活動報告・レポート
2011年6月15日(水)
被災者支援
被災者支援

和歌山県では東北からの被災者の受け入れを行っています。主に公営住宅で被災された皆さんに住んでもらっています。現在約100人の被災された皆さんが暮らしていますが、県と市町村では極力要望に応えられるような取り組みをしているところです。ただ2,000人の受け入れをすることを知事が発表していますが、和歌山県に来られたのは約100名となっています。こられた方は和歌山県出身や親戚が和歌山県にいるなど、何かの形で和歌山県とご縁のある皆さんで、全く縁がない被災者の方が来られている訳ではありません。

そして被災地の状況も落ち着いてきたことから、出入りはあるものの東北に戻り始めている方が増えているようです。被災されてからの時間の経過があり、当初と比べて和歌山県から情報を提供する分野は変化しています。当初は服や飲料水、食べ物などの要望があったのですが、現在は精神的なケアを含むものに変化しているようです。

本日は被災者の皆さんへペットを飼われていた方に対しての支援を申し入れました。ペットが行方不明になった方、或いは和歌山県に来る時に一緒に連れて来ることが出来なくて預かってもらっている方がいる場合、迷子の犬を捜すことや、和歌山県まで連れてくることなどの支援ができることを提案しました。

現時点でペットを飼われていた方の把握は出来ていませんが、聞き取りを行うことによって支援できることがあります。これからも時間の経過に応じた支援を行いたいと考えています。

笑顔研修

教師を希望している皆さんに対する笑顔研修を計画しているため、その打合せを行いました。笑顔は人と人を結びつけるために必要なものです。学校の先生と生徒の間のコミュニケーションを図るためには、先生の笑顔が素敵であって欲しいものです。

特に新任で初めて担任を持つ先生は緊張すると聞いていますから、最初は笑顔がでないと思います。その導入部分をお手伝いするのが笑顔研修なのです。

素敵な笑顔を作るための訓練や、生徒との接し方などを研修で説明することを確認しました。

防災講演会

片男波自治会館で防災講演会が開催されました。片男波自治会の防災への取り組みを学ぶために県外の団体、約30人が来てくれました。片男波自治会の防災に対する考え方、そして実際の取り組みを伝えてくれました。この自治会での取り組みを知り、研修に来てくれることは素晴らしいものです。防災活動の基本は自治会単位の共助の考え方と取り組みにあります。どれだけ行政が制度を整えても、各人の意識が低かったり、誰かが助けてくれると他人任せの姿勢があると、確実に避難することは出来ません。日頃からの意識付けと避難訓練などを徹底しておくことが防災対策の基本です。

片男波自治会では、井戸水のある場所の確認、災害要支援者の把握などに努め、対策を講じています。

カーブミラー

和歌山市内の某自治会でカーブミラー設置について協議しました。この場所は私道のため市がカーブミラーを設置してくれない場所にあります。そのため電柱に取り付けできないかの協議を行ったものです。取り付けに際しては、自治会の会員の皆さんの同意が必要となりますが、皆さんの同意が得られたため取り付けを進めることになりました。

箕面市長

大阪府箕面市の箕面市長は若手市長として活躍しています。箕面駅前の再開発の視察を兼ねて懇談の機会をいただきました。市長とは以前から交流をしてもらっているところですが、今回は箕面市のまちづくりについて学ばせていただきました。また市役所運営のしくみは参考になりました。悪い情報は市長のところに入りにくいため、判断が遅れることがあります。それを防止するため、課題となるような情報は先に専門の部門に一報を入れるしくみを取ることで、問題が大きくなる前に対策を講じられるようになっています。

その鍵を握っているのは人です。しくみが出来ても運行するのは人ですから、市長と同じ価値観を持つ人が重要です。その一人も紹介してもらい、やはり組織は人であることを再確認できました。箕面市の持つ高い潜在能力を感じることが出来ました。