活動報告・レポート
2011年5月28日(土)
AIEL総会
美容師さん

話していて楽しい女性美容師がいます。今日はカットをしながら話を聞かせてもらいました。

  • 自分のコップを満たさないと相手のコップを満たすことができないこと。人助けは大切ですが、それをしようと思えば自分を高めておく必要があります。自分のコップに水が入っていないのに相手に水を分け与えることは出来ないのです。水が欲しい人に水を与えるためには、自分のコップに水を溜めるようにしなければなりません。水を溜めることは大変です。働いてお金をためること。常に勉強をすること。社会から信頼を得られる行動をすること、などが必要だからです。自分のコップから水が溢れる位になった時、初めて相手に水を分けられるのです。
  • 困っている人に魚を与えてはいけないこと。困っている人から頼まれてお金を貸すことがあります。この美容師さんも何度かお金を関した経験があります。しかし頼みに来る時は丁寧なのに、結果としてお金を返しに来た人はいないのです。つまり困っている人にお金を貸しても堕落するばかりで、そこから立ち直ることはないのです。食べることに困っている人に魚を分け与えても、食べてしまったらその恩を忘れてしまいます。恩を忘れる人は最低ですが、魚を与えても仕方なのです。逆に魚を与え続けると、困っている人は良心を無くしてしまいます。最初は感謝していた人が、もらって当たり前だと思うようになるからです。恩を恩と感じない人は、この先何をしても駄目です。魚を与えることをしてはならないのです。
    知人からお金を借りて返さない人がいることは、真面目に働いている人からするとあり得ないことです。お金を借りて返さない人は、信頼という社会で生きて行く上で最も大切なものを失うことになります。美容師さんは騙されても貸した方なので店舗を持ってお客さんに囲まれて仕事をしています。借りた方は誰からも相手にされないで、それどころか他人の視線を意識した生活をしているようです。まちで会った時は、逃げるような行動をするようです。借りたお金は返すのが当たり前のことです。当たり前のことをしない人は、信頼を無くすのは当然のことです。
  • 運は人が運んでくれるものであって、自分だけで掴めるものではないのです。運とはそれを運ぶ人がいるのです。人から信頼されている人は運に恵まれますが、信頼の無い人は運を得ることは出来ません。これは自然の法則で、人を介するほど運は大きくなるのです。しかしその運を運んでいる途中で相手からの信頼を無くしてしまうと、運は自分に届けられません。常に感謝とご恩を忘れないようにしていることで運は、自分のところに届けられるのです。

カットしている間に素敵な三つの話を聞かせてもらいました。今日のこの時間、確かに運が運ばれました。

難病患者の会

難病で苦しんでいる皆さんの会に参加しました。ここで疾病に苦しんでいる現状を聞かせてもらいました。疾病苦しみ、そして経済的負担で苦しんでいます。治る病気であれば苦しみも経済的負担も一過性で済みますが、難病の場合は余程のことが無い限り一生、治療と苦しみ、そして経済的負担が続くのです。先の見えない不安が、更に病気と戦う人の不安を増大させています。不安を取り除き、安心して治療に専念できる環境を整えるのが福祉行政です。先の不安を増大させるようでは福祉行政とは言えません。

今日の声を聞いて、国や地方自治体の難病対策の不十分さを感じました。直接、話を聞いていると思いますが、改善されていない理由は、「予算がない」という一言です。予算が無いから難病対策が出来ないのは逃げ口実です。このことについては過去からの経緯を時間に調査を行い、県に提言をしたいと考えています。

AIEL総会

ビッグ愛会議室において、小学校への英語教育指導を普及させるためのNPO法人、AIELの総会が開催されました。平成21年度から平成23年度の三ヵ年、和歌山市内の小学校3校で実施しているものです。小学校への英語教育が取り入れられる前から先生に英語授業の進め方を指導している取り組みは、既に成果をあげています。「英語授業に際して自信がついた」ことや「教材作成もあったことから授業に取り入れられた」などの意見も聞いています。本年度も、小学校の英語教育推進を重点にした活動計画、予算案などが承認されました。

主体となっている理事の皆さんからは「やったーという感じがあります。これだけやり遂げられて充実感を持って仕事が出来ています」という感想を聞かせてもらいました。充実感を持って仕事が出来ていることは幸せなことです。そして小学校の英語教育という初めて導入されるものに関われているという使命感からきている充実感だと思います。実際、メンバーは先生への指導や研修会、教材作りに際して、寝る時間を惜しんで製作していたことを知っています。英語教育が本職であっても、英語を主としていない小学校の先生に対する英語教育の進め方を指導するのですから、前例のない大きなチャレンジをしています。前に向かって道を切り開いている姿は輝いています。

和歌山市内の小学校英語教育の質は高いと、メーカーから参加していた方が話してくれたように、誇れる内容の取り組みをしています。この活動を途切れさせること無く、教材開発や授業の進め方のノウハウの活用を継続させたいものです。この分野に関わる人材も育っていますし、この経験を活かすことが和歌山市内の小学校における英語教育のこれからの道を示すものです。

総会に参加させてもらって皆さんの達成感を一緒に感じることが出来ました。この後は、実際の小学校の英語授業を見させてもらおうと考えています。

懇親会

夜は懇親会に参加しました。某組織のオーナー会で、和歌山県のこれからを話し合いました。皆さんとも熱心な方ばかりで、和歌山県内の課題を知り解決に向かわせるための勉強会を開催して欲しいと要望をいただきました。

防災対策、ネルギー問題、和歌山市行政のあり方など、熱い議論を交わして夜は更けていきました。