活動報告・レポート
2011年6月5日(日)
夢の実現
定期大会

某団体の定期大会が開催されたので出席させてもらいました。和歌山県選出の国会議員が顔を揃える中、総会が進みました。与野党の国会議員が挨拶をしましたが、対決姿勢の濃い火花の散る内容でした。意見の違いは指示する層の価値観の違いですから、意見を戦わせることは大いに結構だと思います。和歌山県選出の与野党の国会議員が数多く活躍してくれていることは有り難いことです。

夢の実現

白浜町長と懇談する時間かありました。白浜町から和歌山市に来ていたところ、偶然お会いすることができたのです。白浜町長とは不思議な場所で会って以降、必要な局面で出会えているのです。町長は42歳の時に病気を患ってから、それからの人生は世のため、人のために尽くそうと誓ったそうです。白浜町は和歌山県のへそに当たる地域であり、この場所を活性化させることが和歌山県を元気にすることだと強く思って、精力的な活動をしてくれています。

いくつのかの意見交換をした中で印象に残っていることを記します。

  • 夢とは透明感のあるものです。夢を思っている時は精神が透明になっているのできれいな心の持ち主になります。透明感のある心には波動が出るので、その夢は実現に向かうことになります。夢を思い描いた後は行動をすることです。波動が感じられたら行動に移せる筈です。
  • 仕事は動機まで追及することが必要です。部下や同僚が失敗した場合、怒ってはいけないのです。上司や先生は、何故そうなったのかと尋ねることをしなければなりません。そうなった理由の回答があれば、「ではどうしてそうか思ったのか」を尋ねます。その答えに対しては、また何故そう思ったのかを繰り返して尋ねていきます。そうすると相手の答えは動機まで辿り着きます。動機を答えてくれた時、それを解消させるように努めるのです。動機を消し去ることが失敗を繰り返させないために必要なことです。言い換えれば、動機を消すことが再発防止になるのです。動機を尋ねないで怒っても同じ失敗を繰り返すだけです。
    動機とは、動く機会のことです。心の中で何か動く機会があったから行動を起こしているのです。動機を消し去ることが失敗の再発防止になります。失敗の要因を知り繰り返させないためには、動機まで辿り着くことが大切なのです。
  • 一点突破で仕事は動き出します。仕事において、どうしても多くのことに挑戦する場合があります。多くの仕事を掛け持ちしていると、結局ものにならないで終わることがあります。仕事を進めるためには一点突破に集中することです。蟻の一穴とも言いますが、小さな穴を開けることが出来たら、そこから機会は訪れます。一点主義で仕事をしたいものです。
  • 宮崎駿監督の映画に「千と千尋の神隠し」という名作があります。どの作品も名作なのですが、この映画の世界観は凄いものがあると聞きました。千尋とは千のことを尋ねることを表しています。人にとって疑問点を尋ねることが大事で、尋ねることをしないと数字の奴隷になります。数字だけを追い求めていると人としての主体を無くします。主体を無くすということは心の無い状態ですから、数字と心にあることを人に尋ねるという行為の両方が必要なのです。
    千ではなくて千尋でありたいものです。
  • 世の中は循環しています。人が意図的に何かを止めてしまうと、澱んでしまい仕事は止まります。お金を自分だけのものにしようとすると、その人の元にお金は入ってこなくなります。循環を止めているからです。仕事の成果を自分だけのものにしようとすると、仕事は回ってこなくなります。仕事を循環させないからです。このようにお金でも仕事でも循環させることです。入り口と出口の両方がないと循環は止まってしまいます。常に循環させること。止まった水は澱みますし、止まっていると仕事は前に進まなくなります。そしてお金を自分のところで止めているとお金は入ってこなくなります。極めて精度の高い世の中の法則です。
  • 世の中は陰と陽が一体になっているのです。二つを組み合わせることで物事は上手く行きます。和歌山県の場合、和歌山市を初めとする北の地域が陽で、熊野を中心とする南の地域が陰となっています。紀伊半島の北と南を行き来させることで陰と陽が交わります。観光でも地域間交流でも両方の地域を意識する必要があるのです。
    同じように高野山は知であり熊野は心です。高野山と熊野古道を初めとする和歌山県が誇る参詣道は、広域的に世界文化遺産に指定されていますが、その一つの理由がここにあるのです。陰と陽、そして知と心。私達が必要としているものが和歌山県に備わっているのです。わが国の歴史上、転換期に入ると熊野が登場します。動乱の平安時代、明治維新の時代です。そして熊野が登場するのは、今回が三度目の登場となります。時代の転換期に入っていることを示しています。和歌山県として歴史上の役割を果たす時期になっているのです。