活動報告・レポート
2011年7月25日(月)
夏祭り
新エネルギー

いつも熱心に新しいエネルギーの話をしてくれるのがIさんです。今朝も訪ねてくれて新技術による発電方式の説明をしてくれました。ただ実用化までの時間が相当必要と思われるため今直ぐの電力供給にはならないのですが、将来に向けての研究課題として伺いました。

「新しい技術を研究するのが楽しみです」と話してくれたように、Iさんの頭にはアイデアが詰まっています。和歌山県や国にも自らの実践成果に基づいた環境技術やエネルギー問題を提言しています。

電気自動車

和歌山市内では国道交通省から認可を受けた電気自動車活用による観光の取り組みが開始されようとしています。和歌山県外から観光のために自家用電気自動車で来られる方、そして公共交通機関で和歌山市入りして電気自動車タクシーによって観光をする方のために電気自動車を活用した観光施策を整えようとするものです。

問題は急速充電スタンドの設置です。県も県内何箇所かに設置する計画がありますが、それだけでは観光対策用としては圧倒的に不足します。民間事業者の参加も含めて、環境先進県を目指すのであれば急速充電スタンドの設置が不可欠です。他府県の取り組み事例を伺いましたが、和歌山県の取り組みは先進地と比較してかなり遅れています。

良い事例を採り入れた電気自動車を活用した観光施策を検討したいと考えています。

片男波

台風6号の影響で砂浜が荒れている片男波海水浴場。砂浜の整地問題を協議してきましたが、80トンのブルドーザー一台とブルドーザー二台で今日と明日の二日間、砂浜の整地をすることになりました。予算が不足している問題があるのですが、和歌山県にとって大切な観光資源である海水浴場が夏場使用できないとなると大きな問題です。お盆までには砂浜を整地してお客さんに来てもらわないと、観光事業としての和歌山市内の海水浴客動員は壊滅的となります。

事実、土曜人日曜日の砂浜の状況から、月曜日の今日、片男波海水浴場は休みにしていました。観光事業としては大きな打撃です。収入の問題、観光地としてのイメージの問題など、計り知れないマイナスイメージとなります。非常時への対応を迅速に対応できるように仕向けたいものです。和歌山の海水浴場の砂浜は、夏に到来する台風への備えが必要です。

会社の存続

一代で築き上げた会社は、金融機関からすると経営者の信頼が担保になっているようだと伺いました。お金の貸し借りは経営計画以外に、経営者の信頼によって扱う場合もあるようです。社長が信頼できる人であり、健康状態が良好であれば、無理を聞いてくれるのですが、ふたつの条件が崩れると会社の資金需要は厳しくなります。

話を聞いて経営者の信頼の大きさに驚きました。一代で興した会社を永続的に存続させることの難しさを知りました。税金の問題、相続税の問題など、会社を維持するコストの大きさに驚きます。税制を変えない限り、国内企業の海外移転は止められそうにありません。この問題への対応も課題として認識しておきます。

多額の税金を支払ってくれている会社が地域に存在してくれていることは地域を支えてくれていることになります。もし大きな会社が県外移転するような事態になると、和歌山県は今のまままでは持ちません。和歌山県内に立地してくれている企業への対応も行政機関の大きな仕事です。

メガソーラー

和歌山県内にメガソーラー発電の候補地が増えています。あちらこちらから問い合わせや関わりたいとする話があります。ところが事業化が実現できそうになって話を持ち込んでくる人が多いのですが、実は事業にリスクが伴う時期から参入することを検討、協議、資金調達を進めている人がいるのです。リスクを抱えて取り組んでいる人を差し置いて、後から来た人が安全な場所にいながら事業の交渉を開始することはおかしなことです。

何でもモノになるか分からない時期から本気で動いている人が勝つべきです。本気の人の事業計画がひっくり返されるようなことがあれば、その地域はこれからも浮かび上がることはありません。何故なら、誰も知らないように思っていても、関わっている人や専門家筋の人は、誰が最初に着手しているか知っているからです。誰が見ても納得できる人や会社が、その事業に携わらなければ、そんな県は恐ろしくてそれ以降、企業進出してくれなくなります。メガソーラーも同じです。以前から動いている会社がありますし、突然出てきた会社もあります。最初から動いている会社は資金も出していますし、既に早い段階で企画書も出ています。

世の中のしくみ、なさそうであるものです。

夏祭り

津秦天満宮の夏祭りが開催されました。今年も恒例の子ども達の鼓笛隊による入場と演奏がありました。この日のために子ども達は練習を続けてきました。全員が揃うことは滅多に無いので、練習に集まれる人だけ練習場に集まり、個別の練習と音合わせを行います。それを繰り返して本番を迎えるのです。

夏祭りの当日の演奏は、聞く人を楽しませるのに十分でした。私は鼓笛隊の出発式の挨拶の中で、日本全国、元気がありません。それは大人の責任ですから、今日は皆さんの元気一杯の音楽で、夏の元気を大人に振りまいて下さい。私達の元気な演奏を地元に、和歌山県に、そして東北に、日本全国に伝えましょう。日本を元気にする演奏は、やがて私達たちのところに戻ってきます。和歌山県から元気な演奏を発信しましょう。

以上です。そして地元女性会による盆踊り大会や太極拳演舞など、賑わいのある夏祭りとなりました。