和歌山県内で話をさせてもらっている、どの地域でも経済が疲弊している状態が続いていると聞いています。本日は白浜町を訪ねましたが、直接「地域は疲弊している」と話を伺いました。白浜町にも県外資本が進出していて、それがなければ観光地として成り立たない状態にあるようです。和歌山県が誇る観光地の白浜町でもそんな状態ですから、統計には表れないところで、県内の観光地は厳しい状態が続いていると思います。
白浜町の状態を一言で表現すると、「明日に希望が見えない」ことになっているようです。
2015年、つまり4年先には国体が和歌山県で開催されることから、白浜町も活性化が図れると思っていましたが、4年も待てない状況にあると聞きました。今直ぐ、希望の持てる政策を実行しないことには、経済的にも厳しいことになるようです。
観光地として栄えている白浜町が疲弊していると聞いて、実はかなり驚きました。統計上では、大型連休人手では白浜町は増加しています。東北や関東への観光客が減少していることやパンダの赤ちゃんが誕生したことに起因していると思いますが、観光客が増加しても地域の活性化には程遠い状態なのです。
出来ることなら、平成23年中に白浜町が希望を持てる政策を発表して、それに向けた活動を実行していくことが必要なのです。白浜町を観光と防災の観点から活性化する案を提言しました。これでお客さんを集客できなければ、もう他に手段が無いという提言をしました。そして政策実現に向けて、加速度を持って実現に向けたいと考えています。今から計画を練って和歌山県国体を終える5年先に、何か出来ていたら良いというものを望んでいないのです。そうかと言って活性化になるような具体案はありませんから、今日のヒアリングの結果に基づいた計画案をお示ししたいと考えています。話し合いの中で方向性が見えたので、こちら側で具体化させるように活動したいと考えています。地域からの要請を受けて、皆さんの意見に即した政策を提言、実行に移したいと考えています。
白浜町にはたくさんの観光に関する売り物がありますが、白浜町の売り物の一つに加えられるような実のある提言をしました。
観光のお客さんに楽しんでもらえて、地域にとって誇りとなるものであり、そして反対の声がないような計画が必要です。人材がここから去って行くが問題なのではなくて、後につながるような取り組みになっていないことが問題なのです。
和歌山県が観光地として地位を取り戻すための提言をしていきます。
夜は皆さんとの懇談会に出席しました。選挙から早いもので一ヶ月が経過しました。そして今日が素敵な懇談会になったのは、県内の地方自治体である白浜町が地域活動に熱心だったからです。このままでは地域経済が何ともならないと感じているので、まちづくりの基礎を今年に賭けているような感じがあります。
これからも一緒なって地域内で伸びて行けるような活動を心掛けています。4年後を目指して、みんなで飛躍することを誓い合って懇談会を終えました。参加してくれた皆さんに感謝しています。それぞれの夢に向かって突き進みましょう。
- 東日本大震災被災地の工場を再生するに際して、条件がありますが和歌山県が受け入れ態勢を整えています。和歌山県で働いてもらって定住してくれることを望んでいますが、定住にならなくても県誘致の活用に関して全力を掲げたいと考えています。
- 雇用をした場合の和歌山県の事業資金支援制度について確認しました。幼稚園と小学校低学年の保護者の意見を取り入れながら事業計画を進めたいと考えています。
- 白浜空港にあるバラ園について協議しました。今でもブルガリアローズが植えられているなど、観光地としての役割を果たしている旧白浜空港跡地のバラ園です。活用を図ることが白浜町の活性化につながると考えています。地元からの名産品販売に加えて、北海道や東北まで物資を届けることによって支援をしたいと考えています。