

就職に関する支援を行いました。昨年高校を卒業したばかりの人が就職を探していました。丁度、事務の仕事の空きがあったので即座に面接してもらいました。幸い素直で明るいことから、早速仕事に就くことができました。就職難の時代に仕事に就けることは幸運なことです。しかも事務の募集は滅多にありませんから、運も味方しているという以外にありません。

ただ就職に関して活動をしていたことで天が味方してくれたようです。苦労があっても耐えることで、苦労はいつか味方になってくれます。不平、不満を言っている人が幸運に味方された話は聞いたことがありません。それは不平や不満を言っている期間は立ち止まっている期間だからです。幸運は前向きに歩いている人の元にだけ訪れてくれます。立ち止まって歩き出そうとしない人の所にはやって来ないのです。

自ら行動しないで就職できることはありません。何かの行動を起こした人だけが数少ない幸運を掴むことができるのです。おめでとうございます。

リザマート

リザマートという葡萄があります。和歌山県内で生産している農家は2軒だけです。しかも一軒の人は高齢で後継者がいないことから、事業の継続は厳しい環境にあります。農家は後継者不足が深刻で、統計値は分かりませんが、多くの農家は高齢化していると思います。数年もすると農地が荒地になり耕作放棄地が増えてしまいます。

後継者を育成するためには、第一次産業で生活に必要な収益を上げられることが条件です。リザマートは高級品種です。無農薬、そして生育が難しいので生産者が限られています。しかし市場では高値で取引されているのです。一房が約5,000円と聞きました。5,000円は農家と中間事業者との取引価格ですから、小売価格は1万円を超えているのです。甘くておいしいこと、皮をむかなくても皮も一緒に食べられること、そして生産個数が限られていることもあり高い価格帯で取引されています。

和歌山県の産品として取り組んでも良い品種だと思います。主な生産地は福島県や山梨県で、いずれも果樹王国です。和歌山県も果樹王国ですから、難しい産品ですが、取り組む価値はあると思います。

農業のあり方について協議しながら、一粒だけリザマートをいただきました。甘くておいしい葡萄でした。

市政報告会

岩出市長の市政報告会に出席しました。中芝市長、そして各部長、教育長から平成23年度の岩出市政について話を聞かせてもらいました。岩出市政に自信を持って臨んでいることが分かります。リーダーが自信を持つことで市政は安定、信頼が深まります。午後7時から9時まで岩出市政を考える時間となりました。