活動報告・レポート
2011年5月8日(日)
自治会懇親会

宮地区連合自治会の懇親会が開催されました。宮地区の各自治会の三役が集まっての年に一度の懇親会です。参加した役員の皆さんと懇親を深められた機会となりました。自治会としての課題はあるものの全員で解決するための協力をしていこうという話もありました。例えば防災への備えと災害発生時の避難など、自治会として備えておくべきことに関して、連合自治会として対応を考えることや防災研修会を開催することがあります。来年度の研修会においては、防災施設や先進地研修会を行うことも案として提案されました。

自分達の地域のことは自分達で守ること、これが共助の基本です。そのためには自治会役員同士の意思疎通とコミュニケーションが不可欠です。今回の懇親会ではコミュニケーションを図ることが出来ました。

そのひとつとして、地域内にある福祉施設と単位自治会が防災に関する意見交換や協定を結び、地域の安全性を高めることがあります。数人の自治会長と話をしたところ、実現に向けて取り組みたい意向を感じ取りました。これらの協定を推進していきたいと考えています。幸い宮地区内には防災を地域と共に取り組みたいとする福祉施設がありますから、和歌山市内の先進地となりたいと考えています。

また宮地区内には素晴らしい活動を実施している自治会がたくさんあります。全てを紹介することはできませんが、その中の幾つかを紹介します。

有家西自治会では、毎週水曜日に資源ごみの回収を行っています。午前6時過ぎに自治会役員の皆さんが所定の回収場所に出された資源ごみの回収に走ります。新聞紙、雑誌、空き缶などが回収対象となっています。回収し始めた当初は、回収してもリサイクルできないようなものが混ざっていたようですが、最近は会員の皆さんの意識が高まり対象となるものだけを出してくれるようになっています。役員の皆さんは午前6時から8時30分頃までの時間、資源ごみの回収と分別を行い、資源ごみ回収施設に運搬しています。この処理費用がまとまると、地元宮小学校に自治会として寄付しています。環境対策と小学校の教育の分野で大きな貢献をしているのです。この取り組みは宮地区内でも拡がって欲しいものです。自治会としても役員同士の意思疎通が図れ、結束力が高まっています。

自治会内には環境担当や防災担当の役員も設置するなどして、活動の活性化を図っています。

また鳴島自治会では毎月一回の役員会を開催しています。自治会長の自宅に役員の皆さんが集まって自治会運営について協議しています。5月は地域の防災対策について真剣な議論が交わされました。私も出席させてもらいましたが、自分達の自治会の安全対策ですから自分達で対策を講じられることの意見を出し合い、また出来ない部分については行政機関との連携を課題として出していました。

自治会内の安全対策として、防犯灯を青色に変更しているのも鳴島自治会の取り組みです。夜に自治会内に入ると、ここが鳴島自治会だと直ぐに分かります。青色の防犯灯は犯罪を抑制する効果があると言われていることから、地域の安全確保のために自治会として取り組みをしています。青色が犯罪抑制する効果の科学的根拠は解明されていないようですが、取り組みを実践するところが凄いのです。良いと言われていることを率先して費用分を伴う実践をすることに意義があるのです。言うだけで結論が導かれない、または実践しない取り組みは、何もしていないのと同じです。青色防犯灯を導入している事実だけで、安全対策に熱心な自治会であるとこが分かり、防犯効果、犯罪の抑止効果があると思います。

このような取り組みをしているのが宮地区連合自治会の中の自治会なのです。水平展開をしていけば、もっと輝く地域になると確信しています。

各自治会長さんは素晴らしい方ばかりです。新任の方も積極的な考え方の持ち主ばかりで、これからの活動が楽しみです。

そんな皆さんと懇親を深められた機会をいただいたことに感謝しています。