活動報告・レポート
2011年7月9日(土)
防災対策
訪問活動

朝から議会報告のための訪問活動を行いました。災害時の対応やエネルギー問題について意見交換をさせていただき、和歌山県の取り組みを知ってもらいました。直接対話の機会は楽しい時間ですから機会を増やしたいのですが、恒常業務との兼ね合いで思うような時間が取れないのが難点です。

議会報告の時間をより多く持ちたいと考えています。

告別式

お昼はTさんの告別式に参列させていただきました。昨日の通夜式に引き続いて参列させてもらいました。高校の大先輩の告別式は悲しみとお疲れ様の言葉以外にありません。本当に多くの皆さんがお参りしてくれた告別式となりました。同級生のMさんが答辞を読み上げましたが、その瞬間は悲しみが会場に満ち溢れました。故人の思い出は二度と帰らないものなので、再び返らない思いがあります。只ご冥福をお祈りするばかりです。これからも見守って下さい。

懇談

賃貸住宅に関してオーナーさんと懇談する機会を得ました。和歌山市の賃貸住宅は低迷期に入っているようです。入居者が集まらないことや賃料の引き下げなど業界は厳しさを増しているようです。この入居率からすると和歌山市の人口は増えていないことが分かりますし、流入人口の減少傾向に歯止めが掛かっていないことが分ります。反転させることは至難で、仕事を増やすことや一次産業、サービス業の比率を高めることも必要です。つまり全ての産業で働ける機会を創出することが求められているのです。

ひとつの業界の現状と課題を知ることは、地域全体を知ることになります。それぞれの業界の課題を知った上で対応策を講じるべきです。賃貸住宅の世界から見えることがありました。

防災対策

和歌山市の福祉避難所がゼロであることは周知の事実となりました。行政機関に任せるだけでは指定を受けるまでに何年かかるか分らないので、ある地域の自治会役員さんと有料老人ホームの経営者の方たちとの意見交換の場を設けました。もっと言うなら、防災推進協議会準備委員会を立ち上げました。地域内の要援護者を把握して守ることは行政の課題であり地域の課題です。行政の取り組みが遅れているのであれば、地域から取り組みを開始しようとするものです。

何年が掛けて福祉避難所を指定する動きは時既に遅いのです。日常の間に環境を整えておくことが自助と共助の地域力なのです。設立に向けて協議していると課題が発見できるものです。福祉避難所に類した施設に避難して来た人に対しての費用の求償はどうするのか。備蓄しているものを提供できるのかどうか。自治会と福祉施設との間で避難に関する協定を締結した場合の費用負担割合についてなど、具体化させるまでの課題は山積しています。

そして実作業面においても、要援護者の把握と毎年の情報更新をどうするのか。そして要援者を支援する援護者を誰にすれば適切なのか、など、検討課題は限りなくありました。

ただ、要援護者対策は気づいた人が前向いて進めないと誰も着手できない状況にあります。平均値を求めるのではなくて、意識が頂上にある福祉施設に合わせて子弟に向けての動きを起こすことが必要です。何もないところには何も発生しませんが、何かが芽生えようとしている場所には動きがあるものです。

本日は有料老人施設のある地域に接している三地域の自治会役員に集まってもらい、今後の進め方について協議を行いました。次回は9月に防災先進地の方を招いての研修会開催と、自治会と福祉施設が協定するためのたたき台を作ることにしました。

意欲のある地域の皆さんとの話し合いで感じたことは、防災対策とはこれから長く続く道程ですが、地域に新しいものを付加するための楽しい作業であることです。

地域が生まれ変わろうとする瞬間は、小さなことから始まると思います。小さなことが積み重なって、大きな変化を感じられるようになるのです。

後援会会合

夕方からは後援会の会合を実施しました。約30人の皆さんと集まっていただき、6月の議会報告とこれからの活動について報告したうえで、皆さんと懇談する時間を設けました。

和歌山市の置かれている現状は良くないことは分かっているので、提言と行動をする議員の存在が不可欠であると話しました。提言すること行動することの大切さは評論家の立場からは簡単に言えるのですが、どちらも両立させることは案外難しいものなのです。

人の問題に一方的な解決策はありませんから、高いレベルでお互いが妥協し合える価値観を持っておきたいものです。自分が全て正しいと思っているようでは、わがまちに明日はありません。1人の意見を大切にしながら、多くの世論形成を図れるような力を蓄えたいものです。

懇親会

その後、懇親会に参加しました。後援会会合を終えてからの合流だったため、意見交換の時間は短かったのですが、話の内容は濃いものでした。

和歌浦再生モデルについて。カジキマグロのスポーツフィッシングについて。パリコレの誘致についてなどの話を交わしました。特にカジキマグロのフィッシングの世界一の適地は和歌山県串本町、すさみ町だと聞きました。ハワイよりもカジキマグロのフィッシングが盛んな地域が和歌山県なのです。

年に一度クルーザーがすさみ町に集まる季節があるそうで、クルーザーが停泊してくれることによる経済効果は相当な規模です。クルーザーの一艇の価格の平均は約5千万円だそうです。