活動報告・レポート
2011年5月10日(火)
利益衡量
訪問活動

県政報告のため皆さんのところを訪問しました。紀の川市、粉河町、かつらぎ町、そして橋本市まで移動して挨拶をさせてもらいました。和歌山市以外の皆さんにも激励をいただき選挙戦を戦いましたから、県政に向けての報告をさせてもらいました。私の場合、県議会の選挙区は和歌山市ですが、県全体の課題に取り組むことも可能ですから選挙区外を訪問することも意味があることです。来週は紀伊半島の南側を周る予定ですので、和歌山県下の状況を把握したいと考えています。

利益衡量

自分が交友している周囲の皆さんの利益と、地域社会全体としての利益が相反する場合があります。どちらかと言うと交友関係のある方の利益を優先したいと思うのが常です。ところがそれを優先させてしまうと、地域社会が不利益を被ることもあるのです。ここで言う地域社会とは、積極的に地域貢献に関わっている人の活動を阻害する可能性があるということです。つまり地域社会にはルールがあります。このルールは当該地域で生活している全ての人が気持ち良く過ごせるようにお互いが決めているルールです。例えば、自治会の決め事や学校と地域の関わりなどが挙げられます。関係者で話し合って決定した決め事もありますし、地域の慣習に基づいた決まり事もあります。一人の人がそれを破ると、ルールを守っている人が不快を感じたり、ルールに従うのは馬鹿らしいと思うことになります。正直者が馬鹿を見ると感じるようになると、多くの人が信頼関係に基づいて暗黙の内にルールに従い運営されている地域社会は成り立たなくなります。

その中に、交友関係を保っている個人の利益を優先させるような働き掛けをした場合、地域社会が不満に感じることがあるのです。それが続くと地域社会から活力が失われることも体験してきました。ですから相反する利益がある場合、利益考衡に基づいて判断すべきなのです。その場合、一般的には社会全体に及ぼす影響が大きい利益を優先させることになります。つまり地域社会のルールにそぐわない個人の利益は消えることになります。

それで地域社会の安定が図れるのであれば、個人はそれに従うべきなのです。地域社会で生きている限りルールは必要であり、特定の個人が常に不利益を受けるとは限らないからです。

客観的に観て誰もが正当と思うような大きな社会の利益と、特定の人、または団体だけが受ける利益のどちらかを選択しなければならない時は、社会全体で守るべき利益を優先させるべきです。ただ勝れた価値観や何としても守るべき理由があれば、それを斟酌して利益を量ることになります。それでも社会全体を優先する優位性は動かない場合があります。最終はその判断に納得してもらいたいと思うのですが、人間は感情の生き物です。人間関係に基づく対応が納得できる鍵を握っているのです。

人の厳しい局面に遭遇して、それを乗り越えることで成長できるのです。

PTA本部役員会

和歌山県立S高校のPTA本部役員会が開催されたので出席しました。平成23年度PTA本部総会や役員案を決定するためです。新年度の本部役員として参画することになりました。皆さんと共に学校を盛り上げたいと考えています。

その他
  • 道路拡幅に伴う道路の景観に関する打ち合わせを実施。形状や色などを建物や道路状況に応じて対応してもらえるように依頼しました。
  • 県道に亀裂が入っている箇所の修繕について協議をしました。現地の確認を行い対応することにしています。
  • 県内に進出を計画している某企業に関して状況を確認しました。進出に関する動きが止まっているので心配していましたが、窓口となる会社が変更しただけで計画に変更が無いことを確かめました。和歌山県活性化のために企業進出は大歓迎です。
  • 病院の医療に関して確認しました。病院で手術をして入院している患者さんが、リハビリ段階になると入院の期間にもよりますが退院を勧められます。これはリハビリ期間に入ると病室で寝ているよりも、日常生活に馴染むことでリハビリを兼ねた健康維持に資することも要因です。健康な人でも長期間寝ていると足の筋力が弱ってきます。そうならないためにも病状を見ながら退院を勧められることがあります。お医者さんは患者さんのことを思って対応しています。十分なヒアリングをして信頼関係を保ちながら治療を続け欲しいとお願いしました。