本日の議会では議長と副議長と議会運営委員会委員の選出も行われました。私は改新クラブから議会運営委員となり、この一年間、会派を代表して議会運営の議論を行うことになります。
和歌山市内に大日様が祭られています。選挙の当選のお礼参りに行ってきました。お礼参りとは、願いが成就した時にお礼に行くことを指している言葉です。お礼参りを欠かしてはいけませんから、結果をいただいたことに対して感謝の気持ちを伝えました。その昔、縁の行者が修行した修験道もあり、そこに向かってお礼の気持ちを伝えました。遠い昔から今につながる不思議な空間がそこにあります。
ある経営者から次のような意見を伺いました。商売とは不思議なもので、高い利益を求めると短期的には良くても直ぐに事業が行き詰ります。それよりもお客さんとの信頼関係を大切にして、利益が少なくてもお客さんを大切にすることで事業が長続きするそうです。派手なことをして短期的に成功を収めたかのように見えても、それは直ちに破綻します。小さなことを継続することが事業を成功させるために必要なことなのです。勢いよく燃える火は消えるのも早いのですが、とろ火は長く燃え続け人の心を安心に導いてくれます。経営者としては信頼を大切にして事業展開をしたいものです。
料理店のオーナーシェフの話です。お客さんから注文をいただくと料理に合わせて時間を掛けて料理を作ります。じっくりと料理をすることでお客さんに喜んでもらえる料理が提供できるのです。時には急いでいるお客さんがいるので、どうしてもと言う場合は早く作りますが、その場合、料理人として100の料理を提供したいのですが、仕上がりが追及しているレベルと少しずれることがあります。その違いはお客さんには分からないと思いますが、料理人は当然分かりますし許せないことなのです。ですからプロとして満足できるレベルの料理を提供するために、お客さんにはゆっくりと料理の時間を楽しんで下さいと断りを入れています。その少しの違いをお客さんが分からないからと言って提供していると、やがて周囲の方に知れ渡ることになります。そうなるとお店は終わりです。
仕事は信頼関係で成り立っています。それを失くすと誰も相手にしてくれなくなりますから、商売をしている人にとって何よりも信頼は大切なのです。
ある会社に勤めている人がいました。その人はとても厳しい上司に仕えていたため、もっと楽な会社に移りたいと思っていたのです。ある日、同業種の会社の人材募集があり応募したところ採用が決定したのです。厳しい上司と仕事をするのを避けるため、会社を移籍することになりました。そして移った先の会社の上司は、何も仕事をしないルーズな人でした。その人は、最初は楽で良いと思っていたのですが、その内、暇で仕方ないようになっていきました。そして何の指示も無い上司が無能だと思うようになり、その会社も辞めることになりました。
つまり厳しい出来事に遭遇した時、辞めたいと思ってもその壁を乗り越えてから辞めなければなりません。負け犬で会社を辞めると、その次は今までより下のレベルの仕事が待っているだけなのです。負け犬になった後の仕事は、それ以前よりもレベルが落ちているのです。対して、壁を乗り越えて会社を辞めた場合は高いレベルで退社していますから、その次の仕事は、より高いレベルのものになります。同じ会社を辞めるにしても、辞め方によってその次の人生は変わってしまいます。
自分と周囲のことを考えたら、負け犬の人生ではなくて高いレベルの人生を選択したいものです。
- 市内の道路の危険箇所の点検を行いました。事故多発地域にカーブミラーの設置の必要性を感じました。合計三箇所の道路に対してカーブミラー設置を検討しています。
- ある駄菓子屋さんが小中学生で賑わっていました。聞いたところ、昨日、店主は子どもさんの家に行って宿泊していたため駄菓子屋さんを閉めていたのです。今日、午後から帰ったところ、子ども達が待っていたのでシャツターを開けてお店を開きました。地元の子ども達が集まって賑わった光景を作り出していました。久し振りに見た心温まる光景でした。
- 原子力発電所と火力発電所に関する問い合わせがあり対応しました。東日本大震災の被害の影響を受けて、どう対処すべきなのかというものです。エネルギー政策は国策であり地方議員としては答えられるレベルではありません。ただ文明の恩恵を受けて生活をしている私達ですから、その恵みを受けている背景を理解する必要があります。現代文明を拒否する勇気がある人であれば、それに対応する生活は可能だと思いますが、これから代替エネルギーに向かうにしても、早急に全てを入れ替える訳にはならないのです。