社会奉仕活動として昼間の時間を活用して献血活動のお手伝いをしました。自身は400ミリリットルの献血を行い、またライオンズクラブのメンバーと共にPR活動をしてきました。今回は地元テレビ局が緊急雇用対策として献血活動のお手伝いをする仕事を請け負っていて、その4人が手伝ってくれていました。
社会で誰かの役に立つこと、それが人として大切なことです。社会で生きて行くためには、協働で仕事ができるメンバーが必要です。献血活動を通じて少しでも社会に貢献できていることを参加して皆さんと感じあいました。
Hさんとの話です。仕事の価値とは経済的価値であると話してくれました。人が動くと費用が発生しています。調査費、交通費、食事代、資料費、そして消耗品費などが代表的なものです。それらを全て合わせた価値がその人の経済的価値なのです。そしてそれは実労働時間で計れないものです。つまりその分野で能力の高い人であれば1時間で解決できる問題でも、その分野に精通していない人が関わると一週間あったとしても成果はありません。この場合、1時間の価値が一週間の価値を上回ることになります。
専門家の1時間の価値は、そうでない人がその問題に要する日数よりも経済的価値は高いのです。つまり報酬は高いということです。弁護士の相談費用は人や地域によって異なりますが1時間で約1万円です。相談を受ける1時間は、司法試験や司法修習の時代、そして弁護士としての経験などに費やした時間、もっと言えば子どもの頃からの法曹を目指した勉強時間の塊ですから、経済的価値が高いのは当然のことです。
それのことに対して値段が高いという人は、経済的価値が分かっていないレベルにあると言えます。そして経済的価値を分かっていない人は、自分で調査や動くことをしないで平気で経済的価値のある人に問題への対処の依頼をすることがあります。相手が持っている人脈や人生のそれまでの時間を平気で利用しようとするのです。簡単に経済的価値のある人に依頼をする人の特長は依頼内容が全て口頭で、説明資料やそれを裏付ける資料が整っていないのです。それが事実である証拠や、何故上手く進展していないのかの事情が分からない状態で依頼をしてくるのです。口頭で説明を受けも信頼性に欠けますから、その問題に対して真剣な取り組みが出来ないのです。多くの場合、相手と折衝した時に、口頭での説明の中に嘘が混じっていることを知ることになります。
ですから依頼を受ける場合の基準は、経緯が分かる資料、事実を裏付けになる資料があること。そして資料は契約書や領収書など出典が明らかなもの。そして紹介者やその仕事の元の人物が誰なのかが重要となります。
弁護士に相談する場合、請求書や契約書は原本が求められますし、基準や条文に適合するような資料の提出が求められます。それが示されないと、危なくて仕方ないので動けないのです。
実態のないものに価値があるように見せて人を動かすような詐欺行為が横行しています。経済的価値感を有しているHさんは、自分が動くために必要な費用基準を持っています。つまり仕事の着手金、成功報酬を明確にして相手に伝えているのです。相手の話が詐欺話でなく本気であれば、相手が動いてくれることによって得られる経済的価値に対する対価を支払いするのです。何も支払わないで成果を得ようとする話は要注意です。
Kさんと打合せを行いました。Kさんの仕事は各分野で活動している方々を仕事内容に応じて引き合わせて、その成果を社会で活かそうとするものです。今までの多くの事例を話してもらいました。事業や企画が成功する秘訣は、何といっても人にあります。信頼できる人を集めることが事業を成功に導く秘訣なのです。何故なら、お互いを信頼しているので仕事のある部分を任せることができます。もし一人の人に何らかの疑惑が生じたら、もうチームは成り立ちません。信頼できない人が存在していることで事業全体に悪影響を与えるのです。腐ったリンゴを新鮮なリンゴに戻すことが出来ないので、リンゴを食べたかったら交換する以外にないように、もしチームに信頼できない人がいたら追放する以外にないです。
ですから、人にとって何よりも大切なことは信頼です。これを無くすことは社会で存在できなくなるのです。信頼を裏切る人がいると、誰かが被害を受けているのです。 詰まるところ仕事とは、信頼を積み上げて行くことの繰り返しなのです。