四日間に亘った臨時議会も最終日を迎えました。議会開会前には意見書の内容の調整などを行い、議会運営委員会に臨みました。今回提出された政府に対する意見書は次の通りです。
- 津波対策の推進に関する法律案の早期成立を求める意見書
- 大規模地震にかかる防災・減災対策等を求める意見書
- 介護施設の復旧等に配慮した地震津波関連法の制定を求める意見書
- 公立学校施設における防災機能の整備の推進を求める意見書
- 平成23年東北地方太平洋沖地震に関する決議
- 大規模地震における防災・減災に関する決議
以上4つの意見書案と2つの決議案が提出されました。改新クラブとして災害対策の早期実現が必要であると考え、全てに賛成することにしました。
本会議では、議案、人事案件。意見書、決議の全てが可決され閉会しました。四日間の臨時議会でしたが、新しい議員による運営も形になり、次の6月定例会に備えることができました。
また常任委員会、特別委員会の所属も決定しました。私は文教委員会と東南海・南海地震等特別委員会に所属して活動をすることになりました。そして東南海・南海地震等特別委員会では副委員長に指名されました。重責を担うことになりますが、全力を挙げて活動をしたいと考えています。副委員長としての挨拶は次の通りです。
今回は防災に関して、東南海・南海地震等特別委員会という目的を明確にした新しい委員会が誕生しました。目的が明確化されたことで議論、審議が尽くし易くなると思いますので、和歌山県の防災対策のために皆さんと一緒に重責を担いたいと考えています。委員長と共に最大限の取り組みを行いますので、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
議会終了後、和歌山市料理飲食業組合通常総会が開催されました。来賓としてお招きをいただき参加させてもらいました。挨拶の主旨は次の通りです。
こんにちは。今回も御組合の総会にお招きをいただき感謝しています。
本日で臨時議会が終了しましたが、早速、議会での仕事をさせてもらっています。この4年間、皆さんと一緒に活動ができることを楽しみにしています。
さて3月11日、日本の置かれた状況が一変しました。言うまでも無く東日本震災によって私達の価値観が変わりました。生命を大切にすること、安全確保が何よりも大切なことを改めて認識させられました。和歌山県においても東南海・南海地震の到来が心配されているように、今から対策を講じる必要があり、議論を尽くしているところです。そして被災者や避難所の様子を聞くことがあります。避難所生活で苦しいのは、プライバシーが守られないことと満足できる食事が食べられないことだと聞きました。パンや定型的な食事をとっていると不満が溜まってくるそうです。毎日、三食ともパンだと健康面でも精神面でも厳しいものがあり、ストレスが発生するようです。そんな中、和歌山県で暮らしている私達は、和歌山県の恵まれた素材を元にした食事を食べることが出来ますし、勝れた素材を料理して提供してくれる料理人の皆さんがいます。健康と明日への活力のための素晴らしい食環境が整っていることに感謝しています。
私達の生活と健康を支えてくれているのが食事であることを再認識し、和歌山県の恵まれた食生活に感謝しています。ただ本年度の活動で残念なことがあります。いつも行っていた食の祭典への参加や研修旅行ですが、今回の震災の影響を受けて中止しています。再開の目処が立ちましたら、活動方針に組み入れて対応したいと考えていますが、当面の活動は自粛していることをお伝えさせてもらいます。
本年度もご参加している組合の皆さんと一緒に活動が出来ることに感謝し、本日のご盛会をお祝いして挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
夕方からは懇親会に参加、その後、和歌浦振興に関わる協議ために次の会場に移動しました。懇親会では統一地方選の総括とこれからの取り組みについて話し合い、和歌浦振興に関しては、妹背山を中心とした振興策を講じるためには、和歌の浦顕彰会の活動が不可欠であり、この活動を守るために必要なこと、人物について協議しました。
- 和歌山県での二順目国体開催に関して、乗馬競技は和歌山県内ではなくて、兵庫県三木市で開催する方向で進められていると聞きました。スポーツ振興のための国体開催ですから、出来たら県内で競技をしたいものですし、地域振興や経済活性のためにも県内開催が好ましいと考えています。乗馬の会場に関して協議を行い、対応策を考えています。
- 災害発生時の福祉避難所や避難に関する協定について話し合いました。協定書案を確認するなど対応を進めています。
- 和歌川沿いの堤防の高さについて協議しました。ある地域で古い堤防が残っている箇所に関して、平成23年度内に設計、工事、竣工させることを確認しました。地域の皆さんの安全と安心のために早期着工と年度内竣工を要望しています。