和歌山市内で二箇所と御坊市の一箇所の合計三箇所での大会にお招きをいただき挨拶を行いました。三箇所での挨拶の主旨は次の通りです。
この大会がご盛会に開催されましたことお喜び申し上げます。また統一地方選から今日に至るまで支援いただいていることに対しても感謝申し上げます。皆さんのご支援のお陰で元気に活動させてもらっていることも報告させていただきます。
二期目最初の議会が6月30日まで開催されていました。この議会の論点は防災対策、エネルギー問題の議論が中心でした。県政には多くの課題がありますが、今回は防災とエネルギー問題の議論に尽きました。特にエネルギー問題、原子力問題は国策であり和歌山県議会からの意見、議論はありませんでしたが、今回は違いました。と言うよりも今後。エネルギー問題は地方議会でも議論される課題になりました。
国ベルの議論から県や市レベルでも議論されるべき課題となりました。私達の考え方や意見を県議会に持ち込むことが可能となっています。原子力、新エネルギーの導入、化石燃料の取り扱いなど、大きな課題に対しても議会で意思表示する必要が生じることになります。皆さんとの意思疎通を図りながらエネルギー問題に関して、適切な意思表示と判断をしていきたいと考えています。勿論、エネルギーの今後のあり方の決定は国にありますが、国が迷走している中において私達がぶれない意見を持っておくことが大切です。国に任せておけば問題ないのではなくて、問題が生じないように日頃から議論をしておくことが大事です。
原子力発電に関しては今直ぐの是か否かの話にはなりません。将来、どのようなエネルギー戦略を持つべきかの議論にすべきです。この夏、日本列島は電力不足で産業活動が大変な状態になっています。今のところ節電で何かと乗り切っていますが、この陰には家庭の皆さんの協力、事務所や工場の稼動時間、そして休日へのシフトなどがあることから乗り切れているのです。何もしないで電力が足りている訳ではありません。
そしてこの夏を過ぎると、冬ピークへの対応、そして来年の夏、そしてその次の夏も同じような節電対策の必要性が生じます。日本の産業界がこの状況を看過してくれるのか、日本経済は電力が不安定な状態で持つことが可能なのか。そんな議論になっていきます。
現在稼動中の原子力発電所も定期点検で止めると、再び稼動させることが困難な状態になっていますから、本格的に電力不足に陥るのは平成24年の夏からとなります。それまでに解決の道筋をつける取り組みを政府に求めたいところです。
私達の意見を県政に持ち込み、そして国政に届けることも大きな役割だと認識しています。二期目の議会活動にやりがいを持たせてくれた皆さんに感謝しながら、こんな状況だからこそ、私達の暮らしと仕事を大切にするための議論を尽くして欲しいと思います。皆さんの大会が盛大に、そして実のある議論を尽くされることを期待して、挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。
夕方からは懇親会に参加しました。二箇所の懇親会会場を掛け持ちすることになりました。節電、食材などの問題から懇親する機会が減少していますが、何かの節目に懇親の機会を持ち、意思疎通を図っておくことは大切なことです。会議や仕事の場面だけが意思決定の機会ではなくて、日頃からの人間関係が仕事において大事なことなのです。
夏のひと時を少しほっとした感じで楽しみました。皆さんに感謝しています。
- 農業電化委員会和歌山地区総会に関して委員長と打ち合わせを行いました。そして11月には研修会を開催することも協議しました。
- コミュニティエフエムを活用した防災対策に付いて協議しました。今までの被災地の取り組みからすると防災対策で電波の利用は有効だと思いますが、平時において防災対策に組み込むことは大変です。行政機関がこの話の中に入ってこないからです。民間は民間でやっておいてくれたら良いという感覚があり、協働できていません。もし大災害が発生した場合、今のような連携では機能しないと思います。市や町とコミュニティエフエム局が防災協定を締結し、非常時に皆さんに情報を提供できるしくみなどは簡単にできると思いますが、そうならないのが不思議です。何が原因で進まないのか分かりませんが、結局はやる気と使命感の問題に突き当たるような気がします。