今年のふれあいイベントは、大阪ドームへの野球観戦ツアーが企画されました。午前9時30分に集合、大阪に向けて出発しました。対戦カードはオリックス対巨人で、ライトスタンドでの観戦となりました。参加したのは約60人で、和歌山市内から観光バス2台を走らせました。
参加してくれた皆さんと触れ合うことが出来た機会となりました。そしてバスの中で挨拶をさせていただきました。以下は本日の挨拶に加えて、エネルギー不足についての考えをまとめてみました。
皆さんのご支援のお陰で、二期目の活動を元気にスタートさせてもらっています。来週6月14日からは6月定例会が開会となります。統一地方選後初めての定例会となりますが、ここでは震災対策やエネルギー問題、そして省エネルギーや新エネルギーの問題などが議論の壇上に上がると思います。防災対策とエネルギー、そして環境問題が和歌山県においても議論の中心となる筈です。これまでは国レベルの問題だと思っていたのですが、地方においても議論すべき身近な問題となりました。関西においては福井県にある原子力発電に電気の供給を頼っていた事実がありますが、福井県が原子力の運転再開を認めていないことから、関西全体の電気が不足する事態も考えられるようになりました。和歌山県においても15パーセントの節電要請がありますから、産業、暮らしの中で、エネルギーは作り出しているものであり有限であることを再認識することになりました。
ですから補完エネルギーとして、メガソーラーを初めとする新エネルギーの設置に動くのか、節電運動で切り抜けるのか、県として考えることが求められています。既に和歌山県でもと東日本大震災を受けて省エネルギーの検討を開始していますが、関西でも電気が不足する予想の中、省エネルギーに関して本格的な議論が必要となりました。電力不足を検討するのは石油危機の時代や、平成の初頭の関西での電力不足が議論されて以来だと思います。それ程、私達の生活は十分なエネルギーで満たされていたのですが、それが不足するかも知れない事態を迎えています。
私達の生活を守るためにも、そして地域を守るためにも、エネルギー問題について議会で議論を重ねていきますが、その中心的役割を担いたいと考えています。それをすることが私達の生活と地域を守ることになると確信していますので、皆さんと一緒にこれらの問題を考えていきます。
この夏、大阪ドームでも15パーセントの節電を実行する予定だと聞いいます。本日夏前なので節電ムードはないと思いますが、野球観戦の機会を通じて私達の生活を見直したいものです。
さて野球観戦の結果、巨人がオリックスに勝利しました。ドーム内は熱気が溢れていて、勝敗よりもライブを楽しむことが出来ました。ライブからは常に何かを学ぶことが出来ます。鳴り響く声援が選手の力になっていることが分かります。サッカーには無観衆試合がありますが、お客さんのいない中での試合は力が入らないと聞いたことがあります。野球の試合も同じで、熱気のある心からの声援があるので選手は頑張れるのです。試合後の応援団の礼儀正さにも感心しました。一緒に応援してくれたスタンドのお客さんに、深々とお礼の言葉を告げていました。試合後の気持ちの良さは応援団の清々しさにも起因しています。休日の一日をふれあいイベントの野球観戦で楽しめました。皆さんに感謝しています。