活動報告・レポート
2011年5月29日(日)
台風接近
台風接近

今年最初の台風が紀伊半島に接近しています。一部の警報が発令されているように、災害への備えをしています。土嚢があることの確認や、浸水に備えた話し合いも行いました。浸水の危険予測は、昨年、大雨で床下浸水があった経験を踏まえて対応したものです。話し合いをして必要なものを備えておく、または所在を確認しておくだけでも今までよりも前進です。

そして透析患者さんの避難に関しての相談も受けました。同じ自治会内に透析患者さんがいるのですが、避難指定場所に行っても医療行為ができないので避難場所を再検討して欲しいというものでした。この地域では、津波に備えての非難場所は秋葉山公園になっていますが、そこに透析患者さんを非難してもらっても、非難してからの医療行為ができないのです。和歌川地域でも同じことを思ったのですが、医療を受けている方は、医療を受けられる避難場所に逃げなければ、生命の安全を確保できないのです。

台風や津波に備えて現在の避難場所を見直していますが、災害弱者と言われている皆さんの避難場所について再検討が必要です。現在、市町村で災害時の避難場所の見直し作業が始まっています。その中に各地域で避難場所として指定して欲しい場所や施設を全て洗い出したいものです。指定出来るか出来ないかは当該建物の持ち主の意向にもよりますが、民間のビルや施設なども避難場所として適しているものがあれば、ぜひ賛同して欲しいものです。

また和田川の新しく建設している橋付近に土嚢を積んでいたため、水が堰き止められ地域内に流れ出しました。土嚢を積んだままにして川の流れを止めている状態で放置していたのは問題です。台風接近は分かっていたことですが、事前に撤去しておくなどの対応が必要でした。災害は同じ状況で起きることはありませんが、経験則から予め備えておくことは出来ます。東南海・南海地震に備えるためにも、一つひとつの台風への備えを万全にしておきたいものです。

フェルマータ5周年

地域で愛され続けているフェルマータが5周年を迎えました。地元の皆さんに音楽を楽しんでもらえる空間を設立してから5年が経過し、皆さんと共にお祝いする会が開かれました。主催者の中居さんご夫婦が私たちを迎えてくれました。中居さんの奥さんは、若い頃歌手をしていたのですが、夢の途中で美容師の資格を取り、結婚を機に和歌山市にきています。そして美容室を経営する傍ら、音楽を皆さんと共に楽しみたいと思い、5年前からフェルマータを開いたのです。

お祝いに集まったのは70人。照れ屋の中居さんのご主人さんと一緒に開会の挨拶をさせてもらいました。挨拶の要旨は次の通りです。

和歌山市を音楽で元気にするためにフェルマータの存在はあります。昭和から平成の時代の歌をみんなで楽しめるように素敵な集いの場所を設けてくれていることは、私達にとっては嬉しいことです。音楽を通じて和歌山市を元気にしようと活動している仲間がいるように、音楽は私達の心を元気にしてくれますし、明日に立ち向かう勇気も与えてくれます。そして何よりも多くの方との出会いがあり、そこから人間関係を発展させてくれます。

フェルマータで知り合った私達が5周年をお祝いできることは嬉しいことですし、この先10周年も20周年も一緒に迎えたいと思います。

本日は5周年記念にお越しいただきありがとうございます。そしてフェルマータさん、おめでとうございます。

この後、式典は進んで行き、約3時間に亘ってミニコンサートとお客さんの歌を楽しみました。不思議なことですが、お客さん同士でも同じお店で一緒に会うことはありません。

このように70人も一堂に会する機会はこれまではありませんし、これからもないと思います。この限られた3時間が限りなく愛しいものに感じられました。同じ空間を楽しんでいる私達ですが、再び全員が顔を揃えることはないのです。今を楽しむことが大切なことであり、今を楽しむことの連続が一日を作っているのです。台風到来の中でしたが、素敵な出会いが演出された式典になりました。中居さん、5周年おめでとうございました。次回はお店で会いたいと思います。