新エネルギーに関する打合せを実施。和歌山県内で計画されている新エネルギーの候補地に関する意見交換を行いました。自然環境に恵まれた和歌山県は新エネルギー産業の拠点となり得る要素があります。どう活かすのかはこれからですが、新エネルギーが産業として雇用を生み出すようになれば、和歌山県にとって経済的に有望な市場となれます。
問題は特にメガソーラー建設の場合、大規模に整地された用地が必要であり、整地された用地は元来、工業用地として県や市町村が造成しているものです。その工業用地に太陽光パネルを設置し、雇用も経済性も低いと思われる活用方法が適しているのかどうかの判断が必要です。ですから単に新エネルギー発電を建設するだけではなくて、製造工程と観光施設を組み合わせる、または日本一の施設を建設するなど、地域発展につながるように仕向ける必要があります。
ただ単に新エネルギー施設の建設を訴えている事業者が多いのですが、和歌山県では付加価値を求めたいものです。つまり雇用が確保できるしくみを作ること、製造業が進出してくれない場所に立地すること、そして防災の観点から分散型電源が適していると考えられる地域に立地することなどです。
多くの事業者が名乗りを上げ始めていますが、これらの条件に適合するような事業計画を持っているところは限られてきます。和歌山版のモデルを構築して全国に示したいものです。
少し早いのですが、来春の就職事情に関して懇談の時間を持ちました。全国的な就職問題は新卒の雇用ですが、和歌山県は中途採用と高校卒業者の進路の問題が存在しています。高校卒業者を対象とした場合、国策がそのまま適合しにくい状況もあり、和歌山県独自の施策が必要となのです。高校を卒業して就職が決まっていない生徒のために県庁で働きながら就労機会を見つける方策や、卒業後も在籍した高校の就職指導を受けるなどの、他の府県にはないきめ細かい取り組みを行っています。
概略ですが、毎年高校を卒業する生徒は約1万人、就職、専門学校への進学を希望する生徒は約2千人、その内就職を求める生徒は約1,800人、そして卒業時に就職していない生徒は約100人です。県庁で就労支援として受け入れているのが約100人ですから、対策としては的を得ている訳です。
平成24年度も厳しい就職事情が予測されていますから、今から対応すべき問題です。 しかし文系の学生が就職する機会は狭まっています。事務系の仕事の外部委託や、本社機能の縮小、事務効率化などによって文系の人を必要としなくなっているのです。また企業のM&Aなどによって吸収された側の本社人員は削減され、本社と現場に二極化されることから、社会は益々文系の仕事を必要としなくなっているのです。
これらの社会情勢を前提としながら就職支援活動を継続して行い、卒業時には仕事があるようにしたいと話し合いました。
和歌山市の低迷に依然変化は無く、効果のある経済対策が必要だと誰しも思っています。
ところが実現可能性のある取り組みは少ないのです。期待する事業計画もあるのですが、それが実現するまでには時間を要します。ただ実現性が低いからといって放置しておいては、成るものも成りません。水面が穏やかな間にも水面下は流れがあり、噂になった段階では計画が決定している場合が多いのです。
ですから情報や人脈はとても大切で、情報化のネットワークが構築されていない地域の話題は、今も人から人への情報が頼りです。噂になった段階では仕事が終わっていると言われるように、穏やかな間に速度を保たないと、荒れ始める時に速度をアップさせようとしても危険です。
信頼できる人と情報。地域の発展にはこれが必要です。
和歌山県が誇る紀州うめ鳥。全国一おいしい鳥肉だと評価を得ています。某ビールメーカーとタイアップした紀州うめ鳥を売り出すキャンペーンが始まります。和歌山県のおいしい食材を全国に発信しようと発表会が開催されました。飲食関係者と会場を訪れ、雰囲気を楽しみました。これから全国に向けて取り組もうとする意欲が感じられました。和歌山県の食材を売り出す取り組みに期待しています。
某組織において県政報告会を行いました。仕事を終えたはかりの45名の皆さんが集まってくれた中で議会報告をさせてもらいました。今回は平成23年6月定例会で一般質問した内容を中心に報告しました。エネルギー問題と防災対策は県議会で議論されるテーマとして取り扱われる時代となったことから、国が決定すべき課題だと思わないで、意見提言をして欲しいことを伝えました。
また質問もたくさん寄せてくれました。県道の渋滞緩和対策について。通学路沿いの水路が危険な状態で放置されていることについて。防災用携帯エリアメールについて。和歌山県立北高校と西高校の統合について。大災害発生時の食糧備蓄についてなどの質問がありました。これらに答えながら、皆さんが県政への関心を持ってくれるきっかけになってくれたことを期待しています。
- マラソン力向上トレーニングの実施について協議しました。和歌山市では10月にジャズマラソンを開催しますが、それに向けてマラソン力を身につけて、楽しく、そしてタイムを縮められるような講習会を行うことを話し合いました。実現に向けて取り組んでいます。
- 和歌山市内のある地域の道路幅の拡幅に関して打合せを行いました。用地買収や提供の必要性があるため簡単には進みませんが協議を行う予定です。