この国を誇りのある国として伝えるために必要なことを話し合いました。まずわが国固有の領土を守れないようでは存続できないことを確認しました。尖閣諸島や北方領土を歴史的観点から、わが国の領土であることを国際社会に主張したいところです。近隣の国が、自国の領土であるとしている態度には断固として強い態度で対応すべきです。自国の領土守れない、守らないようでは、独立国家とは呼べません。
懇談の相手からは、最近は日本を守るという姿勢に欠けていることの指摘がありました。ある若い人が「もし外国から日本が攻められた場合、どうするのか」との質問に対して、「手を挙げて降参する」と答えたことを事例に出して、国を守るために戦う意欲がない国民が増えると、存続の危険性が高まっていることを危惧していました。どの国でも、自国が侵略の危機に直面した場合、守るために戦うと思います。これは戦争を肯定する話ではなくて、私達は何者なのか、どの場所で人権が守られているのか、歴史の中のどこに存在しているのかなどを考えると、国を守ることは当然の帰結です。
もし侵略された場合、領土を放棄して降参すると答える国があるとしたら、これからは世界地図から消え去ります。私達がこの国で生まれ、この国で暮らしている事実は、事実として存在しています。自分を否定するような答えや態度を取るべきではありません。
懇談相手の一人は「私の子どもに同じような質問をしました。大学生になった子どもは、自分でこの国を守るために戦うと答えた」と話してくれました。そして「国を愛する気持ちを持った子どもを育てたことに誇りを持っています」と答えてくれました。
如何でしょうか。国の存在価値とは私達国民の世界の中での存在価値でもあるのです。自己を肯定することが生きることです。日本国籍を持った人は日本人の親から、または国で生まれている。これは否定のしようがない事実です。世界中から日本の実力が試されています。日本の実力が計られているのです。世界に向けて未来も世界の中心の中で存在していることを示したいものです。
もし日本が存在しなくなれば、日本人はどこに行くのか。考えたら怖くなります。そんな事態を招いてはならないのです。
森久美子先生が主宰しているフラメンコの某クラスの練習日でした。練習の合間にお邪魔して県政報告をさせてもらいました。森先生からは、東日本大震災から立ち直るため日本としての実力が試されている時期が今であること。新しい日本を築くためには、新しい日本を作ることに対して私達が関心を持つことから始めたいこと。そして和歌山県においては私達の意見を直接聞いてくれる議員との連携を求めたいことの紹介をしてもらいました。日本がこれまで頑張って来たけれど、この程度と評価される国で終わるのか、それとも日本は素晴らしい国だと世界中から評価をいただくのか、私達の取り組みに掛かっています。当然、日本はこれまでも素晴らしい国であり、これから素晴らしい国であることを世界に認めさせる力を発揮する時期なのです。
政府や官僚がするのではなくて、私達の力と思いを結集させることで、その評価に到達します。直接復興に携わることでなくて良いのです。フラメンコを通じて勇気と元気を与えることも日本として大切なことです。和歌山県が経済的にも地域においても元気になることで日本の底力を拡大することになります。東北地方の問題ではなくて、オール日本として世界に日本を相手に認めさせる意気込みを持った活動をそれぞれの得意分野で実践したいものです。