安全と国防に関する講演会に参加しました。多くの議員が参加した講演会では、緊急事態基本法制定の必要性を訴えるものでした。過去、三党合意をしている緊急事態基本法ですが、未だに法制化されていません。そのため東北大震災での復旧に手間取っているところがあります。緊急事態なのに予算化が図れないので復旧作業に着手できないという事態に陥っています。大災害などの緊急時には特別な予算措置をする方法を確立させておくことが被災地支援、国の安全を守ることになります。この問題も考えるべきものだと認識しました。
また外交問題における日本の弱さについても指摘がありました。米国や中国との外交ではやられ放題であり、このままではわが国のシーレーンが確保されないばかりか領土が侵害される恐れがあることや、中国とカナダがウラン鉱石の契約をしたことによって、北方領土がカナダから中国に向かうシーレーンとなることから重要性を増していることの指摘がありました。日本にとって北方領土は重要なものとなっているのですが、日本人だけが気づいていないのが問題です。
このように国際社会で問題とされていることが、日本国内では問題として取り上げられていないのが問題なのです。日本国内の情報レベルは真の姿からほど遠いものになっているようです。国際社会の地位を知らないで国際問題を語ることはできません。国会議員の責任でもあり、それを選ぶ有権者の問題でもあります。国民主権について、今一度考えたいものです。
私立慶風高校の硬式野球部と硬式テニス部の壮行会がありました。お招きをいただき参加してきました。クラブの選手が大会に挑む姿は頼もしくもあり、輝ける季節を感じます。
競技スポーツに出場できる機会は人生の中の一瞬です。甲子園を目指すことやテニスの全国大会で優勝を目指すことは、生涯残る素晴らしい経験となります。その中にいる時は気づきませんが、やがて何かに挑戦した記憶と思い出はいつまでも残るものです。本気で挑戦することの尊さを体感する夏にして欲しいものです。
私からの挨拶は次のとおりです。
硬式野球部の皆さん。甲子園を目指す夏が巡ってきました。今までは一勝を目指した夏でしたが、もう一勝することは通過点になりました。今年の知チームは最強と聞いていますから、本気で甲子園を目指して下さい。本気の戦いに期待しています。
そして硬式テニス部の皆さん。もう強豪チームになっていますから、目指すべきは全国大会制覇です。全国制覇に向けた夏に期待しています。
二つのクラブが挑戦する夏がもうそこまで来ています。いよいよ夏到来という気持ちになります。是非とも夢の実現に向けた戦いをして下さい。皆さんの夏に期待しています。
学生の挑戦の瞬間に立ち会えたことは素晴らしいことです。たった一度の夏。全力を尽くして下さい。
今年も巡ってきました。和歌山巴里祭の季節です。今回は田中星児さんをお迎えしてのフェスティバルとなりました。皆さんの熱唱に心が励まされました。
田中星児さんの話は人が世に出るための教訓のようでした。小さい頃、初めて買ったのが5千円のギターでした。初めて弾けた曲の嬉しさからギターにのめり込んだようです。そして数々のオーディションに挑戦して落ちて、そしてまた落ちて、それでも諦めないでNHKの子ども番組の出演者に合格して歌手への階段を登り始めたのです。
人の生き方を考えさせられました。何事もなかったかのように舞台に立っているのですが、ここに至るまでには多くの試練に耐え、そして耐え残ってきたのです。どこかの段階で諦めていたら、今日のステージはありませんでした。苦しくても諦めないで耐え残ってきて今があるのです。
これまでのゲストのことも思い返しました。最初から人に呼ばれるようなスターだった歌手はいません。何十年もの年月を経てテレビに出演し、そしてライブに人が来てくれるようになるのです。そこには抜け道や安易な道はありません。遠く長く、そして壁や谷があって、それらを乗り越えてきた人生が歌に表現されています。平坦な道を歩いてきた歌手では表現できない歌声や明るさがあります。
歌のお兄さんもすっかり大人になっていました。しかし態度や優しさは変わらないように感じました。明るくて楽しいステージをありがとうございました。
関係者の打ち上げにおける私からの挨拶は次の通りです。
皆さん、本当にお疲れ様でした。素敵なステージに感激させられました。今回の和歌山巴里祭は特別の意味が込められていたと思います。橋本先生は今年3月11日、青森県八戸市にいました。震災に影響を受け、電気のない生活を体経しています。被災地である東北から、和歌山巴里祭をどれだけ楽しみにしてくれていたのでしょうか。勇気、元気を和歌山の人に味わってもらいたいとする気持ちを運んでくれました。橋本先生から受け取った勇気、そして実行委員会の皆さんが橋本先生の気持ちを支えてくれました。実行委員会、そして会場に集まっている全ての皆さんの思いが今日のステージになったのです。
来場してくれた皆さんは、今日のステージから勇気と元気を受け取ってくれたと思います。そしてそれを受け取った私達が、今度は周囲の人に勇気と元気を分け与える番なのです。被災の経験は橋本先生の歌声に更に幅を持たせてくれました。そんな素敵な和歌山巴里祭に参加できたことを心から嬉しく思っています。
そして秋には、今日の成果を和歌山市の皆さんに分け与える機会が訪れます。本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
佐野安佳里さんと中村康太さんのライブが和歌山市内のデサフィナードで行われました。今日の最終に行って来ました。東京からの便りを和歌山市に運んでくれました。今まで以上に力強さを感じるステージで、演出や立ち振る舞いに成長を感じました。凱旋ライブの様相で、和歌山市のファンの皆さんは、毎年のこの機会を楽しみにしています。
夏本番。二人のライブが暑い夏を熱くて涼しげな夏に変えてくれました。熱いけれども涼しい感覚。そして涼しさの中に熱さが隠れているようなライブでした。これからの活躍に期待しています。そしてアルバムを制作中で、秋、今年の10月頃には完成すると聞きました。現在、アルバム制作のためにファンの反応を確かめるためにも大阪や京都をライブで回る予定です。直接反応を確かめ、それをアルバムに活かすことを考えています。スタジオ録音のレコーディングですが、その中にライブの息吹を吹き込むようです。
アルバムが完成する熱い秋を期待しています。