和歌山県では、今年秋から屋外広告物の設置基準の見直しされる予定です。電柱広告に関しては地域に関係なく県道と指定国道に設置する電柱広告の制限が行われていますが、この設置制限を削除することになります。この制限解除により津波に備えた海抜表示や避難路の表示などか行えるようになります。
東南海・南海地震に備えて避難場所や海抜を意識しておくことが自己防衛の観点から必要ですが、和歌山県において今までは電柱での表示が認められていませんでした。それができるようになることから県内インフラの有効活用を図りたいものです。
関西電力労働組合和歌山地区本部の定時大会が開催されました。今回で59回目を数える大会となりました。冒頭、電力不足の問題に触れた委員長から、情報の共有とそれを認識することで行動が伴っていくことについて話がありました。そして来賓の皆さんに引き続いて挨拶の機会をいただきました。挨拶の主なものは次の通りです。
皆さんのお陰で県議会二期目に送り出していただき、早速平成23年6月県議会定例会に臨み議会を終えました。今議会は、エネルギー問題と防災問題が広く議論された議会でした。今までエネルギー問題は国の政策であるため地方議会で議論される機会は少なかったのですが、今回は多くの時間を費やして議論が交わされました。
原子力のこと、新エネルギーのこと、そして御坊発電所の稼動についてなど、国で議論されるような議論が交わされ、エネルギー問題に対する意識が高まりました。結論はどうあれ、地方議会でエネルギー問題が議論されることは、私達の生活とエネルギーは密接に関連していることを意識することになりますから歓迎すべきことです。
そして脱原子力の意見書に関しては県議会として否決しています。十分な議論、代替エネルギーの量と可能性などの検証と見通しを立てていない中において、今直ぐ原子力が不要だという結論にはならないからです。将来の私達が使用するエネルギーを何に求めるのか、その議論が大切になります。エネルギーや安全保障、外交などの方針変更は国を揺るがすものであり、長い視点を持って考えるべきものです。
そして地方議会で議論されることが少なかったエネルギー問題について、和歌山県議会でも議論されることは大変ですが遣り甲斐があり、この場所でいられることを誇りに思っています。今まで感じたことのない空気とテーマが議論された議会であり、この問題が議論されている中で存在意義を持てていることに感謝しています。
本日のご盛会を心から祝い申し上げ、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
昼間、Kさんが主宰する会合に参加させてもらいました。約20名が参加する会合で、毎月一回開催されています。今日初めて参加させてもらったのですが、とても気さくで親しみ易い会でした。ここで食育についての考え方を説明してくれました。私的解釈ですが、素晴らしい考え方なので家庭において参考になります。
食育とは食事においてカロリーバランスを採ることや地元の食材を使用した食事を作ることなどから、健康作りに資する目的があります。そのため食事は家庭で作ったものであれば良いとする考え方です。
しかし食育とは、家族で食事の時間に会話を交えて楽しい時間にすることだと伺いました。おいしいものもカロリーバランスも大切ですが、それよりも家族と一緒に過ごす時間が大切だという考え方です。家族が作ってくれた食事は大人になっても忘れられないものですが、最近は家庭で食事を作らないケースが増えているのです。共稼ぎやパン食などの原因から、家庭で会話がない食事になっている例もあります。
しかし家庭での食事は大切で、例え料理が苦手でも問題はなく、食事で会話を交わすことが重要なのです。子ども達の将来のためにも家庭で食事を作り一緒に食べることが必要です。家庭と地域を健全に保つために必要なこの食育の考え方に基づいて、私達の生活の向上と人間形成を図りたいと思いました。
そして公立小学校の空調設備に関しての意見もありました。新しく完成している市立ふじと台小学校ですが、教室にクーラーは設置されていないのです。ただ扇風機の設置があることから、無いよりもましな結果となりそうです。
それにしても公立学校の改善案は通り難いものです。最も暑い季節を向かえ空調設備は必要ですが新しい学校でも設備が無いのです。学校空調の予算化が難しければ保護者にカンパの依頼をするなど、地域の学校を盛り上げたいと感じました。
公立中学校への空調設備の必要性を連日聞いています。暑い夏にクーラーがない教室で授業を進めていることや、熱中症になった生徒の話も聞きました。学力向上や教室内の環境を保つための方策を進めるように依頼しました。
- 和歌山市内の学校における空調設備について。校庭の芝生化についても話し合いました。何か一つが進もうとすると反対勢力は表れるものですが、全体を高めることを主眼にすると答えは見つけられそうです。
- 中学校の給食採用についての意見がありました。他府県では中学校の給食は当たり前ですが、和歌山県では弁当が主流になっています。保護者の負担を軽減することや食育の観点から、保護者の皆さんが給食に同意してくれるように説明をする必要があります。
- 生活保護家庭で発生した問題について対応しています。生活保護に関する問題が発生したので解決のための方針を決め、対応しています。