頭の良い人に共通していることがあります。それは「何故そうなるのか」という疑問を持てる感性があることです。同じ事象を見ても何も感じない人と、何故そうなるのかを感じられる人がいます。前者はそれから伸びないと思いますが、後者は伸びる素質を持っています。「何故」と感じられることは、疑問を持っていることです。疑問を持ちそれを解決する行動を起こせる人が問題を解決できる能力を持ち、そして世の中を前進させてくれるのです。そして頭の良い人には人生で特典が与えられます。そして人生のおまけ、または人生に付録があることです。勉強をしている人は、同じ行動をしたとしても、感性が豊かですから主体となることに付随する何かを感じられるのです。プラスワンを感じられる能力があることは人生に付録がある人生です。
子どもの時から変わらず、人生に付録があることは喜びです。行動した以上の成果が得られることは人生にとっての喜びです。付録の無い人生はつまらないものですし、付録やおまけがある人生はワクワク感があります。人は本編よりも付録に満足することがあります。それならば、他人や社会に付録を齎せる仕事をしたいものです。
頭の良い人は付録の重要性を理解しています。付録を与えることは付録をいただくことなのです。相手に与えたことは必ず自分に跳ね返ってきます。与えることが先で、いただくことは結果系の出来事なのです。
東日本大震災で活躍しているのがNPO法人ジャパン・プラットフォームです。この法人は国内よりも国外での活動が有名です。ここ最近の世界中の大災害の復旧作業にNPO法人ジャパン・プラットフォームが関わっています。大災害時に必要な支援は一定の型があり、その経験値からくるノウハウを有しているのが、実際に被災地に地入りして支援作業を行った皆さんです。近年の大災害を経験している同法人は国内の大災害時にも協力してくれると思います。
連携を図り、和歌山県の皆さんの生命を守れるしくみを構築しておきたいものです。
和歌山市内の若い経営者と話し合う機会がありました。10年前に創業し、紆余曲折があったものの順調に業績を伸ばしています。ただ最近の傾向として、売り上げは伸ばせても利益率が低下していることが懸念材料となっています。薄利なので、例えば1,000万円の仕事の受注を請けたとしても、利益率が3パーセントだとすると仕事による利益は30万円となります。この仕事に対して人を雇用してやり遂げたとしても、人件費だけで利益は消えてしまいます。
つまり利益が上がらない状況では中小規模の会社は持ちこたえられないのです。大手は資金力があるため持久戦でも大丈夫ですが、県内の中小規模の会社は資金の融通がでないため、実質仕事を取れないことになります。
1万円の仕事であれば、その仕事をやり遂げても利益は300円ですから、規模が確保できなければ利益幅は低く入札に参加する意味はないのです。
必然的に民間との仕事が多くなりますが、プレゼンではその事業の実施すべき理由を、熱意で相手を説き伏せる必要があります。相手が熱意を感じてくれたら仕事になりますから、暑い夏のように熱伝導をさせて仕事に取り組んでいます。
和歌山市内を活性化させるための話し合いを行いました。何で賑わい感を持たせるのか、何が和歌山市の売り物なのか、住んでいる人がまず行動を起こすべきなのです。
出過ぎる杭が妬まれるように、行動が出過ぎる杭にならないように十分に事前折衝が必要です。
夜は懇親会に参加しました。和歌山市とは思えない東アジア風の素晴らしい空間がある家に招いてもらいました。この方は沖縄県でリゾートホテルを経営していることから、おもてなしの心を持ってお客さんを迎えています。ホテル経営のノウハウを有していることから、和歌山市でも「何の役に立てるかも」と話してくれたように、地元で活躍できる環境を整えたいものです。
食事をしながらの議題は、和歌浦を舞台としてリゾート戦略について。ファッションのあるまち作りについてなどでした。特にファッションのお店が並んでいるまちは若い人が多く、また購買意欲があり賑わいがあります。和歌山市はファッション性に欠けるので、おしゃれなまち作りの提案もいただきました。
その方法としては、和歌山市からファッション性を打ち出してもブランド力はないため、世界的に知名度のあるファッションの舞台を持ち込むことがあります。簡単ではありませんが、この方はファッション業界の人脈や流れを把握していますから、私達のまちが本気になれば可能性はありそうです。