活動報告・レポート
2011年7月12日(火)
コンフォートゾーン
夏祭り

和歌山市にある有料老人ホームのセラヴィ神前。ここでは毎年夏祭りを開催していて、地域の皆さんが楽しみに参加してくれています。例年一日に約2,000人の方が来場され、屋台や舞台を楽しんでいるのです。今年の夏も夏祭りを開催するため、その進行の打合せを行いました。

今回は午後6時に開会して午後9時に閉演となります。主催者挨拶の後、よさこい踊り、演歌、フォークソングなどの舞台と夜店を楽しむことが出来ます。多くの方に参加してもらって夏の一日を楽しむ企画を検討しています。

そして節電の夏ですから団扇を配布して、来場された皆さんに節電を呼びかけることにしました。夏の暑い一日でもクーラーを使用しないで自然の中の涼を楽しむ企画も取り入れています。

コンフォートゾーン

一般的に同じ環境や同じレベルの人と話が合うと言われますが、それはその場所の居心地が自分にとって良いから抜け出す必要がないから安住してしまうからです。コンフォートゾーンと呼ばれる居場所ですが、そこから抜け出すことは容易ではありません。快適な空間にいると、そこから下にはみ出したら居心地が悪くなるので元の居場所に戻ろうとする意識が働きます。それは良いのですが、逆に高いレベルに登った途端に、その場所も居心地が悪く感じるのです。不思議なことに、今よりも高いレベルの人と会ったり話したりすることも居心地が良くないのです。

人は高いレベルを望むものですが、そこに入ると居心地が悪くなり元の自分に戻ろうと意識が働きます。自分の居心地の良い範囲を無意識のうちに自分で決めているのです。

そのため同じレベルの人と話をしたり一緒にいると安心できて落ち着くのです。そこから抜け出すためには、自分を高めなければなりません。高いレベルの人と一緒にいても話が出来ることや精神的に疲れないレベルに自分を引き上げる必要があります。それが出来なければずっと同じレベルでいることになります。

今日話をした方は、自分と違う価値観を持つ相手に合わすことを止めて、自分の価値感で相手に接するように態度を変化させています。その結果、周囲の人のレベルが違ってきました。無理に相手に合わしていることで疲れていたのですが、自分と同じ価値感の人と接するようになって疲れよりも快適な環境に変化しているのです。その今までより高い場所がその方にとって居心地の良い空間だったのです。

自分を高めて、今よりも高いレベルの居心地の良い空間に突入しましょう。話の内容も違ってきますし、違う成果の人と会うことができます。相手にとっても、自分の話し相手が居心地の良い存在であって欲しいと思っている筈です。

郵政民営化

もう過去の話で話題になることはありませんが、郵政民営化のその後や現国会に提出されている郵政改革法案について関心も議論もされることは滅多にありません。一体どうなっているのか質問がありました。国会に確認すると提案されているものの、審議に入れていないようでした。東日本大震災からの復旧がわが国最大の課題ですから、十分に審議する時間はないと思いますが、郵政民営化の結果の是非について関心を持っておきたいところです。

改革の後に残されたものが何であるのか。改革前夜と改革後を知る立場である私達は知っておくべきです。この話をしていて遠い昔の話題ではなくて現在も続いている課題であることを意識しました。

未来

Oさんとエネルギー問題に関して話し合いました。何度も繰り返しますが、原子力発電所のない地方に暮らしている人がエネルギー問題を議論する機会は殆どありませんでした。それが今では関心事項になっています。

現代社会の電気エネルギーの基礎の部分を担っているのが原子力発電であることは現実です。現実を認識して、それを前提として議論を交わすべきですが、現実を否定することから入る議論があります。現実を否定しても先には進めません。現実にあるものを認めながら、私達が暮らしていくこの社会のその先をどうすれば良いのかを考えるべきです。30年先に原子力発電が不要と多くの人が結論付けるのであれば、それに向かって社会は変化するでしょうし、そうでないなら社会の中で許容する動きになる筈です。その議論を今尽くすべきであって、直ちに白か黒かを議論しても今直ぐ対処できる問題ではないのです。

それが出来るくらいなら技術が進展する段階に応じて、早い段階でエネルギー論争を終えています。人類は破滅の方向に進む筈はないのです。進歩の方向に進もうとする本能があります。今よりも未来が良くなることを目指した考えと行動をするものです。

この社会の未来は私達の思いと行動の中にあります。

生き甲斐

ある女性が生き生きと活動しています。その理由は「主人を社会が必要としてくれています。社会が必要としてくれている、そんな主人の役に立てることが私の生き甲斐なのです」と話してくれました。何と素敵な言葉なのでしょうか。社会と人の役に立てる立場にいる人は皆さんから選ばれた人です。そんなご主人さんの仕事と役割を理解して、それを支えることが生き甲斐だと言い切れる女性もまた素敵な方です。

人は支え支えられて生きている。当たり前のことなのに出来ない人が多いこと、そして当たり前のことを簡単に表現できることの素晴らしさを感じました。

全ての人が、社会のために尽くしている人を応援する社会になれば、今よりももっと素敵な社会になることは確実です。