活動報告・レポート
2011年5月6日(金)
発展している市
発展している市

岩出市、紀の川市を訪ねました。和歌山県内の中でも発展を遂げている両市ですから、ロードサイドに店舗が立ち並び、また紀の川市から泉佐野市まで抜ける道路計画があるなど期待感のある地域となっています。また岩出市は市の端から端までが約35kmのため、コンパクトで行政サービスが行き届いた市となっています。それでも行政への要求が高まっていることから仕事量は増大していると聞きました。

以前であれば地域内で解決が図れた問題でも、現在は即座に行政機関に依頼、要望があがってきます。市役所の職員さんが動くということは、それだけコストを要していることになります。つまり何でも行政機関が対応してくれると思っていると、それだけ私達のコスト負担が高くなることを知って欲しいと思います。便利、快適さを保つためにはコストが必要なのです。自分達ができることは自分達で解決を図れる地域に変貌を遂げたいものです。ずっと昔、段階の世代の皆さんの子ども時代の地域は、自分達の問題は極力行政機関に頼らないで助け合いをしていたと思います。そんな時代にあった助け合いの精神を取り戻せば良いのです。

人口が増加し上手く運営されている市であっても、行政上の問題は尽きないのです。余りに要望が高まり過ぎると首長になる人がいなくなります。経済的に自分で生きていける能力のある人は、政治家を目指すことなく実業家を目指すことや上場企業、外資系企業の役員を目指すことになります。仕事と報酬を考えるとその方が得になるからです。

首長や議員は休みがなく全ての人がお客さんですから、考えられないような問題への対応や依頼があります。それに対処することは強い精神力とコストが必要となります。人が動くと費用がかかっていることを知って欲しいものです。議員に対して思いつきで簡単に依頼をしてくる人がいますが、対応するために動くと費用が発生しているのです。ガソリン代、インターネットの費用、消耗品、そして携帯電話代や時には飲食費用、何よりも大切な時間を要しています。そして依頼に対応するためには勝れた人脈を持っていることが必要ですが、人脈をつくるのに要している、そして維持している時間とコストは相当なものです。それらを全て無料と思っているのは誤りなのです。

例えばトラブルを弁護士に依頼したら、無料で相談に乗ってくれるでしょうか。

仕事の依頼を就職斡旋の機関に依頼した場合、無料で希望する会社を紹介してくれ、誠心誠意対応してくれるでしょうか。

このような場合に代表されるように、依頼事項を無料で対応してくれる機関はありません。人に動いてもらうことは簡単ではないことを知って、自らの行動を確かめたいものです。

訪問活動

Iさんと一緒に訪問活動と意見交換をいたしました。直接話し合える機会を大切にしていますが、今日も多くの皆さんと話し合うことが出来ました。 例えば地域の安全の問題があります。通学路の中にある貴志川線の踏み切りの幅が道路と比較して狭くなっている場所があります。理由は分かりませんが、大型車の通行ができないように踏み切りの幅を狭めていると考えられます。しかし小学生が踏み切りを渡る時の危険度が増しています。踏み切りの幅を広げることでこの通学路の安全性が高められると思いますが、そこを改善することの要望がありました。

また世帯700軒もある自治会に自治会館がない地域があります。自治会会合をする場所が無く活動が停滞していました。そこで自治会費を捻出して自治会館建設に動き出しています。自治会の三役が交代してから活動が活発化しています。会長の事務所に区長、班長さんが毎日のように、立ち代り意見交換に来ていることを聞きました。活発な活動の前兆があります。自治会が元気になることで地域社会は明るくなります。この良い循環を継続してもらえるように、私達議員とも連携を保ちたいと考えています。