活動報告・レポート
2011年7月10日(日)
清掃活動
清掃活動

国の名勝指定を受けている地域の清掃活動に参加しました。玉津島神社の周辺この地域は優れた景勝地で、観光のお客さんが訪れてくれる最初の場所になります。バス停を降りた瞬間に印象が固まりますから、せめて夏草の除去をしておきたいと思う皆さんが参加してくれました。私もそんな1人で、汗が落ちる気温の中、草刈の作業に関わりました。

歩道やバス停の周辺がきれいになっていくのは心が安らぐものです。特に和歌の浦は、時の聖武天皇がその景色に感動して神域と言われた地域であり、神域をきれいにすることは心が洗われるようなものです。聖武天皇は、和歌の浦一帯の景色を指して、陽が射した景観の美しさから「明光浦」(あかのうら)と改めたとも言われています。そんな歴史をかみ締め、古人の思いを想像しながら作業を進めました。私からは「平成22年8月に国の名勝指定を受けてからも変化が感じられないので、私達の小さな力を結集して、国に名勝指定は地域の私達が支えていることを知らしめようと思います。清掃活動によって名勝和歌の浦がきれいに保てることは誇りであり、そんな一人として作業ができることを楽しみましょう」と挨拶をさせてもらいました。

皆さんの思いが詰まった草刈で辺り一帯はきれいになりました。

ところで、国の名勝指定を受けている地域の案内看板が未だ変更されていなくて、平成20年6月に和歌山県指定文化財(名勝及び史跡)に指定した看板のままとなっています。これでは国の名勝指定を受けた価値は感じられませんし、地元の皆さんの中には、和歌の浦が国の名勝指定となっていることを知らない人がいると聞きました。それ程盛り上がりに欠けているのです。

周囲を見渡すと、看板に代表されるように変更箇所がありません。観光案内版も道路標識も、国の名勝指定を告げるポスターや看板もありません。何も変わらないことは、ある意味素晴らしいことなのですが、この場合にはその意味はありません。

むしろ国の名勝指定に相応しい統一された観光案内版の設置、地元の盛り上げ対策が必要です。県内では熊野古道、県外では平泉の案内板や地元の盛り上がりと比較すると余りにも何の活性化の要素はありません。

国の名勝指定を受けている価値を地元と観光客に伝える工夫が必要ですし、せめて観光地らしい案内板や玉津島周辺への観光案内所の設置などを検討したいものです。

隊友会会合

自衛隊OBで組織している隊友会の総会と懇親会が開催されました。特別会員として参加させてもらいました。現役の自衛隊員も参加してくれた会合となり、非常時における自衛隊の役割と、自衛隊がいてくれることで復旧作業が行えている現実を確認することになりました。東日本大震災での復旧作業を通じて初めて、自衛隊の存在意義を感じてもらえる現状があると聞きました。

今回の大震災における自衛隊の活動があるから作業が進展しています。有事の際、自衛隊が存在しなければ、わが国はどうなってしまうのかと思います。これが世界の現実で、現実を見ないで、知らないで、理想を話すことは出来ません。

東日本大震災の発生自時刻は2時46分で、靖国神社に祭られている戦死者の人数が246万人だと聞きました。偶然の一致かも知れませんが、余りにもぴったりの数字に驚きます。

わが国にとって大切な数字になっているように感じます。246が国を守ってくれた人々の魂の数字であり、その数字の時刻に大震災が発生したこと。わが国を守ってくれた人々が現代人に警鐘を発してくれたのかもしれません。日本を再生させて欲しい。そんな願いが込められているのかも知れません。

この会の意義を感じ取りました。

告別式

お二人の方の告別式に参列させてもらいました。大変お世話になっているお二人なので、どちらも外すことは出来ませんでした。場所が離れていたのですが、自分でお参りさせていただきたいとの思いから、それぞれの会場で心からのお別れの挨拶をさせてもらいました。人の人生は短いもので、そして儚いことを感じます。人生の最後は儚いことを知ることになると思いますが、それだからこそ今日の日を大切にしたいものです。

日常の積み重ねが人生であり、一瞬に思える人生を、自分だけでも意味のあるものと感じられるようにしたいものです。

天上の世界に旅立たれたお二人のためにお祈りいたします。